癒しの庭Ⅲ

集おう癒しの庭へ

サボテンの花は満開、安藤忠雄さんの秋田県立美術館にもう一度

2012年07月26日 | ガーデニング

 

 

 

忙中閑ありの旅行から帰ったら、サボテンの見事な開花がありました。

このサボテンは

我が家のガーデナーが40年ほど前に

伊豆のサボテン公園で買い求めたもので

小さなサボテンだったそうです。


あれから40年 ・・・

サボテンさんも大変だったでしょうが

我が家の二人も、よくも40年も育てたものです。

そして、今年初めての開花、感動です


さて、今日は

我が家に帰る前に

ガーデナーがまだ見ていない新秋田県立美術館へ、再び



新しい県立美術館を再訪して新たな発見がありました。


 最初の発見、水庭をよく見ると

この水は、四方にオーバーフローしていました。

こうすることで、水が一方だけに流れることなく

そのために、水際に水苔がつくということもなくなります。

 


そして、この水庭はそんなに深くはありません。

窓際に寄って底を除くと

底に敷いている石が見えます。


安藤さんの他の作品の説明を見ると

深さは15cm位が、小さな波も見られて調度良いということでした。

ここも、きっとその位の深さだと思います。

 


隣のAU(あう)から、排水の様子を見ることができました。

水量も、それほど多くはありません。

2階に、この水庭があるのですから

最低の水深、最低の水量で

最大限の効果を上げる工夫がされています。


2つ目の発見は

前回、庭師が一人で来たときには

民謡ショーのステージの陰になっていて全く気づかなかったのですが

 


水庭の前には

欅(ケヤキ)の木が7本ずつ、2列に植えられています。

 


この欅並木は、勿論

木陰で休んでいただこう、という意図もあるのでしょうが

それだけではないようです。



2階のラウンジから水庭の向こうを見ると

欅並木の天辺(てっぺん)が水庭に映っています。

 

 

この欅並木はもう1~2年もすると、水庭から見た景色によい影響を与えます。

見えない方がよいテントや

立っている人には見える道路の様子なども

この欅並木が覆って見えなくし

公園の樹木とうまく繋がる日がやってくると思います。


たくさんの人が先日同様見に来ています。

ここは、今後県内外の名所になること請け合いです。

私もまた、今秋にでも行きたいと思っているのですから ・・・。


     

 


安藤さんには水を使った建造物がたくさんありました。


   大阪府立狭山池博物館


海外にも、ピューリッツア博物館(米、セントルイス)や

フォートワース現代美術館(米、フォートワース)などの作品がありました。


そして

水を使い、外部の自然と建築をうまく結びつけた教会が北海道にありました。

 

 

水の教会(北海道)

 

 水の教会の他に、光の教会(大阪)、風の教会(兵庫)の3部作もありました。

 

    

 

光の教会                                 風の教会



 

 

   

 

 


 

 

水の教会の評判は随分高く

夜間や冬期間の美しさも魅力のようです。

 

安藤さんの水を使った建物の中では

千秋公園の森を活用した秋田県立美術館は秀作だと思います。

 皆様はいかがお思いでしょうか。

 

そして、3つめの発見がありました。 

 

 


 2階のこのラウンジの天井の照明が3角形です。

階段も、3角形に折れ曲がって昇って(降って)います。


 

天井の照明も3角形の中にあります。

 

 

三角形の部屋にある螺旋階段の天井にも3角形の照明が


この美術館では3角形のものを探す楽しみもあります。


 

      



そして、この美術館のシンボルマークは、ブルーの三角形が6つです。

中心に位置する2つの動きのある3角形は

芸術文化と人との関係性や

来館した人と人との楽しげな会話を象徴しており

美術館を散策する人の動きも表現しているとのことです。


なぜ、3角形にこだわったのでしょうか。

それは

新美術館の向こう側に見える

これまでの県立美術館の最大の特徴である三角形屋根に呼応するするように

3角形をモチーフにしたからです。

 

                                              



                                                 秋田県教育委員会発行 「美の国秋田の誇りを 世界へ」 のパンフレットより


 

安藤忠雄建設研究所HP

安藤忠雄さんの経歴を紹介したBLOG

 

 

私には、この美術館はこれから時がたつごとに楽しみがふえるように思えます。

来年秋の本オープンも楽しみ、私はお邪魔します  

 

 

← ブログランキングへ参加しています.

           緑の所をクリックしていただけると、ランキングがアップします。

              クリックしていただけると、嬉しいです ・・・ !!