走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

期待値から

2008年09月16日 21時44分22秒 | その他
 それなのに、それなのに

 今日、あることで他課の後輩を叱責してしまいました。
 彼にも彼なりの言い分があったと思うのですが、問答無用に近い怒り方をしてしまいました。

 自己弁護のようですが、今、上司や先輩が部下や後輩を怒るというのをあまり見なくなりました。
上に立つ者として、下の人たちに嫌われたくないという思いは誰しももっていると思います。

 実は、私もまぎれもなくその一人です。
 でも、許せなかったのです。
 本質がどこにあるのかを見ていないような気がしたからです。
 なぜ、自分の部下でもない彼をここまで怒るのか。

 それは、彼が私の元部下だったからです。
 人事異動で彼を抜かれた時、私はどれほど落胆したことでしょう。
 しかし、どう見ても抜擢人事です。
 憎らしいくらいの的を射た人事でした。

 断腸の思いで彼を送り出しました。
 それなのに、それなのに、何だと。
 怒り出すと止まらない。
 ついつい大きな声も出してしまいました。
 でも、必死で怒ったつもりです。

 例え、今はわかってもらえなくても、いつか、どこかではわかってもらえることを信じて、怒ってしまいました。
 彼のために。