勃ちあがった象の白い涙の物語

ロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイと若すぎる

「The Seeds of Love」 ティアーズ・フォー・フィアーズ

2016-05-17 05:41:49 | 音楽
まずは、ジャケットが最高である。
個人的な好みにもよるのだろうが、こういうタイプの絵柄は大好きである。
このジャケットのせいか、発売当時は、ビートルズと比較されることが多かったように思う。
確かに、このジャケットの世界観は、中期のビートルズのそれに近いものがあるとは思うが、音楽的には、あまりそれらしいものは感じられない。

曲的には、何といってもアルバムタイトル曲が最高である。
はっきり言って、この曲の完成度の高さは、尋常ではないと思う。
それ以外の曲も、それなりにいい曲はあるのだが、このタイトル曲があまりにすごすぎて、どうしても色あせてしまう。

ティアーズ・フォー・ティアーズといえば、一般的には、前作「シャウト」が代表作だし、おそらく「シャウト」のほうがセールス的も上なのだろうが、個人的には、このタイトル曲一曲があるために、このアルバムを一押ししたい。