いっそのことタイトルを「へっぷり虫ブログ」にしたらどうだ!
ってくらいへっぷり虫の話題が続いてますけど、すみませんね、
今日もへっぷり虫の話です。
今日の午後、二階の窓にへっぷり虫がいたんですよ。
朝もいたんですけどね、午後もまたいたんですよ。
窓を開けて追い出したら、いい天気の空を、
東の山の方へ向かって飛んで行きました。
父ちゃんの住んでるところは、田舎村ですからね、
山なんか珍しかないですけど、この季節は特別でね、
ふわあっとした葉っぱの色がね、
もうなんつったらいいか、花が咲いてるみたいにきれいなんですよ。
山がぜーんぶ花、 そんな感じ。
で、そこに小さいへっぷり虫がふいーんて飛んで行くのを見てるとね、
ラスカルが森に帰っていくのを見送ってるみたいなね、
へっぷり虫のお父さんになったみたいな、
やさしい気持ちになってくるわけですよ。
「しっかり生きるんだぞ」 なんて感じでね。
「屁はホドホドにな」 とかさ。
だけど、窓を閉めようと思ったら、別の一匹(もしかしたら朝のやつ)が、
ノソノソはいりこもうとしてやがったんで、
「っざけんじゃねーぞ てめっ」ってんで、はじきとばしてやりましたけどね。
ピーンつって。
………。
やさしい気持ちは、どこへ行っちゃうんでしょね。
一瞬で消滅するもんなんだなあって、自分のことなのにビックリしたよ。