今年始めてのフュージングガラス作品を作りました。
さしずめ初窯ってところでしょうか。
ずっとブルズアイばかり使っていたのですが、今回は、モレッティで作ってみました。
ガラスを始めたばかりの頃、富山ガラス工房へ来たガラス屋さんから、モレッティのミルフィオリを買ったのですが、何に使うという目的も無く、ただ綺麗だったからと買ってしまい、結局ずっと眠っていました。
同じ熱膨張率のガラスしかフュージング出来ない事も、良くわかっていなかった時の事です。
3月に「とやまグラススタジオ友の会」の作品展があるのですが、今回のテーマは、「世界の国を旅する」だそうです。
吹きガラスの人は、製作日にグループ毎に相談して国を決め、作るのですが、私はフュージングで出すので、前もって窯入れに合わせて作っておかなければなりません。
他の人となるべく被らない国にしたい所ですが、さてさて何処がいいか・・・。
最初、イメージが湧きやすいオランダでも・・・と思ったりもしましたが、前に行ったオーストリアに決めました。
オーストリアと言うと、音楽のイメージが強いのですが、私は、前にオーストリア行った時訪れた、ベェルヴェデーレ宮殿の事が忘れられません。
そのイメージで、モレッティのミルフィオリを使って作った作品が、これと、
これです。
我が家の小さな「雪ん子」で、焼成すると・・・。
おおっ。
美しい。
そうなんです。クリムトです。
これは、クリムトのイメージで作った作品なんです。
そんな風に見えますか。
早くスランピングして、お皿の形にしてみたい。
それから、富山ガラス工房の電気炉で焼成する作品も早く作らなくっちゃ。
のんびりしてる暇ないんだった。