陶芸教室 夢工房あすか

大分市内にある陶芸教室のブログです。
  大分市南春日町12の8
  電話 097‐545‐3581

手びねりの技法 (前宣)

2020-02-05 22:13:55 | 手びねりのこと
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手びねりでも基本を終えて、熟達してくると回転を入れて成形します。
電動ろくろで成形した作品とほとんど遜色のないものが出来ます。
手びねりの玉づくりで作陶中の恵良さんのスナップです。
この日は、大皿を 1枚、飯碗を 1碗、輪花小鉢を 1個作っていました。

 大皿 (30㎝径) を制作中



 飯碗を制作中





尚、手びねりの基礎の段階では回転は入れません。
下記のようにコテで小まめに広げて行きます。
これが 「基礎」 です。「基礎」 をつくってから、
次のステップ (中級課程の後半) で回転を入れて成形をします。
ろくろで成形した作品と遜色のない器が作れるようになります。
手びねりの基礎を学んでいる新入会の江島さんの飯碗の作陶です。





飯碗は小さな器ですが、お茶碗の形にしなければなりません。
恵良さんは朝顔型の飯碗です。江島さんはお碗型の飯碗です。
又、飯碗は手に持って使う器ですから軽く作らないといけません。
陶芸を始めたばかりでは、飯碗は作るのが難しいので、
カリキュラムでは中級コースの課程にしています。

ブログに連載中の 「日日是好日」 を終えたら、次は、
「手びねりの基本」 について連載しようと思っています。
さらに、手びねりが終わったら 「ろくろ挽きの基本」 についても
記載して行きたいと思っています。基本を知って欲しいと思っています。
尚、詳細については、アマゾンで売れ筋 No.1 にもなったことがある
拙著 『生活にうるおいを与える食器づくり』 に記述しています。

 <追記>
「陶芸の基本 (元祖陶芸?! 目から鱗が落ちる!)」
の連載を2021年1月11日から始めました。下記をクリックするとご覧いただけます。

① 連載1(2021/1/11): 陶芸の基本 (オーソドックスな陶芸)

② 連載2(2021/1/13): 陶芸の基本技法とは

③ 連載3(2021/1/15): 玉づくり (手びねりの基本)

④ 連載4(2021/1/17): 小鉢、中鉢、大鉢づくり

⑤ 連載5(2021/1/19): 中皿、大皿づくり

⑥ 連載6(2021/1/21): 手びねり上級編 (最終目標)

⑦ 連載7(2021/1/23): 手びねりの削り

※ 「ろくろ」 と 「用具」 については追って連載します。



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意外にも近くにあるのに気付かない人たちが多いですが、
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電動ろくろもスムーズに習得できます。


☆ 教室案内 : https://blog.goo.ne.jp/asuka1
☆ 自費出版 : 『生活にうるおいを与える食器づくり』
  こういう本があるといい。こういう本が欲しかった。残りは僅か。
  アマゾンの陶芸ベストセラーでNo.1 にランクされたこともある実用書。
  アマゾンへは、こちら をクリック。定価は1,400円です。
  リユース本には、5,000円のプレミアムも付いてます!!

  完売御礼
 ☆ お陰さまで拙著が 10月末で完売しました ☆
尚、通販元によっては、在庫が1、2部ほど残ってるかも知れません。
又、手元には予備が 5部ほどありますので、ご希望の方は教室宛に
書籍代 1,400円と送料 200円を同封のうえご注文願います。


生徒さんも名著を読み返してね。復習になります。
いいことが書いてあるよね! 正統派です。
 

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玉づくりの作品

2019-08-19 00:02:39 | 手びねりのこと
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手びねりは 「玉づくり」 が基本です。陶土をボールのように丸くして、手ろくろの上に置いて成形します。手の平で叩いて円柱状にします。そして、両手の親指で穴をあけて、外側に土を寄せて厚みのある半筒型にします。電動ろくろでは、「土取りをする」 と言います。同じです。それから、両手の指で摘まんで寄せて、胴体を薄くしながら高くして行きます。手びねりも電動ろくろも手順は同じです。回転してるか、してないかの違いだけですが、手びねりも中級コースに進級すると、電動ろくろを同じように回転を入れて成形します。

基礎コースでは、回転は入れずに薄くして高さを出します。次に、胴体の内外をコテで上下にならして仕上げます。最初はこの手法で成形しますが、基本どおりにコマメに行うと、ほぼ左右対称の器が出来ます。

最初に、湯呑みとコーヒーカップを作り、次に小鉢と中鉢を作ります。それから、中皿を作ります。全て玉づくりで行います。手びねりでも、中皿や大皿が出来るようになります。

下記にアップした作品は、基礎コースの第三、四課程の小鉢、中鉢と、第五課程の中皿です。宏さんの作品です。もう少し慣れてくると、思いどおりに成形できるようになります。さらに中級コースへ進級すると、回転も入れるので、電動ろくろで成形したような作品が出来るようになります。基本どおり作陶すると使える器が出来ます。

基本的な作り方については、拙著 『生活にうるおいを与える食器づくり』 に詳述しています。基本を知らないと余分な労力などを費やすことになります。回数を重ねれば、どんなやり方でも作れるようになるのも陶芸ですが、趣味でやるからこそ、手びねりでも電動ろくろでも、作陶の基本を知って欲しい思っています。アマチュアだからこそ使えるものを作りましょう。









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大分市内にある数少ない 陶芸教室 「夢工房あすか」 です。
意外にも近くにあるのに気付かない人たちが多いですが、
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☆ 自費出版 : 『生活にうるおいを与える食器づくり』
   こういう本があるといい。こういう本が欲しかった。残りは5,6部。
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これが、手びねり

2019-07-16 00:03:33 | 手びねりのこと
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数ヶ月ほど前に男性の生徒さんが入会した。
最初に湯呑みを 1個、二回目に湯呑みとコーヒーカップを各 1個作った。

陶芸を少しやったことがあるそうだが、一つひとつ丁寧に基本から教えた。「こうやって作るんですか!」 「そういうことなんですか」 「いま話されてることを、本にも書かれたのですか」 「そこまで書いていいんですか!」 と驚いたように何回も聴かれた。一級建築士の資格を持っている生徒さんなので、何かくすぐったいような、重みがあるような気持ちになった。

「これが手びねりの基本なんです」 「秘伝ではありません」 「基本どおりやれば使える器が出来ます」 「基本を伝えたいと思って開いた教室なんです」 「手びねりの基本を教える教室は、東京でもほとんどないですよ」 「がらくたばかり出来ると嘆いてる人も多いんですよ」 「私もそうでしたから」 と説明した。

そして、「私が自費出版した実用書は、基本となる手法を残しておきたいと思ってまとめたんです」 「手びねりが粘土細工では寂しいと思ってるんです」 「皆さんにも、手びねりと、電動ろくろの基本を知ってもらいたいと思って本を上梓したんです」 と付け加えた。

新入会の生徒さんは、言われたとおりに丁寧に作っていた。作品も綺麗に仕上がっている。その初回作品が、湯呑み 2個とコーヒーカップ 1個です。少し大きめですが、手取り感のよい器に仕上がっています。コーヒーカップは本人が持った瞬間に 「軽い!」 と声をあげていた。宏さんの作品です。

 最初に作った湯呑み : 容量 250 ml。 重さ 200g


 コーヒーカップ : 容量 300 ml。 重さ 240g
 二つ目の湯呑み : 容量 310 ml。 重さ 210g


二つ目の湯呑みには、偶々だが側面や高台内に梅花皮 (かいらぎ) 風の模様が出ている。特に高台内には釉薬が溜まり、いい感じの梅花皮状になっている。志野茶碗や井戸茶碗に見られる釉薬の縮れ (ちぢれ) である。なかなか出せないのだ。珍重される。めったに出ない梅花皮模様だ。また、腰部の辺りには、猫掻き模様も残されていて趣がある。大事に使って下さい。





新入会の生徒さんは単身赴任中で短期間しか来れないようだが、月 4回のほかに、2回ほど追加して来ている。集中して学ぶと陶芸は早く上達できる。

これから、基本をしっかり学んで下さいね。教室では毎回、使える器ができます。手びねりでも、玉づくりでお皿が作れるようになります。粘土細工的な作り方では使える食器は作れません。また、暫らくすると回転を入れて作陶するので、ろくろ作品と遜色ないような作品が出来ます。

教室で指導する手びねりは、電動ろくろの挽き方と同じ手法です。手びねりの手法も、電動ろくろの手法も基本は同じなのです。それを知ってほしい。手びねりで作陶の基本を覚えると、電動ろくろも直ぐに上達します。ただ、男性はすぐに応用に走りたがる傾向にあるので、これから教える基本は忘れないようにして下さいね。

「手びねり」 と 「電動ろくろ」 の作陶の基本を伝えたいと思って開いた教室だが、14年間を振り返ってみると、意外にも県内出身の男性の生徒さんが少ない。遠藤さん、浅野さん、佐々木さんなど県外出身の生徒さんが多かった。上手になった女生徒さんも、安藤さん、伊藤さんなど県外に出た人が多い。県内に作陶の基本が根付いてほしいと思ってるのだが・・・。少し虚しい気持ちになる。ブログも遠くの人は見てくれてるようだが、県内や市内の近くの人はほとんど見てないようだ。

東京だと陶芸教室に沢山の生徒さんが来てくれるだろうが、こちらではなかなか難しい。レギュラーの女性の生徒さんたちが熱心に頑張ってくれてるのでもう少し頑張ろう。

行く行くはブログで、手びねりと、ろくろの作陶の基本を全国へ発信して行こうと思っている。ユーチューブだと世界へ発信できるだろうが、それを作成するスキルと気力がない。私のブログ記事を参考にして、作陶の基本を広めてもらえればと考えている。「日日是好日」 の連載を終えたら、「手びねり作陶の基本」 と 「電動ろくろ作陶の基本」 の記事を連載して行きたい。


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手びねり成形の器の削り

2019-03-31 10:45:38 | 手びねりのこと
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3月6日に手びねりの成形の過程をコマ送り動画で紹介しましたが、
今回は、手びねりの削りのスナップをアップしましょう。
外側の削りを終えて、高台内の削りを行ってます。回転を入れて削ってます。



削り後の乾燥中のマグカップ2個と湯呑み1個です。(翌朝撮影)




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手びねり動画に添えて

2019-03-08 00:03:18 | 手びねりのこと
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教室の手びねりコースでは、基礎課程と中級課程を8ヶ月間ほど学びます。
これを修了する頃には、回転などを入れて楽に綺麗に作れるようになります。

最初は回転を入れるのは難しいです。最初の内は回転を入れるような
熟練を要するスマートなやり方は行いません。まず基礎的な作り方をします。
それは、牛が歩くような鈍重なやり方です。こまめな繰り返し作業で作ります。
これが基礎です。基本になります。電動ろくろの基本にもなります。
作陶の基本が分かります。楽しみながら使える器が出来るようになります。

陶芸体験の人たちも同じように作ってもらっています。体験の
人たちが手びねりで作ったコーヒーカップの作品もアップしましょう。
「成形、削り、釉薬掛け」 の全ての工程をご自身一人で行っています。
取っ手もご自身で作り、取り付けています。私はいっさい手を出しません。
正真正銘のご本人が作った作品になります。



手びねりは、美大などでもほとんど教えてないようです。
美大の陶芸科を卒業された女性が体験に来られた時に、
「感動しました!」 と言っておられたのが忘れられません。

基礎的なやり方については、私が自費出版した本がありますのでご覧下さい。
手びねりと、電動ろくろの基本的な作陶の手法を克明に文章で解説しています。
『 生活にうるおいを与える食器すづくり ~陶芸へのいざない~ 』 という本です。
アマゾンや楽天ブックスで通信販売をしてます。売り切れてるかも知れません。
手持ちは少しあります。東京・千代田区にある国立国会図書館でも閲覧できます。
尚、ブログのサイドバーのカテゴリ欄の 「陶芸の本」 でもこの本を紹介しています。

本の出版を構想した時に、写真や挿絵を入れたいと思ったのですが、
自費出版ですので、挿絵なども挿入するのが難しく、費用も
かさむので出来ませんでした。文章だけで記述しましたが、
理屈にかなってないと文章には表現ができないので苦心しました。



この拙著は、私がパソコンで作成した原稿をそのまま印刷したものです。
校正なども全て自分でやりました。目次から細部に至るまでこだわりました。
読み易いようにと、1行ごとの改行の修整などもしましたので大変苦労をしました。
誤字や脱字の修正など校正にはかなり手こずりました。
読み返すたびにその時のことが思い出されます。
結構よく書けてるなと思います。自画自賛というのでしょうか・・・。
皆さんが読まれても多分、目からウロコが落ちる感じになるのではないでしょうか。


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