トーネードの無職生活

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賃金とボーナスと

2014-11-15 10:20:32 | 日記
 昨日、賃上げがあったとしても首相が言うとおり上がったのかわかなないだろうなあと書き込みました。

 賃金の引上げに関連していうと、本人にとって本当にベースアップがあったがどうかわからなかったにしても、企業サイドから見るとたとえ2%のベアであっても人件費のコストアップになります。個々人には広く浅くでわからなくても、企業にとっては全部集めたらかなりの金額になるのだろうと思います。実質的な賃上げ分のコストの他にも、企業にとっては関連してコストに影響があります。その一つは社会保険、つまり厚生年金や健康保険、雇用保険や労災保険の会社負担分が上がることがあります。それから、賃金を基本にしてある係数を掛けて算出するようなボーナスや退職金にも影響してきます。

 ですから、企業にとっては賃金の引き上げ、ベースアップはしたくないというのが本音になります。特に、賃金については一度決めてしまうとそれを下げることは、これまでの慣習から困難です。この慣習は高度経済上昇期にたまたまどんどん賃金が上がったために、あたかもそれが決まりだみたいになったものだと私は考えますが、一応今でもそれが守られています。ということから考えてみると、企業に勤める人にとってはたとえ1円であっても賃金をあげておくことは、色々な面で必要なことになります。

 そうはいっても、目に見えて賃金が上がるわけでもない中で、ボーナスは業績によって大幅に上げることも可能です。企業にとっては賃金が上に書いたように一度上げてしまうと後々まで影響が残りますが、ボーナスは一回支払ってしまえば基本的にはそれで終わりなので、大幅に増額して支給しても影響が後まで尾を引くことがありません。

 企業に働く人にとっても給料がちょっとばかり上がるよりは、ボーナスが前回と比べて10万円も上がるほうがインパクトもありますし、上がったという実感がわくと思います。そんなことから業績が上がった還元を賃上げよりもボーナスで支払うというのがひとつの流れになっていると思います。