走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

未来を奪う権利は誰にもない

2008年06月12日 23時54分18秒 | その他
 器物破壊化殺人

 今日のニュースを見ていて先の秋葉原の無差別殺人等のように、殺す理由もなく、殺す相手も誰でもよい、また当事者意識など一切なく、自分が悪いのではなく人が悪い、会社が悪い、社会が悪いと責任転換をするなど、常識では割り切れない殺人事件をこう呼ぶのだそうだ。

 今、私は公民館を拠点とした地域活動に取り組んでいますが、だんだん地域の絆が希薄化し、地域活動が低迷していることを肌身に感じています。
その大きな要因が、地域に対する帰属意識の希薄化、そして個人主義の蔓延であります。

 時に、自己中心的に自分の思いだけを貫き通そうとする人に出会うことがあります。
「モンスターペアレンツ(怪物保護者)」等も、その一例かもしれません。

 地域社会の中で、自己を主張することは大切なことです。
 しかし一方で、「妥協」や「我慢」も必要であるということを知らずに、一方的に自分の思いだけを主張する。
そのことがかえって周囲の人たちから顰蹙(ひんしゅく)を買いかねないことに気づかずに...。

 どうか、お願いです。
私たちは一人では生きていけないのです。
人に優しくしてもらいたいなら、まず自分自身が人に優しくなってください。
そうすれば、お互いが助け合うという芽が出てきます。
 そして、その芽を大切に育んでいけば助け合う幹となり、花を咲かせ、結実すると思うのです。

 誰にも、その人の未来を奪う権利はないのですから...
 犠牲になって死んだ方々に、合掌。