陶芸教室 夢工房あすか

大分市内にある陶芸教室のブログです。
  大分市南春日町12の8
  電話 097‐545‐3581

コーヒーカップにイッチン/9月の作品

2024-10-24 23:21:21 | 湯呑み、カップ、ポット
 
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 ■ コーヒーカップにイッチン/9月の作品

佐藤(恵)さんのろくろ作品。
佐藤さんもコーヒーカップの縁周りにイッチン掛け。
水玉のイッチン模様がコーヒーカップを際立たせています。
盛り上がった 1ミリ径の水玉模様が引き立て役に。
上品な素敵なコーヒーカップに仕上がってます。
取っ手もとってもいい。上手な作ってる。





次のコーヒーカップもイッチン掛けをしていますが、
白い釉薬を掛けたので線描きしたイッチン模様が隠れている。
白土ではなく赤土に施すと鮮明なコントラストが得られます。
次回は赤土の器にイッチンの線状模様を施してみましょう。





イッチン掛けとは、白化粧土をスポイトで絞り出して器に装飾する手法です。
器に細い線や水玉模様を入れる時は、スポイトの先端に口金を取り付けます。

イッチンとは、江戸時代に画家の久隅守景「一陳斎」が考案して
織物の友禅染の絵を描く時に使った糊付けの手法です。それが由来です。

佐藤さんは花器もろくろ挽きをしてました。
初めてのろくろ挽きの花器ですが上手に挽き上げてます。
写真ではよく分かりませんが、下部のカキベラの縦目の削り跡が
薄緑色の濃淡で上品に見えます。優しさを感じさせる花器になってます。





 ※ 生徒さんへ
先程、本焼きを始めました。
27日(日)の昼頃に窯出しをします。お楽しみに!



大分市内にある数少ない 陶芸教室 「夢工房あすか」 です。
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こういう本があるといい。こういう本が欲しかった。
アマゾンの陶芸ベストセラーでNo.1 にランクされたこともある実用書。
アマゾンへは、こちら をクリック。定価は1,400円です。
第二版のリユース本には当時、5,000円のプレミアムが付きました!!
最近では、7,282円まで高騰しています。不朽の名著に・・・。

<補足> アマゾンで通信販売をしてる時に、クチコミに
嬉しいコメントをいただいていますので記載させていただきます。

「陶芸の最も基本的な所から、
比較的細かいポイントに焦点を合わせて紹介してあるので、
かゆい所に手が届くといった感覚で非常に役に立ちます。
少し学んだ経験がある人でも改めて得るものがあるのでは。
作品集もどれも素敵ですね。」


どなたか存じ上げませんが、ありがとうございます! 


≪陶芸の基本シリーズ連載記念の特典≫
自費出版した 『生活にうるおいを与える食器づくり』 の
改訂版は完売しましたが、改訂前の初版の在庫も残り少なくなりました。
ほしい方がおられましたら出精価格でお分けします。

定価は @1,400円ですが、硬貨だとかさばるので、
お札で、送料込みで @1,000円にします。
初版ですが、ページ数は改訂版と変わりません。


手びねりからろくろ挽きまでの一貫した手法を
知りたい方には大変参考になる内容になっています。

陶芸の手法を文章だけで論理的に解説した国内唯一の作陶の入門書です。
ただ、作陶の手順を易しくかみ砕いて記述しましましたが、
文章だけの説明ですので初心者の方には理解しづらいかも知れません。
初心者の方は最初は市販の参考書などを見られる方がよいかも知れません。
写真や、絵、イラスト付きの素敵な作品が掲載された入門書です。
それらの市販の参考書にはお薦めするようなものもないですが、
陶芸とはどんなものなのかを知ることが出来ます。

陶芸をやってみて、ある程度分かってきて、
「何か違うなあ・・・」 とか、「基本から学び直したい」 とか、
「もう少しステップアップを図りたい」 「理に叶った陶芸をしたい」
と思われたら拙著を読んでみて下さい。目から鱗が落ちます。
ためになる役に立つ本格的な陶芸の作陶の手引書です。
基本となる手法を知ってもらうために書き下ろした教則本です。

毒舌な言い方になるが、市販の陶芸の入門書は
ためになることが一つか二つしかないように思うが、拙著には
八つや九つかそれ以上あるように思うのは買い被りであろうか。
一度は読んでみることです。それを生かすかどうかはあなた次第です。

ブログにも 「手びねりとろくろ挽きの作陶の基本」 を開示しましたが、
この本は、さらに詳しく論理的に解説した内容になっています。
ブログのカテゴリーの 「陶芸の基本」 の記事も閲覧者が大変多くなっています。
このカテゴリーはブログのベスト閲覧シリーズになっています。
粘土細工的でないオーソドックスな陶芸が普及することを願っています。

因みに、最初から形を作りながら成型するやり方を「手捏ね(てごね)」といいます。
代表的なものに「楽茶碗」があります。伝統的な抹茶茶碗の作り方です。
このような作り方もありますが、現代の電動ろくろの手法とは異なります。
現代陶芸においては、電動ろくろと一貫する手びねり技法を学ぶようにしましょう。



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孫にスープカップ/8月の新作

2024-09-30 21:32:30 | 湯呑み、カップ、ポット
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 ■ 孫にスープカップ/8月の新作

8月に孫のために作ったスープカップ。久々にろくろ挽き。
一番下の男の孫から「落として割ったのでまた作つて」と電話が。
その上の孫娘のカップも欠けてる所があるらしいのでその分も制作。予備も一つ。
両手持ちのスープカップは孫八人に作つて贈っているが、たまに落として割っている。
作り替えるのは今度が三度目になるかな・・・。孫たちはみんな愛用しているようだ!


 


今回は子供好みの単色(緑ビードロとトルコ青、予備は黄瀬戸)
にしたが、以前のスープカップには白化粧土のイッチン描きで
「ぬくもり」「すごい」「がんばれ」「わくわく」「おもいやり」などの語句を入れた。
釉薬で「すごい」の語句が流れたものもある。その内の二つは我が家で使用中。
かぼちゃスープや、具の多い鍋物の残り汁などが美味しく飲める。
子供用に胴体に丸みをつけたのでスプーンで気持ちよくすくえる。


 


イッチン描きも温かみがある。何を隠そう私は字がへたなのだが、
当時はモチベーションが高く、ひらがなの手本を買って来て練習をした。
武田双雲著作のこのひらがなの『しょぼん(書本)』を真似て描いたのです。


 


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初版ですが、ページ数は改訂版と変わりません。


手びねりからろくろ挽きまでの一貫した手法を
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ただ、作陶の手順を易しくかみ砕いて記述しましましたが、
文章だけの説明ですので初心者の方には理解しづらいかも知れません。
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写真や、絵、イラスト付きの素敵な作品が掲載された入門書です。
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代表的なものに「楽茶碗」があります。伝統的な抹茶茶碗の作り方です。
このような作り方もありますが、現代の電動ろくろの手法とは異なります。
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新入会生と体験者の作品/8月の新作

2024-09-24 23:17:33 | 湯呑み、カップ、ポット
 
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 ■ 新入会生と体験者の作品/8月の新作

新しく入会の男生徒の淋さんの作品。
手びねり基礎コースの最初の課程は湯呑みだが、
体験の時に制作してるので、コーヒーカップに。



カリキュラムの二つ目は小鉢。玉づくりで制作。
手びねりもロクロと同じ手順で筒づくりから展開。
胴体を垂直に上げて、それから広げて小鉢へと展開する。
小鉢も二個作るが、最初の一つ目は胴体を薄くし過ぎたので湯呑みに。
胴体を広げると薄くなるので少し厚みを残す必要があるのです。

 

淋さんは単身赴任中とのこと。いろいろな趣味に挑戦中のようだ。
陶芸のほかに茶道や書道などいろいろとトライしてるようだ。

茶道仲間の女性が陶芸もやってみたいとのことで体験に来た。
その作品の湯呑みも焼き上がってるのでアップ。安片さんの作品です。
体験でも成形から削り、釉薬掛けまで全て自分でやってもらっている。



つい 2時間ほど前だが、
淋さんが制作した中皿。19㎝径。
手びねり基礎コースの四つ目のカリキュラム。
玉づくりで筒形に立ち上げてから胴体を反らしてお皿に。
基本通りに行うと手びねりの玉づくりでもお皿が出来るのです。
次回に裏面を削って輪っか状の高台(こうだい)を出して素焼きをする。
素焼き後に絵付けをしてもらう予定。それに透明な釉薬をかけて絵付け皿に。




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見事なカイラギの名品に/コーヒーカップ

2024-04-01 22:00:00 | 湯呑み、カップ、ポット
 
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 ■ 見事なカイラギの名品に/コーヒーカップ

4月に入りましたね。
今回から 3月の新作をアップしましょう。
最初に川野さんの手びねりのコーヒーカップです。
全面に見事にカイラギが出ている。名品に!
「カイラギ」とは、器肌のエンボス(凹凸)なのです。
唐津焼や萩焼などに見られる器の肌です。






このカイラギ肌は、抹茶茶碗では名品として謳われ称賛される。
唐津焼や萩焼、志野焼などで見られる釉薬が縮れて粒状になったものなのです。
唐津焼などでは細かな縮れだが、志野焼の抹茶碗では大きな縮れが模様になる。
私も以前にこのカイラギ模様を出したいと模索してたことがある。
なかなか出せないのです。どうしたら出せるのかよくつかめないのです。
釉薬の濃度によるものか、陶土の粗さによるのか、焼成温度か??

「カイラギ」は漢字では「梅花皮(かいらぎ)」とも書くのです。
刀剣の柄(つか)に巻き付けられてるチョウザメの皮の模様なのです。
このエンボス(凹凸)模様が散った梅の花に見えることから名付けられている。
現代では、高級皮革ブランド品の “GUCCI” のレザー模様と言えるのでは??!

器全体にこのカイラギが出ている。見事な景色になっている。
それに増して絵のデザインが素晴らしい。スーッと伸びた白樺の木々に雪も舞い、
しいん~とした冬の静寂さが伝わってくる。器肌のグレーもいい。
取っ手にはシマエナガも。落ち着いた夢のある上品な器に。
器には温かなコーヒーや紅茶が注がれる・・・。

 

 


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手びねりのスープカップほか

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 ■ 手びねりのスープカップほか

手びねりの玉づくりのスープカップ。
両手持ちのスープカップ。藤原さんの 2月の作品。
手びねりの器は温もりがある。スープが美味しく飲める。

 


次は、藤原さんが娘さんと来た時にタタラづくりで作った輪花の平鉢。
小学生のなつちゃんは大好きなリンゴのお皿を。二つとも型作りです。
焼き上がって大変喜んでいたそうだ。毎日使ってるかな・・・。

 


恵良さんは今回は小物づくり。
手びねりでご主人用のお猪口を作つていた。2月の作品。
毎晩、お猪口を変えながらチビリちびり日本酒を。愛妻お猪口で酒も旨い!



手びねり上手なお二人。ろくろは行わず手びねりだけを長く続けてる。


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