ワンダーフェスティバルからお帰りの皆さん、お疲れ様でした。
父ちゃんは昨日、ディーラーなのに遅刻しちゃって大失敗。
…と思ったら、会場の外の人混みで迷子になってるぬえの宮武さんを発見!
握手してもらっちゃいました!!!これで完璧。
失敗は成功のもと、ケツの穴からかんぴょうってなもんです。
一般入場の人の行列にならんでヘトヘトになってブースにたどり着いたら、先に着いてたガイコツ屋が想像を遥かに超える大盛況!
父ちゃんと玉才さんのバグは、今年も定食屋さんが一番乗りしてくれた後は、しばらく見向きもされない状態が続きましたが、これは想像どおり。
今回はブースにリボルテックパワードスーツを飾れないという事情で、ブログでの宣伝にもさほど力を入れる気になれず、たんなる作品発表会のつもりだったので、覚悟も出来てましたから(まぁ多少がっかりはしてましたけども…)、ふらふら出歩いて妖怪造形大賞のブースを見学。
送り出すときは制限時間いっぱいで、写真撮る暇もなかったので、ブログでの写真の紹介はこれが初めての「ごきげん妖怪上機嫌鬼」です。
送り出す時未完成だった上、搬送中に部品が取れたり曲がったりしてゴミと紙一重の味わいが醸し出されております。
ブースに戻ってしばらくしたら、お得意さんたちが次々来店、こってりした内容の話をしたり、ツイッターのフォロワーであることが判明したり、中には完成品を持って来て見せてくれる人もいたりと、楽しい趣味の時間。
しかしそうしてる間にも相変わらずガイコツは売れ続けるのでいそがしく、一時はガイコツ屋のだんなにこき使われるハゲ番頭みたいなありさま。
そんなふうにして、魚のガイコツはどんどん売れていくけど、バグは(幾つも準備しなかったにも関わらず)、ほとんどまるごと売れ残ってるという状況が続きました、が、しかし……。
人々がひしめき合うイベント会場の片隅で、ちいさな奇跡が起こりました……。
骨格標本を選んでいるお客さん達の中から、ひとり、またひとりと、父ちゃん達のバグに視線を送る人々が現れ始めたのです。
そして…、
「これわすばらしぃ…、100個いただくわ」
「わたしにもちょうだい!」「僕にも!」
2013年夏、主演ハゲ番頭で送る、ハートウォーミングストーリー、
「バグ完売!」
ハンカチをご用意下さい、涙が止まりません。(情けなくて…)
「完売」はちょっと脚色してますが、あと「100個いただくわ」とかもかなり大げさな表現ですが、…まぁようするに全部でたらめですが…。
「宇宙の戦士」という小説を読んだこともない普通の人(じゃあ読んだ人は異常な人か!ということになっちゃいますけども…)が純粋に形の面白さに惹かれて購入してくださる、というまったく想定外の出来事が起こり始め、なんだかんだで10個売れ、千値練のパワードスーツを買う事が出来ました。
ありがとうございました。
「宇宙の戦士」好きが集まって、半年に一度異常な話をするのもおもしろいんですけど、作った物の形を見てピンと来ただけの人が2300円払ってくれる、ってゆうのもものすごく面白い事であり、半年間グダグダ引きずった、「ハインラインのイメージ無断借用」という負い目を抱えた状況からの脱却を図る為の突破口になりそうな事件でした。
このへんの話は自分の考えを整理する為にも、もうちょっとしっかり書いておきたいんですけど、くたびれちゃったのでまた今度。
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