現段階(測尺・育成先は未発表)での今年の募集馬の検討ですが、
毎度のことではありますが関西馬を中心に見ていこうかなと
まずは今年募集32頭中7頭(関西所属は内6頭)も入っているラストクロップとなるタキオン産に注目して。
とりあえず横からの見た目を並べてみましょう。
ふむふむ
(見てもあんまわかんないけど
)
どの仔も見栄えは問題なし。
わたしの印象で取り上げるとしたら、
雰囲気的にショウダウン10はなんか締りよくバランスも良さそうな気がするなぁ。
トモにもう少し身がついてきたら理想的
これからの成長次第もあるし、この時点ではまだまだ期待高い仔たちですね。
エリモピクシー10もこれからの成長でどう変化していくか
次は前後の状態。
脚元そんなに気になる仔はいないですね。
プラウドビューティー10はふっくらしてるけど、おっきいのかな
最後にお顔を並べて
エリモピクシー10がデキル仔顔(優等生顔?)じゃない
(ってどんなんやねんってね
)
プラウドビューティー10は女の子らしく目元やわらかく、まだ幼いほんわかとした感じ
スタイルリスティック10の目力はなかなかいいですよ
他の子もスキッとして凛々しい感じですねぇ
マンボスルー10の鼻のピンク色部分が妙に目に付くな
ここからは1頭ずつ。
○
エリモピクシー10 牡
父アグネスタキオン 母父ダンシングブレーヴ
生産:エクセルマネジメント
誕生:2010年2月28日
厩舎:橋口弘次郎
募集価格:4,800万(一口120,000)
馬体重:436 体高:153 胸囲:173 管囲:20
今年募集馬の中で注目度はナンバー1と思われるデ杯2歳S勝ちのリディルの全弟。
お母さん12歳時の産駒とはいえ、まだ活きもよさそうな3番仔というのはほんと魅力あり
1つ上のお兄さんクラレントも7月の新馬戦で勝ち、兄と同じ道(デ杯)に進む予定だしね。
それに曾祖母デプグリーフの孫にあたるエリモダンディーが結構好きだったんですよねぇ。
最後のレースとなった日経新春杯での勝ちっぷりはほんと印象深かった
彼の末脚は見る人を惹きつける魅力がありましたもんね。
もちろん叔母にあたるエリモシックはエリザベス女王杯の覇者だし、
エリモハリアーなんかもいて、この血統はやはりエリモの歴史がありますよね。
生産者がノースヒルズからエクセルマネジメント(旧えりも牧場)に変わった理由が、
今一つわかんないし、えりもに戻ったんならなんでエリモで走らせなかったんだろうね
ブリーダーとしてのマネジメントを考え、目玉的な生産馬を提供することで、
山本オーナーとの縁を深めたいとかの戦略でしょうか。
母父ダンシングブレーヴはノーザンダンサー系のリファール産で歴史的名馬。
タキオンと母系がノーザンダンサー系は相性GOOD
どちらかというとスピード重視の瞬発力タイプに出ると思うので兄同様キレキレの脚を見せてくれるかな
まぁお兄さんリディルも一度やってしまってるのでタキオン産の爆弾はどうしても怖いし、
抽選も厳しそうな雰囲気があるけど、やはり候補筆頭の仔でしょうかね
あと気になるのは育成先だけど、どこでしょうね。
○
ショウダウン10 牡
父アグネスタキオン 母父ダルシャーン(Darshaan)
生産:ノーザンファーム
誕生:2010年3月27日
厩舎:角居勝彦
募集価格:4,000万(一口100,000)
馬体重:467 体高:161 胸囲:183 管囲:21
この仔はお母さん11歳の時の5番仔になりますね。上でまだ活躍馬がいませんが、
一つ上のお姉さんは山本オーナーが走らせているガリレオ産マル外のアクアシャンデリアで未勝利。
それ以外の兄姉は英国で勝ち上がりはしています。
角居先生のとこでクラブ的には自信ありそうなこの値付け。
ちと高く感じるんだよなーー
ミルリーフ系の母父ダルシャーンにタキオンというのは、ほとんど例がなく、
今年注目高かった2歳馬コーダリー(現時点では3戦未勝利)とか?
どうなんだろうなぁ。。。
でも現段階での馬体の見た目は良いし、角居先生ってとこでこの仔も抽選必至でしょうね。
○
マンボスルー10 牡
父アグネスタキオン 母父キングマンボ(Kingmambo)
生産:社台ファーム
誕生:2010年2月21日
厩舎:藤原英昭
募集価格:3,600万(一口90,000)
馬体重:413 体高:151 胸囲:169 管囲:20
お母さんは芝の千六と千八のG3を2勝していて、社台ファームが2008年のキーンランドのセールで、
85万ドル(約8,400万円)で購入した繁殖馬。
1つ上のお兄さんブードゥーロアがそのセール時に、
アンブライドルズソング(Unbridled's Song)を付けていた持ち込み馬で、
社台レースホースで3,000万募集の馬。
母系の母父キングマンボに母母父シアトルスルーという血統構成。
この底力感じられる母系にタキオンは面白いんじゃないでしょうか。
タキオンと母父ミスプロ系は相性良いみたいだし。
この仔はお母さん9歳時の3番仔になるので、まさに旬の頃合い
○
アドヴァーシティ10 牡
父アグネスタキオン 母父シーキングザゴールド(Seeking the Gold)
生産:社台ファーム
誕生:2010年4月15日
厩舎:橋田満
募集価格:3,400万(一口85,000)
馬体重:448 体高:154 胸囲:175 管囲:20.1
ご存知愛馬バリオス、エクスプレスの下にあたる仔。
上の仔たちを扱った角居先生ならタキオンのラストクロップだし、
馬体もよく見せているし間違いなく行っていたんだけどなぁ。
ずっと角居先生だと思ってたんで余計にガックシ感が強い
クラブ馬を預かるイメージがあまりないアドマイヤ、スズカ軍団御用達の橋田厩舎。
去年からクラブ馬も扱い始めてるし、悪くない厩舎だと思うけど、どうもね。
どちらかというとパワータイプの産駒が多いお母さんなので、
お父さんがタキオンに変わってどうなるのか
マンボスルーと同様母父ミスプロ系なので相性は問題なし。
コツコツと頑張ってくれそうな気がしないでもない。
注目はしてますが、他のタキオンっ仔に気が行ってしまって、
今年はどちらかというと見送る方向に気持ちが傾いてるかも。(と言いつつ申し込んだりして?
)
○
プラウドビューティー10 牝
父アグネスタキオン 母父デインヒル
生産:社台ファーム
誕生:2010年4月19日
厩舎:石坂正
募集価格:2,400万(一口60,000)
馬体重:444 体高:153 胸囲:173 管囲:20
ファインモーションの近親で母系にピルサドスキーなどもいて、その血統背景の素晴らしさは疑う余地なし。
兄たちの東サラでの募集価格がガルーダ6800万(17万)、キングダムで3800万(9.5万)。
そして牝馬ではあるけれども当馬は2400万(6万)とどんどん下がったわけで、
タキオンの当時の種付け料が1000万だったことを鑑みると、
血統のわりにお買い得な値段まで下がったという感じ。
まぁ価格についてはガルーダが高過ぎたってのもあるかもしれないけど、
でも当時はそれだけ期待高く、良血ってことは間違いないんだし、
ノーザンダンサー系の良血にタキオンをつけ、初めての牝馬。いいんじゃない
結構気持ち傾いて来たりしてます
まだ4頭いる上の兄たちは結果が出てないけど(キングダムはまだデビューしていません)、
タキオンタイマーを考慮するならこの値段で良血の肌馬のタキオン産にいけるのは、
出資条件的にはピッタリかも
石坂先生はイタリアンレッドの重賞制覇で東サラとの縁も良いし、
厩舎的にも文句なし
○
スタイルリスティック10 牝
父アグネスタキオン 母父ストームキャット(Storm Cat)
生産:ノーザンファーム
誕生:2010年3月13日
厩舎:笹田和秀
募集価格:2,000万(一口50,000)
馬体重:433 体高:152.5 胸囲:174 管囲:19.3
上に挙げてきたタキオンっ仔に注目集まるだろうし、
この仔は意外と人気の盲点となってる気がするんですよ。
なんといっても叔父にあたるナサニエル(Nathaniel)が、
今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを勝ちましたからね
そのポテンシャルからはなかなか面白そうだし、
開業3年目の笹田先生は今年エリンコートでオークスを制し、勢いもありそう
ただね~母系がノーザンダンサー系なのは良いんだけど、
母父ストームキャットにタキオンは結果が出てないのがネック。
そして爆弾で一番可能性高そうなのもこの仔なような気がしたりしなくもなかったりして
タキオン産で価格が1口5万なのである程度お試しにって人にはもってこいかな。
「募集馬検討 その2」は
こちら