3月にトヤマ・グラススタジオ「友の会」主催の展覧会が開催されます。
今年のテーマは、去年に引き続き、「世界の国を旅する PARTⅡ」です。
私は、インドをテーマに現在制作中です。
そこで、Aスキのせんべいに、サンドブラストで梵字を彫ってみました。
なかなかいい感じでしょ。
干支の守護梵字です。
私は未年生まれなので、大日如来が守護尊です。
これだけ彫るのに2時間かかりました。
1文字、1文字、心をこめて彫りました。
ほんの少しずつ位置と角度を変えながら、全体的に同じ位砂がかかるように、ずっと心の中で数を数えながらの作業となりました。
たった2時間の事ですが、自分にとっては、ほんの少し修行したかの様に、心が落ち着きました。
主人の話によれば、昔の仏師は、1ノミ1ノミ、手を合わせて、念仏を唱えながら仏様を彫ったのだそうです。
家にあった、紫のふくさに置いて写真を撮ってみました。
今まで、偶像崇拝に少し疑問を抱いていましたが、先日の法要の説教の際の、「念仏そのものが、仏様が姿を変えたものなのです。」という導師様の言葉が改めて思い出されました。