陶芸教室 夢工房あすか

大分市内にある陶芸教室のブログです。
  大分市南春日町12の8
  電話 097‐545‐3581

陶芸の基本/手びねりの削り /連載 7

2021-01-23 07:25:00 | 陶芸の基本 (手びねり編)
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陶芸の基本 (元祖陶芸?! 目から鱗が落ちる!)/連載7

 ■ 手びねりの削り


手びねりの 「玉づくりシリーズ」 を 2、3回ほど掲載して、生徒さんの本焼き作品などをアップする予定でしたが、間があくと理解しにくいだろうと思って、連続して掲載して 6回にもなりました。こう言う記事ですのでブログへの訪問者が減っていますが、出来るだけ伝えておきたいし、残しておきたいので、きちんと書いています。ろくろの基本でもありますので、読んで実践してほしい。

「手びねりの削り」 についても少し触れておかないと区切りがつきませんので、引き続き今回も 「手びねりの基本」 シリーズを掲載します。削りについては、写真が何枚か残っていましたので、それをアップしましょう。

陶芸は、削りで形が出来上がります。器のよさも決まります。成形する時にも、あとで削るので、削りしろを考えて形を作るようにしましょう。

陶芸体験の場合には、先生が削りを行うケースが大半ですが、これでは先生の作品になってしまいます。自分で削って初めて自分の作品と言えます。削りも結構大変ですが、一つや二つを削るのは楽しいものです。出来れば削りも、釉薬掛けも行うようにしましょう。削りと釉掛けを行うことで、器づくりがどう言うものなのか、どういう工程を踏んで出来上がるのか理解できると思います。それを知ってほしいと思います。


手びねりの削りです。カキベラを後から手前に引きながら削ります、
下の 3枚の写真は体験者の削りです。最初に、高台の外側を削り出します。



そして、胴の外側を削って。最後に高台の内側を削ります。



削りの終了です。削りが使える器になるかどうかを左右します。大事な作業です。



レベルが上がってくると回転を入れて削ります。
下の 4枚の写真は生徒さんの削りです。回転を入れてます。
削りでは、胴周りは左回転、高台内は右回転です。










削りについても、拙著 『生活にうるおいを与える食器づくり』 に詳しく書いています。改訂版は売り切れましたが、初版が少し残ってますので、もし欲しい方がおられましたらお分けします。下記の特別セール欄をご覧下さい。
また、アマゾンで通信販売をしてる時に、クチコミに嬉しいコメントをいただいていますので記載させていただきます。

「陶芸の最も基本的な所から、比較的細かいポイントに焦点を合わせて紹介してあるので、かゆい所に手が届くといった感覚で非常に役に立ちます。少し学んだ経験がある人でも改めて得るものがあるのでは。作品集もどれも素敵ですね。」

どなたか存じ上げませんが、ありがとうございます!



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陶芸の基本/手びねり上級編 (最終目標)/連載6

2021-01-21 08:45:48 | 陶芸の基本 (手びねり編)
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陶芸の基本 (元祖陶芸?! 目から鱗が落ちる!)/連載6

 ■手びねり上級編/回転を入れた成形

5回にわたって、手びねりの 「玉づくりの基本の手法」 を解説してきました。陶芸は 「筒づくり」 から始まります。
この筒づくり の手法で、湯呑みやコーヒーカップ、小鉢、中鉢、中皿、飯碗、大鉢、大皿などいろいろな食器を作陶して手びねりの修得に励みましょう。

基本は、最初は少し難しく感じますが、慣れるとスムーズに出来るようになります。土をこねくりまわして作る子供のような陶芸が席巻していましたが今や風前の灯です。今こそ理に叶ったオーソドックスな陶芸を興す転機ではないでしょうか。ちょちょんと作るイメージは払拭されなければなりません。陶芸も学ぶものです。時間をかけてコツコツと習得しましょう。フォルムの整った、使える器が自在に出来るようになります。楽しみが増え、生きがいを感じるようになります。

いろいろな食器づくりをして玉づくりに慣れてきたら、次は回転を入れて作りましょう。回転を入れて作ると、さらにフォルムの整った器が出来るようになります。これが、玉づくりの “最終目標” です。この手法を開示しましょう。
この “最終目標” に向かって手びねりに励んで下さい。


  回転を入れた作り方

玉取りした陶土をドーナツリング状に半筒形にして、
胴を摘まんで寄せて、立ち上げ、筒づくりをする所までは同じです。

1.筒づくりが出来たら、これまではコテで口縁を小まめに反らせましたが、
2.回転を入れて口縁を反らせます。左手で手ろくろを回転させます。右回転です。
3.次に、卵形のコテを胴の内側に当てます。口縁から1㎝くらい下に当てます。
4.当てたコテを徐々に手前に倒すと口縁が反ってきます。洗面器の縁のようになります、



5.口縁を反らせたら、次は内側の反り目の出っ張った所にコテを当てます。縁から1㎝下です。



6.胴が広がります。順次、同じ要領でその下にコテを当てます。段階的に行います。
7.最下段まで行ったら、最初に戻り、また口縁を反らせます。
8.同じことを繰り返します。手ろくろを回転させながら行います。
9.胴が広がってきます。
10.所定の外径まで広げたら出来上がりです。
11.ろくろは、下から広げますが、手びねりは、上から広げます。
   尚、さらに上達してきたら、口縁を反らせてから、
   ろくろと同様に下から上に連続して広げることも出来ます。
12.口縁を指で締めます。そして、なめし皮で整えます。




13.完成です。ご飯茶碗が出来上がりました。恵良さんの作陶です。




回転を入れるまでの過程は、前回の鉢づくりや、お皿づくりで説明した通りに行って下さい。ろくろと遜色のない器が出来るようになります。愉しいですよ。


連載シリーズの最初にも書きましたが、多くの参考書や、ブログ、 You Tube などで紹介されてる 「手びねり」 は適当な異質な作り方です。誰かが、最初に そんな粘土細工的な作り方を紹介したのでしょう。

陶芸も学ぶものです。ステップ バイ ステップで日々を重ねて学ぶ陶芸を定着させたい 、、、そういう思いで今回、「玉づくりの手法」 をブログに開示しました。多くの人に見てもらいたいと思っています。そして、実践してほしい。

一過性のろくろ体験などは、遊びで終ってしまいます。陶芸を学ぶことにはつながってきません。ただ、オーソドックスな陶芸を広めることも難しいことです。

暫らくしたら、「ろくろの基本」 も書いてみたいと思います。また、その前に 「陶芸の用具」 のことなども少し紹介しようかと思っています。皆さんもオーソドックスな陶芸に取り組んでみませんか。陶芸教室を開けるようになるかも??! あなたが先生です!

陶芸の基本をこの連載シリーズから学んで修得してほしい。陶芸家の人たちは独学の人たちが多いようですが、才知ある人はそれでよいと思いますが、皆さんには基本を学んでほしいと思います。私は、陶芸の基本を富士五湖の山中湖の陽だまり工房から30%、東京・渋谷のジック・セラミック・スタジオ から40%、その他の教室から10%、陶芸の本や雑誌から20~30%くらい学びました。そして、私の経験が10%くらいプラスαされています。

私が学んだ二つ、三つの教室も何年か前になくなったようです。20年以上もやっていたので、代替わりの節目にきたのでしょう。その教えを継承し進化して行かねばなりません。

陶芸は、成形、削り、釉薬掛けの三つの工程があります。時間と手間がかかるものです。さらに加飾や装飾の工程もあります。かなりの時間を要します。このように手間をかけて作るものです。それが楽しみや、生きがいになることを知ってもらうことが一番大切ではないかと思っています。おのずと手づくりの器の評価や、価値もより高まってくるのではないでしょうか。とは言っても、現実はなかなか難しいところです。老婆心ながら思うことです。老爺心です。


恵良さんが大皿を成形している写真もアップします。
手びねりでは難しい大皿ですが、口縁まで立ち上げています。
お見事です。手びねりの玉づくりです。







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陶芸の基本/中皿、大皿づくり (手びねり)/連載5

2021-01-19 10:10:20 | 陶芸の基本 (手びねり編)
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陶芸の基本 (元祖陶芸?! 目から鱗が落ちる!)/連載5

 ■ 玉づくり/中皿、大皿づくり(手びねりの基本)



手びねりの玉づくり (玉取り作り) でお皿を作ります。
筒づくりです。筒状に立ち上げ、胴を広げると鉢になります。
さらに胴を倒すとお皿になります。鉢づくりの延長がお皿です。

陶土に穴をあけ、広げてドーナツ状の半筒形にする。
そして、両手の指で摘まんで寄せて胴を立ち上げる。
陶芸は垂直に上げるのが基本だが、お皿にするので、
少し上広がりにラッパ状に上げる。逆円錐形に立ち上げる。
次に、口縁を反らしてから、胴を広げる。
これを繰り返すとお皿になる。

湯呑みからお皿まで一貫した作り方です。ろくろと同じです。
筒づくりから始めます。オーソドックスな陶芸の手法です。

オーソドックスな手びねりを教えている陶芸教室は殆どないですが、
二つの陶芸ブログランキングで第1位をいただいていますので、
ご期待にお応えしたいと思い、陶芸の基本を開示することにしました。
第一弾で手びねりの玉づくりの基本を開示し、第二弾でろくろの基本
を開示したいと思います。基本は最初は少し難しく感じるかも
知れませんが、それが芸の道です。陶芸です。陶道です。

お皿づくりの難しい所は、
胴を大きく倒し広げるので、たるんで歪みが出ます。
どのくらいの角度まで倒せるかそれが技量になってきます。

ろくろの場合は、水を沢山使うので腰の所が耐えられなくなり、
胴の腰の所からストンと抜けるように落ちてしまいます。
一瞬にして海のクラゲのようになります。手びねりの場合は、
水を使う量が少ないのでクラゲになることはありませんが、
たるんでへたり、ゆがみが出ます。

又、胴を倒して行くと腰の見込みの所が盛り上がります。
盛り上がりをいかにして抑えるかが上達への道になります。
技量を要するところです。少し頭も働かせねばなりません。

要領がつかめると形の良いお皿が出来るようになります。
何回もトライすることです。お皿づくりの難しい所です。
フォルムのよい滑らかな曲線の平らなお皿にするには、
経験が必要になります。ろくろでも同じです。

お皿はタタラ (板) づくりで作ることも多いですが、
玉づくり (玉取り作り) で作った器は手づくり感があります。
お皿づくりが出来るようになったら、8寸~1尺 (25~30㎝径)
の大皿にもトライしましょう。レベルアップします。楽しめます。

前回も書きましたが、拙著 『生活にうるおいを与える食器づくり』
には、お皿の作り方も文章で詳述しています。ブログでは
細かいところまで説明できませんが、もし分からない
ところがありましたら少し考え、工夫して下さい。

テレビではこの当たりで CM が入ります。
最近はネットでもこの辺で広告がよく入っていますが 、、、
この拙著は文章で解説した希少な陶芸の実用書です。
アマゾンで通信販売をしてる時に、うれしいコメントを
いただいていますので、紹介させていただきます。

「陶芸の最も基本的な所から、比較的細かいポイントに
焦点を合わせて紹介してあるので、かゆい所に手が届くと
いった感覚で非常に役に立ちます。少し学んだ経験がある人
でも改めて得るものがあるのでは。作品集もどれも素敵ですね。」

尚、この改訂版は完売しましたが、初版が
少し残っていますので、もし欲しい方がおられましたら
お分けします。下記の記念セール欄をご覧下さい。

お皿の作り方を箇条書きにしましょう。

 中皿づくりの手順 (手びねりの玉づくりの基本)

1.お皿づくりは、前回の小鉢作りの延長です。
2.18cm径の 6寸皿を作りましょう。中皿です。
3.600gの土玉を叩いて 12㎝径の円柱形に玉取りします。
4.そして、両手の親指を真ん中に少し押し込んで穴をあけ穴を広げます。
5.陶土を少しずつ外側に寄せてドーナツリング状の半筒形にします。
6.底の厚みが 10㎜になったら、胴を摘まんで寄せて立ち上げます。
  (ここまでは湯呑みや、鉢づくりと同じです)

7.垂直に立ち上げると、広げてお皿にするのが大変なので、
8.お皿づくりでは、上広がりに 20度くらい傾けて直線的に立ち上げます。
9.逆円錐形のラッパ状に、5㎝くらいの高さに立ち上げます。
10.立ち上げたあとに胴を広げるので、少し厚みを残して立ち上げます。
11.口縁の高低差は弓で切って平らにします。口縁を 3本の指で締めます。
12.これから胴を広げて行きます。前回の鉢づくりと同じ要領です。
13.まず、口縁を外側に反らせます。洗面器の縁のようにします。


生徒さんが飯碗を作ってる時の写真ですが、この写真のように口縁を反らせます。
(ろくろの大皿づくりと同じ手順です)

14.そして、中底のきわから口縁まで直線的にコテをかけます。
   胴が広がります。鉢の作り方と同じです。
15.同じことを繰り返して、口縁の外径が 20㎝位になるまで行います。
16.広げたらコテで見込み (中底と胴のきわの部分) に丸味をつけます。
   ここがお皿づくりのポイントになります。
17.鉢づくりと同じ要領で丸味を出し滑らかなカーブにします。
18.お皿のカーブになったら、中底からコテをかけて仕上げます。
19.そして、口縁になめし皮をかけます。中皿の完成です。
20.使用する陶土の量を増やせば大皿が出来ます。


 中皿です。江島さんが作陶。


 大皿です。桐木さんが作陶。

手びねりの器は温もりがあります。作業台で作るので作業も楽です。また、作陶中に脳が働くので、加飾や装飾などのアイデアが浮かんできます。作品も二つか三つくらいしか作れないので、趣味で続けるには手びねりは最高です! いいですよ!

次回は、回転を入れた作り方を開示しましょう。上級編です。これが手びねり、「玉づくりの最終目標」 です。この最終目標に向かって励んで下さい。ろくろと遜色のない器が出来るようになります。

手びねりの玉づくりは、ろくろを行う際の基礎になります。ろくろ挽きも手順は同じです。


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陶芸の基本/小鉢、中鉢、大鉢づくり (手びねり)/連載4

2021-01-17 08:32:55 | 陶芸の基本 (手びねり編)
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陶芸の基本 (元祖陶芸?! 目から鱗が落ちる!)/連載4

 ■ 玉づくり/小鉢、中鉢、大鉢づくり (手びねりの基本)

手びねりの基本は 「玉づくり (玉取り作り)」 です。ろくろと同じです。

丸くした陶土を円柱状に玉取りします。



次に、両手の親指で穴を開け穴を広げます。陶土にを外側に寄せてドーナツ状にします。そして、摘まんで寄せて立ち上げて行きます。両手で行います。




前回、手びねりの玉づくりの基本の作り方を説明しましたので、今回は、玉づくりで 「鉢」 を作る手法を解説しましょう。最初は少し難しく感じるかも知れませんが、それが芸の道です。陶芸です。陶道です。

陶芸教室でも、オーソドックスな手びねりを教えているところほとんどないようです。陶芸の大学でも手びねりはほとんど教えていないようです。以前に手びねりのビアマグ体験に陶芸の大学を出た女性が来たことがありますが、大学ではろくろばかりやっていたそうで、手びねりはほとんどやったことがないと言っていました。手びねりのビアマグ体験後に 「感動しました!」 と興奮していました。大学でも陶芸教室でも講師の方たちも手びねりはほとんど知らないようです。手びねりと言えば、「ひもづくり」 と言う レアな手法を教えてる程度のようです。

手びねりの参考書も参考になりません。参考書のような手練りの作り方では湯呑みくらいしか作れません。お皿まで展開ができません。両手を使って作陶することからまず始めて下さい。

陶芸ではどんな作り方をしても作れますが、粘土細工的な作り方ではお皿は作れません。湯呑みから鉢、そしてお皿まで一貫した手法で成形できるのが陶芸です。陶芸を習うからには基本を学んでほしい。遊びもいいですがオーソドックスな作り方を学びませんか。基本を学んで有意義な器づくりを行いませんか。時間をかけて一からじっくりと取り組みましょう。陶芸も学びです。

前回のブログで、作陶の基本となる 「手びねりの玉づくり」 を紹介しましたが、今回は、玉づくりで、筒づくりをしてから 「鉢」 や 「お皿」 へ展開する手法を説明しましょう。筒づくりで、鉢からお皿まで成形するのが本来の陶芸です。手びねりもろくろも手法は同じです。 「玉づくり (玉取り作り)」 が基本です。

前回の 「玉づくり」 の作り方でフォルムの整った湯呑みやマグカップが作れるようになります。今回は、玉づくりで 「小鉢づくり」 を行います。この筒づくりを覚えると、お皿まで出来るようになります。同じ手法で中鉢、中皿、飯碗、どんぶり、大鉢、大皿などあらゆる食器が作れるようになります。

今回も写真を入れますので理解しやすいと思います。ブログは写真を手軽に入れられるので助かります。拙著 『生活にうるおいを与える食器づくり』 では、文章だけで作り方を詳述しましたので大変でした。

因みに、この拙著は作陶の基本を文章で解説した希少な実用書ですが、アマゾンで通信販売をした時に、嬉しいクチコミコメントをいただいていますので紹介させていただきます。

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手びねりの玉づくりの手法を 「活かすも活かさない」 もみなさん次第、あなた次第です。では、では・・・これから、筒づくりから 「鉢」 への展開の仕方を開示します。


 小鉢づくりの手順 (手びねりの玉づくり)

1.前回のブログ 「玉づくりの基本」 を読み返して復習して下さい。
2.今回は 「小鉢づくり」 です。途中までは前回と同じです。
3.400gの土玉を叩いて 9㎝径の円柱形に玉取りします。
4.両手親指で広げてドーナツリング状に半筒形に土取りします。
5.そして、両手で摘まんで寄せて、垂直に立ち上げます。(高さ 6~7㎝)
6.胴体をあとで広げるので、少し厚みを残して立ち上げて下さい。
7.口縁を弓で切って平らにします。口縁を 3本の指で締めましょう。
8.ここまでは湯呑みづくりと同じです。連載 3を復習して下さい。

  (さあ、これから胴体を広げて行きます)
9.まず、口縁を外側に反らします。洗面器の縁のようにします。


  この写真のように反らします。飯碗づくりのスナップです。

10.左手の中指を外側に、口縁から 1cmくらい下に当てます。そして、
11.右手に卵形のコテを持ち、内側の 1cmくらい下から外側に反らせます。
  (この手順は、ろくろで大鉢を挽く時と同じです)
12.次は、中底の際から口縁までを一直線になるようにコテで広げます。
13.高さがある場合は三段階に分けて、中間から広げて中底の際から広げます。
14.左手の指は向かい側に添えておきます。左手の指を立てて当てます。
15.そして、口縁の外径が 13~15cmになるまで何回も同じことを繰り返します。
16.小まめに行って下さい。逆円錐形になります。
17.次は、小鉢にするので見込みの部分(中底と胴体の際の部分)をコテで押し出して丸味をつけます。


  飯碗づくりの写真です。左手は丸味を出す為に横に添えてます。

18.尚、口径を広げると外側にひび割れが出ます。ひび割れをコテを掛けて直しましょう。
19.最後に口縁になめし皮をかけます。小鉢の完成です。


  一連の写真は江島さんが飯碗作りをした時のスナップです。

20.使用する陶土の量を増やすと中鉢、大鉢が出来ます。


  中鉢です。江島さんの作陶。


  輪花の大鉢です。桐木さんの作陶。

次回は、手びねりの玉づくりによる 「お皿づくり」 を開示しましょう。



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陶芸の基本/玉づくり (手びねりの基本) 連載3

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陶芸の基本 (元祖陶芸?! 目から鱗が落ちる!)/連載3

 ■ 玉づくり (手びねりの基本)

手びねりの基本は、「玉づくり (玉取り作り)」 です。
丸くした陶土を手ろくろに置き、手の平で叩いて円柱状に玉取りしてから、半筒形のドーナツ状にします。筒づくりをします。そして、半筒形の胴体を両手の指で 「摘まんで寄せて」 を繰り返して成形をします。

なお、「紐づくり」 いう作り方もありますが少し難しさがあります。均一の太さの紐を作るのも慣れを要しますし、輪積みして行くとゆがんだり、厚みにムラが出やすいのです。紐づくりは壷など大きな物を作る時に使う手法です。ろくろ挽きではほとんど使うことがありません。バーナード・リーチも紐づくりは古いやり方と著書に書いています。



「玉づくり」 はドーナツリング状にした胴体を両手の指で挟んで 「摘まんで寄せる (合わせる)」 のです。両手の親指を中に入れます。他の指は外に出します。向かい側の最下段に指を置きます。そして、両手の指で胴体を摘まんで寄せ ます (合せます)。これを繰り返します。数周すると薄くなります。次に、両手の位置を少し上にあげて同じことを繰り返します。順次、段階的に両手を上にあげて同じことを繰返します。口縁の所まで行うと、高くなり湯呑みになります。(下段に手順を箇条書きします)

      

尚、両手を手前に置くと筒の径が小さいので中指や小指が入りません。子供のような作り方になります。サイズの大きな壷や水甕など作る時は、直径が大きくなるので手前で行いますが、食器づくりでは向かい側に両手を置きましょう。

大事なポイントは、「両手のポジションを固定」 することです。そして、両手の指で 「摘まんで寄せる (合わせる)」 ことです。周回するので正円形になります。常に 「両手で行う」 のが陶芸の基本です。最初の穴あけから両手の親指で行いましょう。

作り方に慣れてくると、フォルムの整った作品が出来るようになります。やり方は単純ですが、何事も慣れが必要です。習慣にしましょう。やり方を覚えると、手びねりの 「玉づくり」 でお皿まで出来るようになります。両手をあちらこちらに動かして作るような粘土細工的な作り方ではお皿は作れません。使える食器づくりは無理です。上達もしません。

そして、中級の課程に入ると回転を入れて仕上げますので、レベルがさらにアップします。ろくろと遜色のない器が作れるようになります。

手びねりは、両手の指で土を摘まんでから寄せる (合わせる) ことがポイントです。摘まむと薄くなります。両手を寄せると挟まれた土が自然に上に上がり土が締まります。摘まむだけでは土は締まりません。ペラペラな紙のようになるか、デコボコになります。このような作り方では湯呑みくらいしか出来ません。鉢やお皿への展開が出来ないのです。腰のない薄紙では丈夫な大きな箱は作れませんね。同じことです。

手びねりも、筒づくりから始まって、鉢へ、そしてお皿へと展開をします。展開できないような作り方は、基本から外れた作り方です。創作的なものしか作れません。

お皿まで出来るのが手びねりのオーソドックスな作り方です。ろくろと同じです。ろくろも、筒づくりをしてから、鉢へ、そしてお皿へと展開します。手順も同じです。ろくろも手びねりも作り方は同一です。

「手びねり」 と 「ろくろ」 の違いは、何でしょうか。ろくろ盤が自動回転するか、手動で動かすかだけの違いです。手ろくろは自動で回転しないので、胴体を両手で摘まんで寄せるのです。

因みに、ろくろは機械が作るので、どんな作り方をしても成形できます。毎日やれば、どんなやり方をしても作れるようになります。車の運転と同じです。誰でも出来ます。ただ、車も正しく上手に運転をするには教習場などに通わなければなりません。基本を覚えなければなりません。陶芸も同じですが、オーソドックスな基本を教えてくれる教室は少ないのです。特に手びねりをきちんと教えてくれる教室はほとんどありませんが、基本を覚えることが上達への近道です。

アマチュアの場合は 1週間に 1回しか陶芸ができません。陶芸は成形、削り、釉薬掛けの三つの工程がありますので、手びねりやろくろで成形する機会は 3週間に 1回です。年に 16回ほどです。練習する時間がないだけに基本が出来てないと上達しません。

手びねりでは、基本が出来てないと食器づくりは無理です。フォルムの整った使える器づくりは出来ません。基本の作り方を下記に箇条書きします。上記の写真を見ながら下記の手順で、湯呑みやマグカップを作って下さい。筒づくりが出来るようになれば、鉢やお皿へと展開ができます、それは次回に解説をします。次回の記事はこれから書きます。写真も探さねばなりません。かなり大変です。

尚、ろくろも機械的に作るのではなく、人の手で作るには、両手や身体を使えるようにしなければなりません。電動ろくろと言う機械を道具にしなければならないのです。手の内に入れる作り方が出来るようになればプロの技に近づきます。ろくろの基本も後日解説をします。基本を学びましょう。

 手びねりの玉づくりの手順

1.400gの陶土を両手でボールのように丸くします。
2.丸い土玉をつくり、手ろくろの真ん中に置きます。
3.手の平で叩いて直径 8㎝の円柱状にします。玉取りをします。
4.両手の親指を真ん中に少し押し込んで土を外側に寄せます。
5.1周すると穴が広がりドーナツ状になります。何周か繰り返します。
6.底の厚みが 12㎜になるまで続けます。
7.底の厚みは針を真ん中に差し込んで測ります。
8.半筒形のドーナツ状になります。(ろくろと同じです)
9.中底にコテを当てて整えて土締めをします。
10.次に、胴体を薄くして高さを出して行きます。
11.両手の親指を中に入れ向かい側に置きます。他の指は外に出します。
12.両手の親指を内側の最下段に置きます。
13.両手の位置 (ポジション) を固定します。
14.両手の指の間隔を 7㎜くらい開けて、土を摘まん寄せます (合せます)。
15.両指の指紋部で行って下さい。指全体を当てないこと。
16.これを繰り返して周回します。小まめに行って下さい。
17.最下段は 5、6周すると薄くなります。周回するので正円形になります。
18.次に両手を少し上にあげてから同様に土を摘まんで寄せます。
19.2,3周したら、また両手を少し上げて、同様に繰り返します。
20.なお、径がすぼんでくる場合は、内側の親指で寄せるようにしましょう。
21.口縁の所まで行うと、高さが出て湯呑みの形になります。
22.次は、胴体の内側と外側をコテを下から上に当てて滑らかにならします。
   (かき上げないで下さい)
23.コテをかける時は、必ず左手の指を向かい側に添えて下さい。
24.口縁の高低差は切り弓でスライスを繰り返して平らにします。
25.フォルムの整った正円形の器が出来上がります。
26.次回に削りを行い高台を出します。湯呑みの完成です。

手びねりは小まめにやることです。ラフにやると厚みにムラが出ます。
どちらかと言うと、手びねりは慎重に丁寧にやる人が上手に出来ます。
ろくろは大胆な人が早く上手になれます。どちらのタイプも
基本を覚えて慣れてくると上手に出来るようになります。


 ※ 真紀ちゃんが数日前に赤ちゃんを連れてきました。
  「陶芸を時々、とってもやりたくなります」 と言っていました。
  落ち着いたらまた再開してね。一連の写真は真紀ちゃんの作陶です。
  真紀ちゃんは教室の最初の生徒さんです。
  ※ 昨日から本焼きをしてます。17日(日)に窯出しをします。
  お楽しみに。



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