走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

ふるさとの山河の愛し方

2008年11月28日 23時50分45秒 | その他
 愛するためには知ること

 最近、地域の絆が薄れる要因の一つとして、住民の地域に対する帰属意識の希薄化があげられます。
自分が生まれ、育った地域に対する愛着心がなくなってきているのです。

 ふるさと納税もなかなか集まらない理由の一つに、故郷を愛する人たちが少なくなっているからではないでしょうか。
 自分たちが生まれ育ったところを誇りに思い、感謝する気持ちを持っていただけないのは、行政に携わる者として力のなさを感じます。

 そして、今日、立岩の立体地図を見て、そのヒントをいただいたような気がします。
この地区では、さまざまな人たちの力を借りて、一年という歳月をかけ、立体地図を作りました。
それが、どんな意義があるのか、最初はわかりませんでした。
 しかし、完成した地図を見て気づきました。
それは、単に精巧にできた地図ということだけでなく、子どもたちに立岩のお米がなぜ美味しいのかを、この立体地図を見せながら説明できるのです。
凄い!!
自分たちが生まれ、育った山河が一望できるのです。

 人の心を変えるのは確かに難しいことですが、その方法を難しく考えすぎてはいけないというお手本でした。


 完成した立体地図を感慨深げに見ている松田公民館長


 余りの精密さに驚いている天崎ブロック担当


 どうです、この精密さ。水田一枚一枚までわかります。


 完成発表会に地元の人たちがたくさん集まってくれました。


 完成までの苦労をわかりやすく説明する大北公民館主事


 報告会の後に、歴史講座が催されていました。