会場は明治43年創業の割烹蒲焼「八十八」
八十八を愛した作家や画家から送られた書や絵画が飾られおり
大きな金庫がそのままVIPルームに仕立てている個室もありました
その事がこちら吉田町店そのものがパワースポットでもあると言われております
テイコ女将に引き継がれた過程での不思議な縁を織り交ぜてのお話は巧みな話術で内容に引き込まれていきました
他にはお酒をより楽しめる「丁山」
またお仲間で鰻が苦手の方のために牛肉がメインの「高尾」も取り添えてあります
実にこの事からも気遣いを感じられます
フルーティでさっぱりとしてこれは鰻の前に飲み干さないようにストップです 笑
前菜
粟麩のつけ焼き・ズワイガニの袱紗包・海老芋の炙り焼き
どれも手が込んでおり今が旬の京都産の海老芋が貴重であり特に美味しかったです
味付けも濃からず薄からず関東・関西の人にも好まれる味付けです
中皿(お造り)
贅沢に厚めの柵取りで弾けるのは新鮮さが物語ってます
ここでつまの大根がゴロンと敷かれているのに盛り付けの斬新さと
そして今までの器にも興味を惹かれたのでした
二の膳(鰻重 お新香 肝吸い)
いよいよメインの鰻重が運ばれました
樽酒の菊正宗(一合 760円+税)
さてお待ちかねの鰻重に話は戻りますが
ここまでたっぷりのお食事でしたので食べれるかしら?は心配ご無用です!
お重を開けた途端立ち昇るたれの香りお重狭しに横たわる色よく焼かれた鰻
ふっくら感が見た瞬間からわかります
見えない敷かれたご飯はたれが絡みやすい岩手産の「ひとめぼれ」
そして大きな特徴は
たれは砂糖を使わず醤油とみりん さっぱりとしてるので余計箸が進みます
こちら見た目も緑が鮮やかで立つ香りもどこかフルーティ
それは和歌山のみかん畑に囲まれたところで栽木されたものと知りここまでこだわったいるのだと思いました
質の高いおもてなしの中で昨今好きな魚1番に選ばれた「鰻」を堪能させて頂いた
本当に幸せな時間でした
再び家族や友人と訪れるのもそう遠くないと思いました