今年は、土用の入り以降、ずっと天候が思わしく無く、1日中からっと晴れた日が、ほとんどありませんでした。
我が家は、仕事の関係で、梅干しの土用干しは、土日にしか出来ないので、3日3晩干したいところを大抵は2日で終了してしまいます。
それなのに、今年は、2日続きの好天が全く無く、なんとか半日を2回干したものの、ザルに広げたまま、室内で放置状態になってしまいました。
昨日の日曜日は、久し振りの晴天となり、ようやく丸1日干して、土用干しの完了としました。
ところで、梅を買った時に付いて来る、梅干しの漬け方のレシピを見ると、「干した後の梅は、そのまま瓶等に入れて保存する」と書いてあります。
富山では、干した梅は、また梅汁に戻し、上に紫蘇を被せます。
全体が梅汁に浸かるまで軽い重しをし、汁が上まで上がったら、重しを外してそのまま保存します。
どうやら、富山のような漬け方は、「梅干し」では無く、「梅漬け」と言うようです。
私は、ずっとこの漬け方が、普通なのだとばかり思っていました。
常々、スーパーで売っている梅干しは、何故乾いた状態なのか不思議に思っていました。
私にとっては、この方が、梅干しも色が良くジューシーで、これ以外の漬け方は考えられません。
食べる時は、紫蘇の下から梅を取り出して小分けにして食べ、梅干し、赤紫蘇、梅汁を1年かけて平均的に食べて行きます。
やはり、子供の頃から食べ慣れた食べ方には、譲れないものがありますね。