トンサンの別荘

初代iMacが壊れ、本宅「マック鈴木家へようこそ」が更新できなくなったので、2010年9月27日よりこちらで情報発信。

メリダのUSB出力端子は、壊れていた。

2014年11月01日 22時41分50秒 | 工作

11月1日(土) 雨。

昨日からメリダの伝送回路の異常を調査。
昨日も今日も雨が降って寒い。
でもサイクリングには出られないので、工作には向いている。
寒くてあまり気乗りがしないが、このままじゃスイッチボックスに入れた電池がすぐに無くなってしまうだけだ。
電池ホルダーの両端がショートしている原因を解決しよう。


プロローグ

まず最初にUSB出力端子(昇圧回路内蔵)を活用しようとした。
そのためには充電池の負荷をつけておくことが必要と、電池ホルダーを追加した。

メリダ電装回路のUSB出力部を改善。

このとき電池がすぐなくなり、充電できないなあと感じていた。


メリダでリチウム充電器を使う。改造をし、テストした時に新しい電池に入れ直したのもすぐに電圧が下がっていく。
これはおかしい。直さなければならない。


ということで昨日取り掛かった次第(しだい)。


何度も取り外したりするのに、ランプ受け金具のボルトを外し、アングルごと外すのは大変だ。
アングルを外さず、このビス・ナットを外すようにしよう。


今はケース内部からビスを出しているが、ナットをケース内に固定し、外からビスで締(し)められるようにしよう。


ということでナットとワッシャーを、ケース内に2液性接着剤で固定した。


さて本題。


ショートしているのはUSB端子が怪(あや)しいとにらみ、抵抗を測定する。70Ωだ。これはおかしい?




別の同じUSB端子の抵抗値を測(はか)る。8.6kΩだ。やっぱりここが原因か。


メリダのUSB端子を外し(他の配線と切り離す)、もう一度比較しよう。


別のやつ (マイナス極にテスターの赤棒)  188Ω。




メリダから外したやつ 77.7Ω。


テスターの棒(極性)を逆にして測定する。


別のやつ  (プラス極にテスターの赤棒)  無限大の表示だ。




メリダから外したやつ 76.0Ω。 あ、やっぱりほぼショート状態。これが原因だ。




USB端子を交換した。



 
スイッチがすべてOFF(下側)のとき、電圧計は0。(光の関係で見にくいなぁ)



  

「単3」にしたとき、電圧が低い。雨が続いたのと、乗らないからハブダイナモ発電をしていないのが原因だな。



配線が複雑だ。
コントロールパネルの、ジェントス閃のライトスイッチがきかないなど、まだ不具合はあるのだが、線を追っかけて調べるのも大変。
とりあえずライト本体のスイッチでON-OFFできるので、今は調査しない。



調べるためには、結束バンドを切って、また束ねなければならないので大変だ。



さて、メリダから外したUSB端子。どこが壊れているのだろうか。


あ、これだ。加熱してケースも変色・変形している。




U1の表示があるICだ。



品名が「8530」と書いてある。
あちこちのサイトを見てみると昇圧用ICとある。これで3Vの電圧を5V位まで昇圧しているのだ。

壊れた(焼けた)原因は、以前ここには負荷としての充電池をつないでいなかった。
その状態で、「予備」スイッチを入れると無負荷のままUSB電源に、ハブダイナモの発電電圧10V位がかかってしまい、過電圧で破壊してしまったのだ。
充電池を入れない場合は、3端子レギュレーターで3V位の定電圧に保つ必要があった。


100円ショップの携帯充電器の説明はこの人のサイトが詳しい。
DC-DC>エコプラス製USB充電用電池BOX