先日の日曜日は、キルンワーク講座継続コースの、上期最後のスランピングの窯入れの日でした。
私は、自宅の電気炉で作った、大物2点を窯入れする事にしました。
講座は午後からでしたが、加工が間に合わないといけないので、朝からガラス工房へ。
レンタル工房で、慎重に、慎重に、縁の加工をしました。
加工は苦手なのですが、今回の作品は、エッジを「きりり」としたかったので、頑張って作業しました。
その日、W杯の初日だったせいか、加工室が割と空いていたので、思い通りに作業を進める事ができました。
午後からは、裏面のサンドがけです。
マイ電気炉で作った時に、温度が高かったせいか、作品の裏面に離型紙がくっついてしまったんです。
作品が仕上がった時は、泡入れもバッチリで、「よっしゃ。」と思ったのに、うっすらと離型紙がくっついているのを発見した時は、本当に泣きそうになりました。
キルン室のテーブルに型を並べていると、先生の、「そんなには電気炉に入らないから、どちらか優先順位を決める様に・・・。」との厳しいお言葉。
今回は、キャストもパートドヴェールも窯入れの権利を放棄して、マイ電気炉で出来る部分は全て家でやって臨んだ私の気持ちは、辛くも打ち砕かれてしまいました。
とりあえずセットだけして、他の人の作品の量を見てからという事になりました。
墨流し模様の泡入れ長角皿(40cm×25cm)と、
同じく泡入れの角皿、白バージョン(30cm角)です。
2枚共、マイ電気炉には入らない大きさなんです。
型も友人からの借り物で、いずれ返却しなくちゃならないので、今の内にスランピングしておきたかったんですよね。
写真の下の方の作品は、黒バージョンも作りたいし・・・。
黒と白のセットにするつもりで、最初に黒の方を作ったんですが、泡入れを失敗したり、縁が陶板にくっついて割れてしまったりと、2回も失敗して、気持ちを切り替える為に白の方を先に作ったものです。
白は硬くて、黒は柔らかいので、温度設定が思いのほか難しいんですよね。
(まだマイ電気炉を使いこなせていないもので・・・。)
数々の苦難を乗り越えてようやく完成した作品が、窯入れ出来なかったら・・・。
なんだか泣きそう。
悶々としていると、午前、午後と、神経を張りつめて行った加工の疲れがどっと出てきてしまいました。
余った時間で、他の小さい作品の加工をちまちまやっていると、所定の時間が終了。
主人の作品は、1枚入れてもらう事が出来ましたが、私の作品はやはり入らないので、2回目の窯入れに入れてもらえる事になりました。
主人の25cm角の作品です。
1回目のスランピングの電気炉内です。
やれやれ、とりあえず2回目に入れてもらえる事になったから、良かった。
うまく行きます様に・・・。
スランピングで失敗するなんて事は、まず無いと思うのですが、今回の作品は、仕上がりを確認するまで、なんだか安心出来ません。
全てマイ電気炉で作るのがベストなんですけど、フュージングは40cm角まで可能なのですが、スランピングは、型が大きいのでちょっと無理なんですよね。
せめて30cm角のものが家で出来る様に、既成の四角い型を買った方が、いいかもね。
職場のコチョウランが咲き始めました。
お祝いに頂いたものです。
コチョウランは、寒さに弱くて、冬にやられてしまいがちで、今までうまく行った事が無かったのですが、月曜日の朝、出勤してみたら、ちょこんと咲いていました。
他の蕾も少しずつ膨らんできています。
良かった、良かった。
咲いてくれて有難う。