昨日、桐朋アカデミー・オーケストラ 特別演奏会へ行ってきました。
指定席ではなかったので、いつもの3階席最前列中央の、通路側寄りに陣取りました。
ふと見ると、通路を挟んで向こう側の一列目に、譜面台が置いてあります。
係の人に訊ねると、そこへも演奏者が入るとの事。
どんな演出なのかちょっと楽しみ。
一緒に聴く予定の妹が、なかなかやって来ないので、当日券売り場にチケットを預けて再び中へ。
結局、妹は時間に間に合わず、休憩時間まで廊下で待つ事にしたのですが、駐車場が満車になってしまった関係で、間に合わなかった人が続出していたので、係の誘導で何とか入れてもらえました。
実は私は、今週一週間、ちょっと精神的にも、肉体的にも疲れがたまっていて、来るのを諦めようかとも思っていました。
同じ職場の同僚が、突然「大動脈解離」で逝ってしまったからです。
朝、一言二言、言葉を交わし、途中でも何度か電話でやり取りしていた同僚の、出先での突然の訃報で、なんだか実感が湧かないままの、慌ただしい一週間でした。
迷った末、来て本当に良かったと思います。
静かな音楽の中に身を置いていると、なんだか心が落ち着きました。
最後の「ローマの松」では、前からはオーケストラの演奏、通路を挟んで左隣からは、トランペットの力強い演奏。
自分だけの為に演奏してもらっているような錯覚を覚え、パワーを貰いました。
これからは、同僚が残してくれた、言葉の一つ一つをかみしめながら、精一杯生きていかねば・・・と思います。