継子の尻拭い(ママコノシリヌグイ)、屁糞蔓(ヘクソカズラ)…なんとも凄い名称である。
これに大犬の陰嚢(オオイヌノフグリ)を加えれば、植物界の三大ヘイトネーミング?
たしかに植物のそれぞれの形状や特性を表しているのだが、
あまりと云えばあまりの身も蓋もないネーミング(笑)
それが自分の身に降り掛かったとしたら?
完全に思春期にグレているか、世を儚んで自死しているだろう。
これをネーミングした植物学者の感受性の鈍感さに呪いの言葉を吐き続けながら。
ごらんの通り、名称の品の無さとは裏腹に、いたって可憐な野の花々である。
オオイヌノフグリは皆さんも御存知の早春を代表する青い瞳。
タデ科のママコノシリヌグイはミゾソバと共に秋を代表する金平糖の花として有名。
ミゾソバと違って草茎に鋭い棘があるのが特徴。
この棘を継子苛めと結びつけたネーミングらしい?絶句。
ヘクソカズラも、その異臭からの名称だが、こちらは万葉集にもクソカズラと詠まれているので、
一概にネーミングした植物学者のセンスの無さとは云えないかもしれない。
言葉が潜在的に持っている人に及ぼす力を侮ってはいけない。
巷に溢れる憎悪の言葉の氾濫、ヘイトクライムは字義通り犯罪なのだ。
呪いの言葉は、オカルトではなく、そのまま人を殺す力がある。
(いつまでも無くならないネツトに溢れるクソリプや政治家による差別発言そして苛めによる自死)
どうしてこの国は、差別や人権に対して、こんなに無防備で無自覚なのだろう?
自分たちを守るべきセイフティネットを自ら憎悪し破壊している…本当に不可解だ?
文字の出現によって、人間は未来と過去という概念を獲得して、
未来に対する不安と過去に対する後悔という、それまで人類が有したことのなかったものを持ってしまった。
それが文字による時間の可視化の効果である。
「祈り」も「呪い」も「占い」も、時間が可視化されることがなければ、存在しない。
能楽師、安田登は、シンギラリティ(歴史の特異点)としての文字の論考の中で、そう述べている。
初秋の野辺歩きは、季節の端境期の中で日々移り変わる生き物たちの変遷だ。
彼岸花も田圃の畔に、ちらほら緋色の花を咲かせ始めた。
ヘイトクライムは究極のもの、その前に人間であれば「いじめ」という現象がおこる。
何とも情けない事としか思えない。
植物だって、動物だって、人間だって、自分の責任では無いのだから・・・
綿貫征四郎の影も垣間見えますね。
「彼岸花 探し求めて 散歩する」宇和島はまだ堅いつぼみでした。
羽毛を取るために次々に捕らえられ、殺され、絶滅の危機に陥った鳥ですが、人を恐れることを知らなかったために逃げなかったのがアホだということでアホウドリと名付けられてしまったなんて。
それにしてもママコノシリヌグイもヘクソカズラも可愛い花ですね。
大きな勢力を保ったまま台風が近づいています。
台風シーズンを前にしてNHKでも盛んに放送していたように、
近年の台風は予想を遥かに超える記録尽くめの惨禍をもたらします。
四国直撃の怖れもあるので今夜から明日にかけて要注意ですね。
今回の記事は、以前から気になっていた最悪の名前を付けられた可哀そうな植物たちを取り上げました(笑)
ちょうど散歩道にママコノシリヌグイとヘクソカズラが重なるように咲いていた
という偶然の巡り合わせもあって。
これも勝手な人間たちのネーミングであって、当の植物たちは我関せずでしょうが。
でも、これを人間に置き換えると、謂れのない差別や苛めの構図が見えてきます。
特に最近は目に余る言動が多いですからね。
これも島国ゆえの均質性を求める過度な同調バイアスが原因だと思っています。
それが景気のいい上り坂の時代ならプラスに働くけれど凋落傾向の顕著な衰退期にはマイナスに作用するようです。
最近読んだ本の中に「無知とは何か?」という問いかけがありました。
それは知性の欠落ではなく、目の前にある不都合な事実から目を逸らせることである、と。
体力の落ちてきた衰退期には、見たくないものから目を逸らせ、
それを忌み嫌うことから生じる差別の構造が浮かび上がって来ますからね。
この現象は歴史修正(改竄)主義が顕著になってきた時期と見事に一致します。
昨日も続いたJアラートのから騒ぎ(ミサイルは領空外の宇宙空間を飛行し北太平洋沖、日付変更線付近に落下)
それに首都圏だけは外しインフラの混乱を避けるという見え見えの危機意識を煽り、
北朝鮮と米国のチキンレースを政権の失地回復に利用。
情報の取捨選択、メディアリテラシーがより問われる時代だと思います。
コメントの投稿が前後したようです。
アホウドリですか…
この海鳥は、その阿呆と形容される大らかさゆえに種の絶滅の危機にまで追いやられましたよね。
徐々に回復しているようですが、一度見てみたい憧れの海鳥です。
あのダイナミックで優雅な大気の流れに身を委ねた夢の中の飛翔の理想形を。
ついつい昨日の空疎なカラ騒ぎに反応して前出の鬼城さんへに返信が長くなりました。
(鬼城さん、御免なさい)
どうして毎度、威勢のいいマチョな言動に引きずられるのでしょうね?
いい加減に繰り返される歴史の愚行から学んでほしいです。
本当に男は、懲りないバカです。
雨雲レーダーを見ても、ずっと真っ赤に染まった豪雨が降り続けるようです。
これは山間部の道路が寸断されるかもしれません?
本当に、久しく見ない凄い雨と風です。
それとは別に、この時期に衆院解散総選挙が濃厚になって来ました。
あれだけ北朝鮮のミサイル発射で危機を煽っておきながら…?ありえない?
空襲警報を派手に鳴らし公共の交通機関まで停めたあの非常事態宣言は何だったのか?
まだまだ北朝鮮は米国本土まで飛距離が達するまでミサイル発射を辞めないだろう?
それなのに、この時期に国会を解散して総選挙?
ありえない!!
安倍晋三、この人は息を吐くように嘘をつく。
支持できない理由の第一位は、人柄が信頼できない。
でしたよね。
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平野啓一郎 @hiranok ·前
数日前の日経のインタビューで、解散総選挙は、「まったく考えてない」と言ったばかり。国民に嘘を吐くことに、本当に何の心理的抵抗もないんだろう。政治的責任もまったくなし。
市内を流れる重信川も警戒水域まで水かさが増し、
川に近い私の住む街にも避難準備警報が出ました。
川が決壊すると、あっと云う間に床下浸水まで及ぶ映像をNHKのメガクライシスで観ていたので、
一階の仏壇の位牌や布団を二階に移動しました。
まぁ、何事もなく朝を迎え、やれやれ…です。
久しぶりに台風の怖さを実感しました。
さて一夜明けて、四国の道路は(特に山間部は)全面通行止めだらけです。
石鎚山も200㎜を超える雨量を記録しています。
スカイライン、瓶ヶ森林道ともに道路情報の詳細が気になります。
(因みに土小屋ライブカメラに映っている車数台は昨日から停まったままの車です)
http://www.skr.mlit.go.jp/road/info/index.html