走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

久しぶりの夜市

2008年07月13日 21時57分16秒 | その他
 ちょっと心配

 松山では、この季節に歳時記になるくらい定着した中央商店街の夜市が毎週土曜日に開催されます。
驚くくらいの人出があり、他都市からもうらやましがられるくらいの賑わいです。

 ただ、昨夜ひさしぶりに夜市に出かけてみて気にかかったことがあります。
何となくですが(根拠なし)、人の出が前と比べて少ないような気がするのです。
 最近、郊外に大規模な商業施設ができたせいなのでしょうか。
この商店街で最も若者に人気のあったナショナルブランドの店舗が休業したせいでしょうか。
理由は、さまざまあると思いますが、それだけではないと思うのです。

 偶然、「エコノミスト(2008.7.15)」の日本政策投資銀行地域振興部参事役の藻谷浩介氏の記事に、就業人口が減少し、消費者も老いるわが国において、社会保障の重荷だけでなく、「消費者不足」不況がやってくるといった予測がしてありました。
 藻谷さんの話は、いつも数値データによる客観的かつ合理的な説明ばかりですので、なるほどと思ってしまいます。

 今、どのような地域経済政策を打っても難しいと思いますが、何よりも雇用政策を積極的に打ち出し、就業人口を増やしていく努力が必要かもしれません。
そのためには、それに連動する教育政策や福祉政策、住宅政策なども重要かもしれません。

 行政の難しさは、常に遠く・広く・高く見ていないといけないということ。
それが私たちに課せられたミッション(使命)であるということを夜市を見ていて改めて感じました。