トーネードの無職生活

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派遣と派遣もどき

2014-10-30 08:29:05 | 日記
 前回、派遣について書きまして、その中でちょっと触れましたが、ちゃんとした派遣と派遣もどきがあるのが実態です。

 派遣は文字どおりきちんとした派遣の方で、派遣先に制服があったりすればその制服を着用し、派遣先の会社の指揮命令に従って、その会社の従業員と同様に仕事をしますが、給料や社会保険は派遣元が面倒をみることになります。給料も当然派遣元が支払います。そのかわり契約によって派遣先の会社から派遣元の会社に費用が支払われることとなります。

 ついで、もどきの一つになりますが、請負というのがあります。例えば製造ラインがABCと3つあったとして、その会社ではABの2つのラインを稼働させているとします。ところが急にその製品の注文が増えてしまって稼働していないもうひとつのCラインも稼働しないと注文に追い付かなくなるなんてことがあります。ところが、社内にはCラインにつかせるだけの要員もいないなんて時、そのCラインをある会社にまるごとまかせてしまうのです。

 ですから、Cラインに働く人は請負会社の社員の方で、Cラインで働く方の指揮命令は請負会社のもとにあり発注元の会社にはありません。つまり、請負会社の出張所が発注元の会社の中にあって、単に設備は発注元のものを使って製品を製造するというわけです。そんなわけで、請負会社の事務所が発注元の会社の一室を借りて電話ひとつおいて別会社であるという形を整えたりしています。

 このような請負の場合は、製造ラインを借りているだけなので、請負会社の従業員は発注した会社の制服ではなく、請負元の制服を着て仕事をして区分ができるようにするという感じです。が、実際に働いている実態としては、そんな簡単に完全に分かれて仕事ができるかというと疑問なところもあります。

 もうひとつのもどきが外注です。ある仕事をある会社に発注して部品を作るなり、プログラムをつくるなりするわけですが、外注先の会社ですべてがすまないことがあります。そうすると発注元の会社の中で外注先の会社の従業員がいっしょになって勤務するなんて状態になります。これは状況によって色々で、制服も外注先の会社の制服で作業する場合もありますが、極端な場合、発注元の従業員になりかわって発注元のお客さんのところにまで行って仕事をするなんてこともあります。まあ、なんでもありの状態です。

 ということで、派遣だけを論議しても、もどきがあって実情はぐちゃぐちゃだということを政府も考えないといけませんね。