Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

草に埋もれゆく野の仏たち

2018-06-10 | Walk on

 

雨の森を歩きたかったが、雨が降らない。

雨季には、その季節ならではの風景を写し撮りたい。

台風接近でも、まとまった雨が降らないなら、今年は空梅雨の可能性が高い。

また節水制限と猛暑の夏が予想される。

曇天に時折、陽の射す空模様。

そろそろ田圃に水が入る八ツ塚の風景と里山散歩。

荏原の里周辺は溜池の水を田圃に引くので、近郊で最も田植えが遅い。

八ツ塚で農作業するお婆さんに尋ねると、

「田圃に水が入るのは12日から15日の間くらい」という答えが返ってきた。

終わりかけた菖蒲の花と一面の春紫苑(ハルシオン)の季節ならでは花風景を撮った。

萱(カヤ)の草叢に埋もれゆく野仏たち。

八ツ塚の古墳群には、それぞれに素朴な野仏たちが地蔵菩薩の脇に鎮座している。

私は容姿端麗な地蔵菩薩よりも、風化した石の仏たちに惹かれる。

円空仏のような草に埋もれゆく野の仏たちに。

荏原から久谷の奥に入ると、こちらは田圃に水が入り、田植えも終わっている。

田圃の一本樹に立ち寄り、周辺の水辺の生き物たちを探した。

水棲カタツムリみたいなマルタニシとアメンボばかりが目立った。

蜻蛉池にはキイトトンボが発生。

撮れなかったが、真っ赤なショウジョウトンボも発生。

もう間もなく蓮の花も咲き始めるだろう。

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 青葉梟観察記 / 日曜日の公園で | トップ | 霧の彼方へ »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
弔意 (ランスケ)
2018-06-11 21:00:19
あらら…順調に更新を重ねてらっしゃるので安心していました。
体調を崩されましたか?
梅雨時は寒暖差がありますからね。

困った時の八ツ塚頼みでしょうか?
雨の皿が嶺の森散策の予定が、雨が降らないので、
八ツ塚の野仏と周辺の野辺散歩でした。
昨夜から今日にかけて、まとまった雨となったので、
溜池の水も放水されるでしょう。
今週末が楽しみです。

木下先生の訃報、驚きました。
本当に残念です。
返信する
Unknown (鬼城)
2018-06-11 07:32:32
年甲斐もなく動きすぎて、体調不良(泣
こんな撮り方が在るんですね。
写真の魅力が「ランスケ・ダイアリー」で広がります。
円空仏、まさに・・・
私はこの写真を見て安曇野の道祖神を思い浮かべました。
この場所と同様、何度も行ってみたい場所です。
魚眼、視点のすばらしさに感動しました。
里山の魅力、よく分かります。
返信する

コメントを投稿

Walk on」カテゴリの最新記事