癒しの庭Ⅲ

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先祓舞調査初日

2007年07月14日 | Weblog
 昨年から市教委からの委嘱で、3人の委員で無形文化財の調査を行っています。  
     
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   昨年は市内のY地区とT地区の神社の先祓舞(さきばらいまい)を調査しましたが、今年は市内N地区とO地区の先祓舞の調査です。今日明日がN地区の調査です。8月15、16日がO地区稲荷神社の調査です。

   今日は早朝から地区の人総出で神社3つの草取り、掃除、注連縄(しめなわ)つくり、御輿かざりなど諸準備が行われました。

  宵祭りの子ども達(この地区では女の子には踊ることを許していない)は衣装を付けませんでした。

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   この神社(八幡社)は由緒ある神社で、238段の急な階段の上にあります。普通こうした階段は「男坂」と言い、他に遠回りですがゆっくりした坂がありそれを「女坂」と言うのですが、この神社には「女坂」はありません。
   記録によると昔はこの階段の左に「女坂」があったとあります。
   T調査員が階段を数えたら235段だったと、記録では238段です。記録後に改修があったのかもしれません。今回の調査ではこの階段を3往復しなければなりません。ダイエットに最適の調査です。

  八幡社から神様を御輿に乗せて自治会館に下ろすための奉納の舞を3曲踊りました。

 午前中の村人の方々が作業の時間に、近くの神社を教育委員会のの方も含めて4人で見て回りました。  
                  
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  近くのY地区の「熊野神社」の御神体です。
  御神体の下に文字が刻まれています。
  T調査員と一生懸命読んだのですが、よくは分かりません。

  写真にして補正をしたらどうにか読めます。

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   「佛師蔵(藤)原氏海」と見えます。3字目は藤かもしれません。

  何故に「熊野神社」の御神体は、仏師が彫ったものなのでしょうか。この像は「神像」なのでしょうか、「仏像」なのでしょうか。仏師が彫ったのですから「仏像」だと思います。とするとこの「熊野社」はもとはなんだったのでしょうか。

   どなたかご教示をお願いします ・・・