昨日は久しぶりの雨曜日でした。
ランチを注文すると,温泉の入浴料が半額となる
「四季館彩冬」へ出かけました。
「四季館彩冬」はとても素敵ななところです。
是非、上のホームページをご覧下さい。
「四季館彩冬」の帰りに、近くの産直に寄ったら
ショウブらしきものを売っていました。
とても安かったので、4株買い求めました。
和庭の池には、やはりショウブやアヤメが似合うと庭師は思っています。
泉ボタニカルガーデン 2011.7.2
アヤメもショウブも、どちらも漢字で書くと「菖蒲」と書きます。
でも、漢字は同じでも菖蒲(アヤメ)と菖蒲(ショウブ)は別物です。
さらには、菖蒲(ショウブ)と菖蒲園などで見る花菖蒲(ハナショウブ)も別物です。
それに、「いずれがあやめ、かきつばた」の杜若(カキツバタ)もあって
よく似たものが、4種類もあります。
どのようにして区別したらよいのでしょうか。
ショウブ 学名Acoraceae
一番分かりやすいのがショウブです。
他の3種(ハナショウブ、アヤメ、カキツバタ)はアヤメ目アヤメ科ですが、このショウブだけはサトイモ目ショウブ科です。ほとんど花は咲かず、ガマノホのような実を実らせます。
その葉姿がアヤメに似ていることから、昔からしばしば混同されて来ました。この植物は葉や根茎に芳香があり、端午の節句の「菖蒲湯」や、「菖蒲葺(ふ)き」、「菖蒲酒」など、古くから邪気をはらう植物として使われてきました。
川や沼などの水中に生える多年草です。各地の菖蒲園の畑で、様々のきれいな花を咲かせているのはショウブではなく、ハナショウブ(花菖蒲)だったのです。
ハナショウブ 学名:Iris ensata
ハナショウブ(花菖蒲)は江戸時代の中頃より、各地に自生するノハナショウブの変わり咲きをもとに改良され、発達してきたものです。そのために種類も多く、日本が世界に誇れる伝統園芸植物です。
万葉の頃はカキツバタ(杜若)が和歌に読まれ、ショウブ(菖蒲)というと葉菖蒲のことで、ハナショウブ(花菖蒲)が文献に出てくるのは江戸時代からです。
ハナショウブの花弁の付け根には、人の目のような形の黄色い模様がみられます。この黄色い模様がハナショウブの特徴です。カキツバタには白い模様が、アヤメには網目状の模様が見られ、この模様で3種を区別することができます。
花菖蒲の花言葉は、「うれしい知らせ」「優しい心」「優雅」「あなたを信じる」です。
アヤメ 学名:Iris sanguinea
アヤメは畑のような乾燥地で栽培するのに適し、カキツバタは水辺などの湿地帯に適し、ハナショウブはその中間で畑地でも湿地でも栽培できるというのが簡単な違いです。
水辺で咲いているのはカキツバタかハナショウブで、アヤメではない。乾いた畑で咲いているのはアヤメかハナショウブで、カキツバタではないということになります。
アヤメは、花弁の根本に複雑な模様や網の目状の模様があり、他の単純な模様とは違います。この模様を見ることで、アヤメと判断することができます。
カキツバタ 学名:Iris laevigata
昔、花の汁で布を染めたので 「書き付け花」となり、だんだん 「かきつばた」に変化していったといわれる。
三河の国(愛知県)八橋(やつはし)は昔から カキツバタの名所だった。そこで詠んだ歌。「から衣 着つつなれにし つましあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ」 在原業平 (伊勢物語) 「か」「き」「つ」「は」「た」の5文字が、 それぞれの句の先頭にある。 愛知県の県花(杜若)
「いずれがあやめ、かきつばた」について
元々は、いずれ劣らぬ美人が二人いるときに使っていたが、最近はいずれも優劣がつけ難いほど素晴らしいものを例えて使う言葉になっている。ただ、単にどちらもよく似ていて見分けにくいものを言うわけではなく、美しい(素晴らしい)という前提条件が必要のようである。
生育適地は、水中からにょっきりと生えていた場合はカキツバタ(もしくはショウブ)、湿地や湿った場所に生えている場合はハナショウブ、畑のように乾き気味の場所で花を咲かせているのはアヤメです。
背の丈は、アヤメが一番背が低く30~60cm位、カキツバタが中間で50~70cm位、ハナショウブ背が高く80~100cm位です。
花期は、カキツバタはカキツバタは5月中旬、アヤメは5月中旬~下旬、ハナショウブは5月下旬~6月下旬、ハナショウブは種類が多いから遅くまで咲いています。
さて ・・・
今回、買い求めて来たこれは何でしょうか。
色や、弁の数(3弁と5弁)は違いますが
共通しているのは
花弁の根本にある黄色い模様です。
今回調べてみて、これは間違いなくハナショウブ(花菖蒲)だと分かりました。
その姿が、池に映る場所に植えようと思います
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