Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

On the Road again

2014-07-19 | 自転車

 

いよいよ梅雨明け間近。

心焦がれる夏の日々が、今年もやって来る。

ドタンバになって出発を遅らせていた懸念も、なんとか週末には片付きそうだ。

そわそわ、うずうず…毎日空模様を眺めながら心此処に在らずの日々。

湧き上がる夏雲と照りつける陽射しと共に長い北帰行の始まりです。

 

極地からエベレストまで世界の辺境を人力で旅する写真家、石川直樹がこう言っています。

 

地名などを聞いて浮かび上がる固定化されたイメージから、まず離れなければならない。

山は地球の造山活動によって大地が盛り上がった場所だし、

海に名前が付されていたとしても実際の境界線など目に見えない。

そんな当たり前のことを踏まえて日本のあちこちを訪ね、

いつもとは別の視点に立って、目の前の風景を眺めてみる。

未知の絶景は、もしかしたら知っていると思い込んでいた場所にこそ潜んでいるのかもしれない。

 

日本には、まだまだそんな風景が残されている。

ガイドブックの写真を確かめるかのように、

あるいは、あたかもスタンプラリーのように「行った」という事実をコレクションするのでなく、

もっと自分の目を信じて、知っているつもりにならずに、

その土地を歩いてみたい。

そうすると、何気ない風景が絶景に変わる瞬間がきっとある。

頼りになるのは、他人の目を通した情報だけではなく、

何よりも自分と世界との関わり方であり、向き合い方だと思うのだ。

 

私が日頃云い続けてきた風景や旅に対する想いを、とても簡潔に表現してくれている(笑)

ずっと続けてきた山の写真もお遍路旅も、

みんな同じスタンスで表現してきたつもりだ。

On the Road again

さぁ、また長い旅の始まりです。

 

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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これなら (三浦)
2014-07-19 20:26:31
これなら大丈夫重心も下になり、ふらつくこともないと思います。
安全運転に心がけてがんばってください。
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八十八ヶ所巡礼 (三浦)
2014-07-19 20:28:20
やっと四十番まで済ませることができました。
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梅雨明け (misa)
2014-07-19 22:01:00
ずら~っと並んだ晴れマークに、いよいよかなと思いました。私が言うのもなんですが、くれぐれも気をつけて、
明日から山荘伯で東赤石のんびり登山ですがカタックリさんからコメントあり彼女も明日山荘伯だとか・・・・・・
イチゲ東稜にて対面となりました
返信する
それぞれの旅の形態 (ランスケ)
2014-07-19 22:57:04
おっ、三浦さん、五月の石鎚以来ですね。
へぇ~三浦さんもお遍路始められましたか。

ありがとうございます。
私の写真の原点は旅の写真です。
また、ここに戻って来たのだと思います。
そして初めて買った写真集がロバート・フランクの「Americans 」でした。
最初はファインアートでした。
風景写真への傾倒は、ずっと後のことです。

今晩のニュースで、しまなみ海道が自転車の通行料金を無料にしたとか。
まるでタイミングを計ったかのような笑)

三浦さんのアドヴァイス通り荷物を車体に振り分けました。
確かに自走による長期自転車旅をするためには、こういう選択肢しかないと思います。
テン泊をメインにするか?宿に泊まりながら鉄道や自動車を経由した旅にするか?
それぞれの選択肢で旅の形態は違ってきます。

でも、やっぱり旅の原点は、自分の身体能力による移動だと思います。
それをこうしてお遍路、自転車による東北への旅と続けて出来ることを幸せだと実感しています。

さぁ、何処かで野垂れ死にしない程度に(それもいいか?)
のんびり、ゆらゆら旅の軌跡を御覧ください。
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暑さの負けないように (ランスケ)
2014-07-19 23:07:41
misaさん、夏の石鎚へ行きましたか。
そして恒例の八巻山のロックガーデンですね。

夏の朝は格別です。
朝露に濡れた山上の花園をお楽しみください。

私も、いよいよ夏本番を思わせる週明けより待望の自転車旅に出発します。
熱中症で倒れない程度に、頑張ってみます。
返信する
出発前に (三浦)
2014-07-20 07:46:16
必ずしておくこと
後ろの荷物の両方に赤い反射テープを張っておく〔大きい〕
前に黄色い反射テープをはっておくこと
時々拭いてきれいにしてあくこと

テープは大型店にあります
前後に張っておくことで早く他の車両に気付いてもらうことができる

成功を祈ります
返信する
軽量化とリスク対策 (ランスケ)
2014-07-20 09:05:47
三浦さん、色々と心配りありがとうございます。

確かに反射テープは考えた方が良さそうですね。
後部のキャリーの上には寝袋とテント用マットを積載します。
それでテールランプも後部キャリー先端に移動しました。
最近のLED赤色灯は明るいですよ。
点滅して暗いトンネル内でも存在感を示してくれます。

基本的に夜間は走行しないので、
ライトはトンネルと雨天や濃霧などの気象状態での走行のためです。

今夏の東北は、天候が不安定で雨の日も多いと予報が出ています。
山間部に入ると真夏でも、ぐっと気温が下がります。
防寒対策を考えると荷物が増えて…
軽量化とリスク対策との板挟みで頭が痛いです(汗)
返信する
ツーリング (しずく)
2014-07-20 16:19:07
いよいよ旅立ちですか。

私も大学時代、サイクリング部でして愛車のランドナーで北海道や信州・東北・九州など日本中をテントと寝袋で旅しました。

女子大だったため、一緒にキャンピングする友人もいなくほとんど一人で1カ月近く駅や公園のベンチで泊まっていました。今思えば、安全でのんびりした時代だったのですね。たくさんの方に出会い・励まされた旅でした。
東北の風景も心に刻まれています。特に八甲田山から十和田湖、アスピーテラインは忘れ難い思い出です。小さなカメラを片手に撮り続けた写真は大切にしています。

今も変わらない風景であればいいのに・・・とランスケさんの旅の安全を祈りつつ、旅ブログを心待ちにしております。
どうかお気をつけて・・・
返信する
尊敬を込めて (ランスケ)
2014-07-20 17:23:01
なんと、しずくさんって、意外なキャラでしたね(笑)

風雪ながら暮らしさんのところに寄せるコメントを見ていても、
アウトドアの境界線で躊躇している女性という印象でした(汗)
なぁ~んだ、私たちのお仲間じゃないですか。
否、あの時代に女性が単独でテン泊ツーリングをする行動力を考えると私たち以上ですよ。

尊敬を込めて、これからは、しずくさんに接しなければ。

また旅の途中でアドヴァイス等、コメントを寄せてください。
明日、出発します。
返信する
空を見上げています (しずく)
2014-07-20 19:01:45
明日ですか。心は旅に行きたくてたまりません。。。

アドバイスが出来る立場でもありませんが、私の経験からの注意点を少々・・・

パンクした時は、修理後に他にパンク箇所が無いか確認を。タイヤを装着してまだ複数箇所パンクしていた・・・ということがあります。

ナイトランはされないとのことですが、道迷いや疲労、パンクなどで思わぬ時間切れが起こります。山中では獣が徘徊を始めますので、ラジオなどで注意喚起を。私は大きな声で歌ったり叫んでいました(笑 

山岳コースに入る時は、ブレーキワイヤーの点検を。ほつれ、緩みで、ワイヤーが切れることがあります。予備ワイヤーはお持ちでしょうか?

フロントバッグは軽めに。上りなどでふらつきの原因となります。

テント外やバッグに食料を置かないこと。私は、夜中にテントの周りに獣が来て荒らされました。テントも揺する有様で恐怖の一夜でした。

東北は異国の地・・・という印象です。色んなアクシデントも楽しめる旅でありますように・・・

空はどこまでもつながっています!!
いってらっしゃ~~い(^-^)
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