Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

空色を透かして

2017-02-21 | Walk on

  

空色を透かしてみた。

春一番の空の青。

まるで今日の空のように雲ひとつない360度見渡す限り青い空。

北宋、青磁「汝窯」の天青色が人が創った究極の青なら、

自然の創った「青」の極みは、この空色と露草の青か?

溢れる春の光に誘われて、今日はぐるり自転車散歩。

 

是枝裕和の海よりもまだ深くを観て以来、

エンディングで流れたハナレグミの音楽ばかり聴いている。

 

ハナレグミ「深呼吸」

ハナレグミ「おあいこ」

ハナレグミ、忌野清志郎「サヨナラcolor」


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3 コメント

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潮目が変わった? (ランスケ)
2017-02-25 11:57:48
昨日から「騎士団長殺し」上下を買って、埋没中。
大気の流れの境界線上にある山上の隠れ家に暮らす肖像画家の静謐な日常に身を任せ、水母のように物語世界をたゆたっていた。

ふと我に返って俗世を顧みると、潮目が変わっていた(笑)

平野啓一郎 ‎@hiranok

まあ、希望的観測だが、この事件は、何をやっても許されてきた現政権が
転げ落ちていくきっかけになる気がしてる。
森友学園の園長の人格的な破綻が、いい感じで、現政権の思想的なヤバさを象徴してる。
機を見て敏なる太鼓持ちメディアが、一抜け、二抜けした挙句に、最後まで逃げ遅れるのはどこか。


内田樹
✔ ‎@levinassien

僕はこの事件が安倍政権の「終わりの始まり」になると思っています。
強権にへつらう人たちだけが選択的に受益できる仕組みがこの数年で日本のほとんどすべてのシステムに蔓延しました。
いつのまにか性根の卑しいやつばかりが威張り散らす社会になった。

『彼岸花』で佐分利信が戦時中を振り返って言う「俺はあのころが一番嫌だった。バカなやつが威張っていて」と
『秋刀魚の味』で加東大介が「負けてよかったじゃないか」と笠智衆に言われてつぶやく。
「そうかも知れねえな。バカなやつが威張らなくだっただけでもね」に小津安二郎の思いを僕は感じます。

いずれあと何年かしてから、安倍時代を回顧して僕たちも同じような感懐を語るんじゃないでしょうか。
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水のように淡々融ける (ランスケ)
2017-02-23 12:04:00
水のように淡々(あわあわ)融けるが、
東アジア的モンスーン気候が育んだモンゴロイドの感性ではないかと思っています。

「汝窯」青磁の究極の青、天青色も雨の日に覗く空の淡い青です。
日本美術の至宝、松林図屏風も雨上がりの淡い光と空気のゆらぎ。

ハナレグミの「おあいこ」も真昼の月のように淡々と人の繋がりも融けてゆきます。
この映像センス、何処かで観たと思えば「ペタルダンス」の石川寛でした。
今話題の女優さんが出演していますが(笑)この娘の無邪気な笑顔はいいですね。
曲の後半で和声の中にすべてが融けてゆくエンディングが秀逸です。

足の小指の凍傷が酷くて、靴を履くとまともに歩けません。
自転車散歩で気分転換を。
しばらくは自重します。
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光マジック! (鬼城)
2017-02-22 07:50:05
何!この透き通った青は・・・
ランスケさんの進化か?
青磁の青について書かれていますが、砥部焼の青も自分は大好きです。
話変わって先日、ホッホさんとお会いしたとき話題はランスケさんの文章力でした。
素晴らしい感性であり、写真が本体なのか、文章が本体なのか?それともどちらも・・・
済みませんm(_ _)m ご本人抜きでの話です。
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