夏の扉
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台風一過の山は、何処へ行こうか?
ツーリングバイクの馴らし走行なら、瓶ヶ森へのテン泊を考えていた。
でもカレンダーを見ると、もう7/10 を過ぎている。
そして、ちょうど満月を迎える。
この時期は毎年、山上の笹百合咲く別天地、堂ヶ森と決めている。
ちょっと旅仕様自転車の馴らし走行には、物足りない距離だが、
夏の扉を開く山上の楽園は、外せない選択(笑)
車体に荷物を積んだツーリングバイクは、思った以上にペダルが重い。
背中に重いザックを背負わなくなった分、内股にくる圧迫感は消えた。
でもその荷重は車体そのものの重さとなって足を重くする。
これは極力、積載重量の軽量化を図らないと、
真夏の東北までの長い道のりを走りきることは、困難で辛い行程になりそうだ。
やっぱり、今年は冷夏なのだろうか?
7月の雨上がりだというのに、一向に気温が上がらない。
黒森峠越えも、梅ヶ市からの山歩きも、
ひんやり肌寒い。
そのせいなのか?
笹百合は、ポツリポツリと、まだ咲き始めの様相。
その上、今年は群生地に蕾が見当たらない。
今年は不作なのか?
それとも、まだ早いのだろうか?
楽園の風景としては、ちょっと哀しい結果となりました。
堂ヶ森避難小屋のエコトイレが、思ったよりも早く完成していた。
檜の香りのする新しくて清潔なトイレは好いですね。
さぁ、次は百名山、石鎚山のトイレ改善だ。
二の鎖元で工事しているバイオトイレは今秋完成予定なのでしょうか?
瓶ヶ森のトイレも何とかしなければね…
石鎚山系のトイレ事情は、愛大山岳会主導で民間が先行している。
山のトイレ改善は、行政まかせでなく、
私たち一人一人が考えなくては行かないところまで来ているようです。
なにせ、これだけ大勢の人が山に入っているのですから。
自然の自浄能力なんて馬鹿なことは言ってられません。
月の出は、東の空を覆う雲が厚く、思うに任せなかった。
せっかく重い望遠レンズと三脚を持っていったのにね(笑)
日が沈むと小屋内でも10℃くらまで気温が下がる。
沢で冷やしておいた麦酒も飲み頃?
否、毛布に包まって、ちょうど好い案配かな?
梅雨明けを待って出発する自転車旅に想いを巡らせながら、
あれやこれや想像の翼に乗って、夢は膨らみます。
いつもカッコいいんですね。
松山からもお月さまは今も見れません。
今日は雨は降ったりやんだり、緑が雨に濡れるのずっと見てしまいます。
山のトイレはキレイなんですね。心ある方々ののお陰です。
これからも楽しみにしています。
山になどいけない私のような者の代わりに楽しんでください。
安全第一になさって下さいませ。
きっと矢野さんのように以前から観て頂いている方には、最近の私のブログは物足りないでしょうね。
ごめんなさい。
唯、どうしても以前のように素直に自然の美しさや、生き物たちの営みに目を向けることが出来ません。
自転車に出会ったことはもう一度、最もベーシックな身体性という原点に戻ることだと思い至りました。
そして旅は、世界に対する視線を開かせてくれます。
毎日、毎日、その道の先にある世界を、
自分自身で切り開いて行かなけばならないのですから。
はは…何時まで経っても青臭い思春期の子供みたいですね(汗)
どこかでズッコケて早々にギブアップするかもしれませんが、
還暦爺さんの一夏の冒険譚、どうか温かく見守ってやってください(笑)
夕焼け見事に焼けていますね。緑の中の笹百合もきれいです。山に行きたいのに雑用が・・・(泣)
ポール・マッカートニーの「フール・オン・ザ・ヒル」をhttp://www.youtube.com/watch?v=uXy-VHHmYEA
ランスケさんに贈ります。
木下博民先生の登場には、びっくり。
あの博覧強記の人は、想像していたイメージに、かなり近いお顔でした(笑)
昨日は、自転車屋さんで旅仕様自転車の最終点検。
実際に山越えの道を荷物を積載した状態で走ってみて感じた違和感を修正しました。
安定感のある走りのためにタイヤを一回り太いものと交換し、
サドルもお尻や腰への負担軽減のため、柔らかい素材のクッション性の高いものと交換しました。
長い旅の間には、幾度か予期せぬアクシデントに見舞われると思います。
でも事前に予想されるリスクは、なるべく消しておきたいものです(笑)
さぁ、週間予報をみると、来週明けあたりから晴れマークが並びます。
この辺りで梅雨明けでしょうか?
それを目安に旅の準備を。
JINさんの葬儀以来ですか?
mariさんから、その後の状況は聞いています。
津守くんが、その後を引き継いだことはJINさんへの一番の供養でしたね。
「フール・オン・ザ・ヒル」ですか?
丘の上のバカ…確かに私そのものだ。
先日テレビを観ていると、
日曜美術館のホストをしている俳優の井浦新が出ていました。
訥々と自分のリスペクトする芸術家たちを自分自身の言葉で素朴に語る
彼の姿勢に好感を抱いていました。
案の定というか?
こういう素朴な人は、バラエティ番組では空気を読めない浮いた人となってしまうのでしょうね。
しばらく画面を観ていましたが、次第に気分が悪くなってテレビを消してしまいました。
何かを自分の言葉で真面目に語ろうとすると、
現在では空気を読めない変わり者扱いです。
バラエティ番組は、特にその傾向が強いようです。
誰かが、あれは公開のイジメだと指摘していましたが、まったくその通りだと思います。
あなたが尊敬する孤高の芸術家たちがそうであるように、
マイノリティであることを怖れず、その他大勢のマジョリティとして流されないことを祈ります。
また今年の夏も、路上の人となります。
東北の青い風景の広がりと暑い夏に想いを馳せて。
これも私の癒し難い病ですね(笑)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/inoueshin/20140716-00037431/
特定秘密保護法案通過の影で、生活保護法が改正されました。
第三親等まで遡って面倒をみなければならないという自己責任論の押しつけ。
近代化の過程で旧来の家族制度を壊しておいて、社会保障制度が破綻すると、
とたんに自己責任へと丸投げです。
ヨーロッパの社会責任、連帯責任の子供を大学まで無料で通わせるという
市民社会の成熟と比べると、あまりに未熟な社会制度と社会意識でしょうか。
子供の貧困率増大の先には、貧困のスパイラルにおける若者たちが軍隊にすくい上げられるという
悲惨な結末が待っています。
こうなると、もう徴兵制はいらなくなってきます(汗)