陶芸教室 夢工房あすか

大分市内にある陶芸教室のブログです。
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手びねりのコマ送り動画

2019-03-06 00:05:10 | 手びねりのこと
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電動ろくろにあこがれる人が多いと思いますが、
手びねりの玉づくりは意外と手間もかかりませんし楽しめます。
半年もすると、回転を入れた作陶も出来るようになります。
お皿も手びねりで成形できるようになります。
電動ろくろで挽いた作品とほとんど遜色のない器が出来ます。

手びねりは、電動ろくろと違って、
前準備も要りませんし、後片付けも楽です。
手づくり感が味わえる上に、ゆったりとした気分で出来ます。
2個くらいですと削りも楽にすみます。家庭でも出来ます。
そして、変形した個性的なオブジェなども作れます。
手びねりには電動ろくろにはない愉しさがあります。

先々週ですが、生徒さんが手びねりでお孫さん用のスープカップを
2個作ってました。その作陶の様子を写真に撮りましたのでアップしましょう。



作陶してるところをコマ送り動画風にアップしてみます。うまくアップできるかな~?
その前に、作陶の手順を説明しておきましょう。その方が分かりやすいと思いますので・・・

■ 手びねりでスープカップを作陶 (玉づくり技法)
土玉を手ろくろの上に置いて円柱状にします。穴を開けてドーナツ状にします。中底を締めます。最下段から摘まんで寄せて行きます。胴体が薄くなり高くなります。口縁を弓で切り、平らにします。内面と外面をコテで綺麗にします。広げます。生徒さんは慣れてるので回転を入れて広げてますが、初心者はコテを下から上に繰返しかけて表面を綺麗にします。次に口縁を反らしてから、下部から上に胴体をコテで押し出しながら広げてゆきます。最後は口縁になめし皮をかけます。二つ目のスープカップが出来上がりました。(手びねりと電動ろくろの技法の詳細は、拙著 『生活にうるおいを与える食器づくり』 へ)

                      

生徒さんは手びねりをこなしてきているので、あっという間に出来上がりました。
1時間ほどで2個作っていました。1時間もかかってなかったかも知れません。
右手前にあるスープカップの器は、以前に私が孫たち用に作った
スープカップの予備です。これは電動ろくろで作ったものです。

成形したスープカップ2個は、翌週に胴体を少し削って高台を出し、
取っ手を付けてます。1個には、化粧土で高波とカモメの装飾を施していました。


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手びねりにも 「基本」 あり

2019-03-04 00:10:05 | 手びねりのこと
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手びねりの玉づくりで作った21cm径のお皿です。
春らしいウキウキするような模様が施されています。恵良さんの作品です。
写真は実際の色調と異なる場合がありますが、下段が実物の色合いです。

昨年の11月に開催されたモノヅクリサローネ (ハンドメイド作品展) でも
同じ模様のお皿を展示販売していました。この器も好評でした。
下の写真の右コーナーの3列の作品が、その時の恵良さんの手びねりの器です。
手びねりでも、基本となる基礎が出来ているとお皿も作れるようになります。
このサローネではL字型のテーブルに12人の生徒さんが作品を展示していました。




手づくりの手びねりにも 「基本」 があります。
手びねりの作陶の基本を一からきちんと伝えられるとよいのですが、
手びねりの基本となる手法を教えてくれるところも少ないのも寂しい。

参考に、手びねりの玉づくりでお孫さん用のスープカップを
作っている時の写真をアップしましょう。先週の作陶時のひとコマです。
又、この時に手びねりの作陶過程をコマ撮りしましたので、次回にアップします。



手びねりでも上級クラスになると、このように回転を入れて作れますが、
最初から回転を入れるのは難しいので、基礎課程では回転は入れません。
牛歩のような少し鈍重なやり方になりますが、鈍重で小まめなやり方で成形して、
手びねりの基礎を覚えてから、回転なども入れて作陶するようになります。

手びねりにも、陶芸の基本となる基礎があります。
教室では、最初は、手びねりの基礎コースと中級コースで、
電動ろくろと陶芸の基本となる作り方を教えています。
当教室でも、電動ろくろをやってる生徒さんが大半ですが、
全員が、手びねりの基礎コースと中級コースを修了しています。
次回の手びねり作陶のコマ撮り写真もご参考に・・・


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手びねりのリム鉢 … 作品7

2018-11-10 00:10:36 | 手びねりのこと
恵良さん作のリム鉢です。リムの周りに施した加飾も上品に仕上がっています。グレード感があります。この食器・テーブルウェアに料理長さんならどんな盛り付けをするだろう?! そして、どんなテーブルコーディネートをするだろうか・・・?!




この作品は手びねりで成形した器です、10月4日のブログにこの器を手びねりで成形した時の写真と、削った後の写真を掲載しています。成形過程が分かると思います。小鉢は二つとも170gと軽いです。中鉢も手取り感がいい。軽く感じます。この器もモノヅクリサローネに出品されるでしょう。すぐに売れちゃいそう・・・お値段の設定が難しいかな??

尚、10月4日のブログを開く時は、カレンダーの下にある「前月」のアイコンをクリックして下さい。カレンダーが10月に変わります。次に10月4日をクリックするとすぐに見れます。或いは、カテゴリの項の「手びねりのこと」をクリックすると、この記事に連係して見れます。ワンクリックで連動するようにうまく出来ています。


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手びねりで作陶

2018-10-04 00:17:06 | 手びねりのこと


手びねりの玉づくりで作ったリム付きの小鉢と中鉢です。恵良さん作です。小鉢は15cm径、中鉢は21cm径です。

そして、5,6日後に削って高台(脚になるところ)を出してから口縁のリムの箇所に白化粧土をまぶしてました。




■ 手びねりの技法について
手びねりも作陶の技法は電動ロクロと同じです。手びねりでもお皿が作れるようになります。教室ではロクロの基本的な技法を手びねりで教えています。手ロクロでも慣れてくると回転を入れてイメージするものが作れるようになります。ロクロ作品と遜色のない器が出来ます。前回アップした小皿や中皿も手びねりの玉づくりで作った作品です。

手びねり作品は、手づくり感があり温もりがあります。作業台で作るので作業も楽です。慣れてくるとサイズを合わせるのもロクロよりも比較的に楽にできます。作陶してる時にも色々とアイデアが浮かんできます。作業の準備も後片付けも楽です。家庭でも気軽に出来ます。つい先日にはロクロコースの・・村さんも手ろくろを買ってお家で手びねりを始めています。・・美佳子ちゃんも手ロクロを購入してます。陶土を持って帰られました。また、当教室の最初の生徒さんの・・真紀ちゃんもお家で手ロクロで手びねりをやっています。

手びねりで粘土細工的な作り方をしているのを見掛けることが多々ありますが、何かむなしさを感じます。手びねりづくりがロクロ挽きと切り離されていて、つながってないように見受けられます。作陶の手順や技法は、手びねりづくりもロクロ挽きも全く同じです。教室では手びねりコースでロクロ挽きの基本を教えてます。ロクロコースへ進まれた生徒の皆さんも手びねりで教わってきた作陶の基本を忘れないようにして下さいね。

陶芸の大学などでも手びねりはほとんど教えてないようですね。陶芸の大学を出た若い女性さんが手びねり体験に来られて 「感動! しました。」 と言っていました。また、講師になりたいと来られた陶芸専攻の学生さんも手びねりはやってないので、やってみたいと言っていましたね。講師を雇えるような教室ではないので希望に沿えなかったのが心残りです。いつまで経っても4畳半の生活から抜け出せません。


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