![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hawaii_beach.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/s2_sum_sea.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/s2_sum_beach.gif)
今日、昔、仕事を教えていただいたFさんにお会いした。
Fさんは今春定年を迎え現役を退いておられますが、私の中では昔のままのFさんなのです。
選管(選挙管理委員会事務局の略)当時、配属されて4年くらいたったときに選挙事務の電算化の話が持ち上がりました。
その時に情報管理課の担当をしてくれたのがFさんだったのです。
Fさんは、私にたくさんのことを教えてくれました。
例えば、コミュニケーションをとるのに紙に書きながら互いが確認していくという手法はFさんに教えてもらいました。
そのおかげで、私は常にA4版のノートを持ち歩いています。
相手が誰であれ、話しながら絵に描いてみます。
ほとんど落書きですが、時にその絵やメモを欲しがる酔狂な方もおられます。
またコンピュータの開発過程で、100%を目指すことの大切さと最初から100%を達成する困難さを教えてくださったのもFさんでした。
数%を切り捨てなければならない時に、全体にどれほどの影響を与えるかをさまざまな角度から突き詰めることと、ぎりぎりまで諦めないことを教えてくださったのもFさんでした。
ある時問題が発生し、その原因がわからず徹夜でその追求をしたことがあります。
最後は頭が熱くなり、思考回路が動かなくなり始めた時、Fさんから「もう今日はエエから、帰れ。」と言われ、帰り道自分の不甲斐なさに信号で止まるたびに涙がでてきました。
「くやしい」
仕事をしていてそう感じたのは、あの時が初めてでした。
その時の悔しさが今の自分を支えているような気がします。
そして、農業委員会の選挙人名簿を電算化したとき、申請書を対象者に配布、回収し、訂正箇所だけ入力をしなおすリターンマッチ方式を教えていただいたのもFさんでした。
このリターンマッチ方式はデータの精度を高めるのに有効な方式だと教わりました。
このことを最近物議をかもし出している機関の人達は知らなかったのでしょうか。