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護衛艦いずも型にF-35Bを搭載する?

2018-03-30 20:47:04 | 日記
 海上自衛隊の護衛艦のいずも型にF-35Bを搭載できるように改修するとかしないとか。いずも型はヘリコプター搭載の護衛艦で、種別がDDHとなっています。DDとは駆逐艦のことでHがヘリコプター搭載であることを示します。海上自衛隊では護衛艦といっばひとっからげにしていますが、実質的にはヘリ空母です。

 このいずも型を改修してF-35Bを搭載できるようにして空母化しようという話が聞こえてきます。F-35Bは航空自衛隊が導入しつつあるF-35Aの兄弟でアメリカ軍の海兵隊に採用されています。短距離で離陸でき垂直で着陸できるようにできています。ですからアメリカ海軍の巨大な空母でなくとも運用できるという機体です。

 では、このF-35Bを海上自衛隊の護衛艦いずも型でも運用できるようにすべきなのでしょうか。はっきり言ってお金が有り余るほどあれば導入すべきでしょう。しかし、今の国家財政のなかでの防衛費で導入するのはいささか無理があるという感じがします。まず費用対効果が悪いのてはないかと思います。F-35Bを搭載できるように改修するのに莫大な費用がかかると思います。そしてF-35Bそのものを導入するにも費用がかかります。それを負担できるかどうか。

 最も可能性がありそうなのはいずも型をF-35Bを搭載できるように改修はしておきますが、常時F-35Bを搭載するのではなくて20機程度を航空自衛隊で運用しておいて、いざという時にいずも型のDDHに搭載するというわけです。それならば可能性もありそうだなと思います。

 中国海軍も空母の運用を始めていますから、海上自衛隊にも空母を装備すべきという考え方もあると思いますが、常時航空機を搭載する空母を保有するのは財政的に厳しいというか税金の無駄遣いになるのではないかと思ったりします。個人的には空母があったらいいなとおもったりしますけどね。