みなさん観ましたかね?「ゴジラ-1.0」
とうちゃんは、テレビがなくて観られ
なかったんで、浦澤直樹の「あさドラ!」
っていう怪獣まんが読んでました。
まだ6巻までしか読めてないんですけど、
すっごくおもしろいんですよ、今のトコ。
丁寧な段取りと、複線回収。
むやみに大勢出て来るサブキャラが
ストリー上の重要な場所に納まって行く
ところ。
連載漫画ならではの職人技に泣かされます。
映画館では、二度観て二度号泣した
「ゴジラ-1.0」ですが、尺の都合上、伏線の
張り方がやや強引で、「脱出装置で泣かせる為」
の仕掛けがあざとく、主人公がちょっと
ナニ考えてんのかわかりにくい人物になって
しまってるように感じました。
「震電」ていうマニアックな飛行機が登場して
喜ぶとうちゃんみたいなヒトたちは、あの
機体が脱出できるように設計されてた事を
よく知ってるんですよ。
だから死ななくていい状況で、無理に死に
たがる主人公の思いつめた表情を「?」て
思いたくなるのを必死でこらえなくちゃ
ならないというヘンな試練があったんですよね。
そいで、最初に機雷で吹き飛ばした顔が、あっと
いう間に治っちゃったのに、最後にまた吹き
飛ばすことに命懸けになってるのはなんで
なんだ、あんた痴呆症か?
ってところがマイナス1点。かな。
で、この山崎さんていう監督さんの映画は、
時間の流れの表現に関して、ちょっと
無頓着だな、っていう印象があるんですよ。
今回は気にならなかったんですけど、
欲を言えば戦時中の主人公は、丸刈りで、
戦後、長髪に戻る、くらいのことをして
ほしかった。
売れっ子の役者さん使うとそうもいかないん
でしょうけど、とうちゃんあの役者さん、
あんまり合ってなかったような気がするし。
そこもマイナス1点か。
あと最後の敬礼。
昔、戦闘機乗りだったおじさんに聞いたん
ですけど、海軍式の敬礼は、もっとこう手を
縦に構えるらしいですよね。甲板が狭いから。
まあ、あそこに集まった人たちは、海軍の
やり方に反発してた人達っていう設定だから、
あえて違うカタチにしたってコトかもしれま
せんけど。
ちょっとひっかかります。
でもそんな重箱の隅つつくような事しか
言えないくらいの圧倒的な面白さが
ありましたね。
ああ、そうそう、肝心のゴジラが、
頭がちょいとちいさすぎなんじゃないの、
ってのもあったんだ。
っていうか、肩があったりするあの
スタイルは、いかにも今風で、とうちゃんの
好みじゃなかったな。
これはマイナス3くらい。
って、おすすめしといて文句ばっかり書い
ちゃって、おめーが勧めるから観たんだぞ!
って人からは怒られちゃいそうですけどね。
ゴジラ映画ってのは、観た後みんなで
文句言うのが楽しいんですよね。
コメント欄で続きがあるって教えてもらえました。
今から楽しみ!!
今度は三回見て三回号泣の予定。