あまりテレビや映画の題材として取り上げられることはないのだが、この鎌倉幕府末から南北朝の時代は、メッチャクチャ面白い。
この太平記は、一応、足利尊氏を主役としているが、彼以外にも、後醍醐天皇、北条高時、新田義貞、楠正成、佐々木道誉など、出てくる人物誰も彼もが魅力的で、それぞれを主人公にしても、また違った物語ができそうである。
しかし、改めてこの小説で、足利尊氏という人物を検証してみると、足利幕府の創始者であるが、とてつもなくとんでもない人で、この人の行動がいちいち世の中を混乱に起こすだけ起こしているし、おまけに、それらの混乱に何の解決策を見いだせないまま死んでしまう。
戦前は、国賊として悪者扱いされてきた足利尊氏であるが、その評価は、皇国史観という観点からのものであることを大とするのだが、それを除いても、本人に何の悪気がなかったにしろ、これだけの大混乱を次々を引き起こしたという事実だけで、非難されるに値する人物ではないか、と思う。
なのに、紛いなりにも室町時代の創始という偉業を成し遂げたのだから、歴史というものは、皮肉で面白いものである。
この太平記は、一応、足利尊氏を主役としているが、彼以外にも、後醍醐天皇、北条高時、新田義貞、楠正成、佐々木道誉など、出てくる人物誰も彼もが魅力的で、それぞれを主人公にしても、また違った物語ができそうである。
しかし、改めてこの小説で、足利尊氏という人物を検証してみると、足利幕府の創始者であるが、とてつもなくとんでもない人で、この人の行動がいちいち世の中を混乱に起こすだけ起こしているし、おまけに、それらの混乱に何の解決策を見いだせないまま死んでしまう。
戦前は、国賊として悪者扱いされてきた足利尊氏であるが、その評価は、皇国史観という観点からのものであることを大とするのだが、それを除いても、本人に何の悪気がなかったにしろ、これだけの大混乱を次々を引き起こしたという事実だけで、非難されるに値する人物ではないか、と思う。
なのに、紛いなりにも室町時代の創始という偉業を成し遂げたのだから、歴史というものは、皮肉で面白いものである。
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