今日、内閣不信任案が否決された。
先週末から不信任案が話題に上り、それからジワジワと可決されるような流れになっていて、今朝の状況では、可決される可能性が高いような状況までなっていたのだから、まさに、大ドンデン返し、といった感じである。
この可決への流れを一気に否決への流れに押し変えたのは、震災復興に目処がつけば退陣するといった菅総理の言葉と、それを受けての鳩山さんの民主党党員への説得だろう。
しかし、考えてみれば、非常におかしな話で、菅総理としては、近々辞めるから信任してくれということで、仮に不信任案が通っていれば、今の被災地の状況や一票の格差が違憲という最高裁の判断が出ている今、解散なんてことはありえないわけで、そうなると、総辞職しか選択肢は無いわけだが、それが否決されたのに、時期は遅くなるが退陣するという。つまりは、時期はすぐじゃないけど、辞めますよ、ということであり、要は、不信任案が可決されたのと同じことなわけである。
ただ、この不信任案の否決で、本人が辞めると言わない限り、辞めなくてはいけないような状況にはならないわけで、なんだかんだとだらだらと総理を続けるという可能性もあるが、あれだけの騒ぎを起こしておいていつまでも続けていれば、その時こそ、タダじゃ済まないだろう。
自民党としても、今回のことで、上手くいけば民主党に分裂を起こして、それをきっけに政界再編とそれによる政権奪取を目指していたのだろうが、それも出来ず、最低でも菅総理の総辞職で存在感をアッピールしたかったのだろうが、それもできなかった。
民主党も民主党で、党の分裂すら免れたものの、その内部に多くの反乱分子を抱えながらの今後の運営をしなくてはいけなくなったわけで、その反乱分子たちも、国会で信任してしまった以上、今後の菅総理を支えざる得ないわけである。
こう考えると、誰にとってもよかったといえる状況ではないわけで、言ってみれば、みんながみんな、負けた、といえるような状況だと思う。
強いて言うなら、一国の総理を退陣寸前案で追い込む力があることを証明した小沢さんのみが、勝ったといえるのかもしれない。
先週末から不信任案が話題に上り、それからジワジワと可決されるような流れになっていて、今朝の状況では、可決される可能性が高いような状況までなっていたのだから、まさに、大ドンデン返し、といった感じである。
この可決への流れを一気に否決への流れに押し変えたのは、震災復興に目処がつけば退陣するといった菅総理の言葉と、それを受けての鳩山さんの民主党党員への説得だろう。
しかし、考えてみれば、非常におかしな話で、菅総理としては、近々辞めるから信任してくれということで、仮に不信任案が通っていれば、今の被災地の状況や一票の格差が違憲という最高裁の判断が出ている今、解散なんてことはありえないわけで、そうなると、総辞職しか選択肢は無いわけだが、それが否決されたのに、時期は遅くなるが退陣するという。つまりは、時期はすぐじゃないけど、辞めますよ、ということであり、要は、不信任案が可決されたのと同じことなわけである。
ただ、この不信任案の否決で、本人が辞めると言わない限り、辞めなくてはいけないような状況にはならないわけで、なんだかんだとだらだらと総理を続けるという可能性もあるが、あれだけの騒ぎを起こしておいていつまでも続けていれば、その時こそ、タダじゃ済まないだろう。
自民党としても、今回のことで、上手くいけば民主党に分裂を起こして、それをきっけに政界再編とそれによる政権奪取を目指していたのだろうが、それも出来ず、最低でも菅総理の総辞職で存在感をアッピールしたかったのだろうが、それもできなかった。
民主党も民主党で、党の分裂すら免れたものの、その内部に多くの反乱分子を抱えながらの今後の運営をしなくてはいけなくなったわけで、その反乱分子たちも、国会で信任してしまった以上、今後の菅総理を支えざる得ないわけである。
こう考えると、誰にとってもよかったといえる状況ではないわけで、言ってみれば、みんながみんな、負けた、といえるような状況だと思う。
強いて言うなら、一国の総理を退陣寸前案で追い込む力があることを証明した小沢さんのみが、勝ったといえるのかもしれない。