11月になって、皿ヶ嶺登山の前に、山歩きの足慣らしをしておきたかった。
私の視覚障害は、空間認知に問題があるので、平地の歩行と違って、段差や窪地や予期せぬ障害物が無数にある山歩きは、
ある程度身体機能を山歩きの感覚に慣らしておいた方がいいだろうと判断した。
いくら入院前は日常的に山歩きをしていたとは云え、今の私の身体は以前とは全く違う身体なのだから。
無意識にできていた身体運動が、今は意識しないと、とんでもない動きをしてしまうのだから、油断ならない(汗)
それで思いついたのが、新居から最も近い山歩きできる場所として、石手寺の裏山が頭に浮かんだ。
前回は途中で引き揚げた洞窟の先に裏山に通じる道があるらしい。
今日は山の頂に巨大なお大師様(弘法大師空海)像がある場所まで行ってみようと思った。
作法通り手水場で手を洗い、回廊を通って、山門で手を合わせ一礼。
本堂で疫病鎮静化のお礼と私の視野障害の回復をお大師様にお願いした(合掌)
そして再び穴禅定の洞窟へ入る。
暗い場所は足元が怪しい。何度か躓いたり頭をぶつけたりしながら、何とか洞窟を抜け出した。
裏山は松と照葉樹の茂る藪山にミニ遍路道のつづら折りが続く。
松山市内を一望できる見晴らしのいい場所まで出た。
ここから先で道迷いが続いた。
なんだか同じ道をぐるぐる回っているような錯覚を覚える。
そこから足元が怪しくなった。
何度も足を取られ転んで、体中松葉だらけに(汗)
また同じところに戻ってしまった。
展望地から見渡すと、ひとつ向こうの尾根にお大師像がある。
私は山頂まで行けば弘法大師像にたどり着けると思っていたのだ。
それが尾根をひとつ越えた向こう側にお大師様像はあったのだ。
結局、私は仏陀の掌でぐるぐる迷走する孫悟空のように、
お大師様の掌の上でぐるぐる同じ道を迷走していたのだ(苦笑)
時計を見るとと15時半だ。
暗くなると山道は危険だ。
ここで諦めて帰ることにした。
下山を始めて右遍路道の表示に従った。
それから先の長い山道の先でたどり着いたのは、道後温泉の裏山だった。
降りた場所に日切り大師堂があった。
またしてもお大師様の掌の上をぐるぐる迷走していたのか?(苦笑)
今日は煩悩に囚われて終日山道迷走の一日でした(合掌)
帰宅して翌朝、部屋中松葉だらけに((笑)
石手寺の裏山、知っては居ましたが登ったことはありません。
山道、道後温泉方面に抜けるとは驚きです。
迷走されながら新しい道の発見、良かったと考えって下さい。
弘法大師のお導きかな?
それより、転ぶことが心配です。
私は老化で石鎚も心配しながら登っていました。
友人たちが見守ってくれましたから安心でした。
ランスケさん、人を頼りにして下さい。
そして慣れ親しみ、一日でも早い回復を記念しています。
宇和島は秋祭りたけなわですね((笑)
全国的にコロナ感染者減少化傾向が続いているので、
街を歩く人々の表情も穏やかになったように思えます。
唯、海外の感染再拡大の状況を見ると安心できません。
ワクチンは、接種後、半年くらいで免疫力が80%くらいまでに低下することが原因のようです。
この冬の第6波の襲来、充分考えられる状況なので、引き続き感染予防に配慮しながら暮らしてゆきます。
今回の石手寺裏山の山歩き、
典型的な道迷い遭難のパターンそのものでした(汗)
迷ったと気づいたら、元の場所に戻る。
これが山歩きの鉄則です。
そんな基本的な山歩きのイロハを忘れるなんて、
やっぱり私の病気は脳の空間認知の障害なのだと気づかせられました。
失敗から学ぶことも、今の私には必要だったのだと思います。
視野検査で半盲の診断を受け、
半年経っても、まったく治らない視覚障害に、回復に向けた道筋を失いかけていましたから****
今朝の皿ヶ嶺紅葉情報では、ブナの紅葉が始まっているようです。
今年は平地の寒気の訪れが早かったので、皿ヶ嶺の紅葉も例年より早いように思えます。
気を取り直して、皿ヶ嶺登山、再挑戦してみます。
温暖化対策に後ろ向きな国に送られる不名誉な賞です。
2030年までに石炭からの脱出を190か国が署名しているのに、
また石炭火力を20%維持するなんて言っている日本ですから当然の結果でした。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/140731