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一日は24時間。その内、6時間睡眠をとるとしたら、起きている時間は18時間です。そのまた8時間から12時間が働く時間とすると、起きている時間の半分以上は働いているということになります。
そう考えると、その働く行為が好きでなければ苦痛でたまらないと思うのです。
下手をすると、嫌いでたまらないが仕方なく働かなくてはならない事情があって、働き続けるとストレスがたまり病気になってしまうこともあるでしょう。
特に、仕事をイヤになる最も大きな理由は、人間関係ではないでしょうか。
例えば、私のような者が上司になるとイヤでたまらないかもしれません。
でも、自分の人生を嘆かないで下さい。
逆に、良いところも悪いところも両方学べる人間観察のいい機会と居直って、接してみてください。
私などは、教えたがりですから、近づいてきてくれれば一生懸命教えると思うのです。
また、仕事には苦手なものがでてきます。
私は苦手なものを好きになれとは言いません。
しかし、そのものの良し悪しがわかるまでにはなってほしいと思うのです。
これは、やって当たり前の行為だと思うのです。
給料を貰っている以上、やらなければ失格だと思うのです。
仕事とは、どっぷりつかる覚悟がなければ、それなりの人生しか送れないと思うのです。
目の前の仕事を好きになることは、自分の意志の力でできることです。
仕事は、組織の力で動くものです。
その組織を支えるスタッフ一人ひとりの力を結集し、より大きな力にしていくものです。
時に、理不尽でも組織の中で自分を殺す必要もあるでしょう。
しかし、それは周りを生かすことだと知ってください。
- 5月29日 日経新聞、全面広告 「今、若者たちへ」より引用