陶芸教室 夢工房あすか

大分市内にある陶芸教室のブログです。
  大分市南春日町12の8
  電話 097‐545‐3581

若い女生徒さんも/作品回顧展 No.61

2024-08-31 22:58:05 | 作品回顧展 シリーズ
 
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■ 若い女生徒さんも/作品回顧展 No.61

新作も焼き上がってますが、前回の流れで引き続き回顧展を続けます。
今回もアルバムの No.31/134の作品です。いろんな生徒さんの作品が多い。
今回の作品は花の二期生の女生徒の神屋さんのロクロ作品です。

神屋さんは友達の秦さんと二人で入会。二人とも小柄だった。
高校を卒業したばかりのようだった。19歳か20歳くらいだったかな。
お友達はさばけててケラケラとあっけらかんに大きな声で笑う子だった。
私が動いたり、何か話すたびに笑い転げていた。何がおかしいのか??!
神屋さんはおとなしそうな子だったが、二人して大声で笑い合っていた。
若いので何でも楽しい年頃なのだろうと思ったりした。一挙手一投足で、
若い女性を笑わせたようなこともないので若返ったような気分にもなった。

二人が手びねりの基礎コースを始めて数カ月ほど経ったころ、
快活な秦さんがマッサージ指圧師になるからと大阪の専門学校に進学。
細身の小柄な女性だったので、マッサージ師になるとは想像できなかった。
小柄だが力があるのだろう。元気な子なので性格的には合っていそうだ。
秦さんがやめたので神屋さんは一人では来れないだろと思っていたら、
一人で陶芸を続けてくれた。真面目に楽しそうに長く通っていた。

神屋さんは手びねりの基礎、中級コースを修了しロクロコースにまで進級。
よく一人で続けてくれたものだと感心した。一人になるとしとやかに学んでいた。
秦さんは数年後にマッサージ師になって帰大したように聞いている。

ロクロコースに進級した神屋さんも素敵な食器を作つている。
ロクロコースの基礎課程での神屋さんの「中鉢」や「どんぶり」です。
初めての作品とは思えないね。上手にろくろ挽きが出来ている。
装飾も明るく若々しくていい。格子模様は下絵具とクレヨンで描いている。
アルバムの中に普段使いの「湯呑み」や「ぐい呑み」もありました。




 

 




ロクロは「湯呑み」づくりが基本ですが、
教室ではいろんな食器を作つて貰うようにしています。
最初は、土殺し(芯出し)と、土取りの仕方を覚えてもらい、
湯呑みづくりを始めます。胴体の挽き上げ方を一通り覚えたら、
次に「小鉢」「中鉢」「飯碗」「どんぶり」・・・づくりを行います。
一つの器づくりに集中するのではなく、いろんな食器づくりを行ってもらってます。
基本を覚える為の陶芸の小学校、中学校、高校の過程になります。

食器づくりが一通り終わった頃に神屋さんはやめている。
「早く結婚したい」と言っていたので彼氏ができたのかも知れない。
それから10年以上も経っている。楽しい家庭生活を営んでいるのでしょう。


この頃は開校して 3、4年目くらいですが熱心な女生徒さんが多かった。
ろくろコースへ進級する女生徒さんも多く 3台のろくろがいつも一杯だった。
その後、中古のろくろを 1台貰い受けたが、それでも足りないくらいだった。
新入会者も年間に 20人を超えるほどだった。教室を開いたころは、
陶芸ブームの余韻が残っていたので、若い女性たちがよく来てくれた。
昨今は入会者も減ってるが、コロナ禍の昨年などは新入会者が一人だった。
レギュラーの生徒さんが長く続けているので、少数精鋭の教室と謳ってます。
花のメンバーは、長く通ってくれた生徒さんや記憶に残る生徒さんたちです。

 <花の一期生:AHS111>
佐藤真紀さん、石志嶺さん、倉山さん、伊藤さん、前田さん、
松本さん、村井さん、榊さん、安藤さん、野田さん、岩田さん

 <花の二期生:AHS211>
木本さん、足立さん、東田さん(現:稲岡さん)、赤崎さん、神屋さん、
萩原さん、三上さん(男)、遠藤さん(男)、菊地さん、藤原(美)さん、三代さん(男)

 <花の三期生:AHS311>
佐藤(朋)さん、首藤さん、大久保さん(男)、浅野さん(男)、佐々木さん(男)、
伊藤日向子ちゃん、高橋知佐さん、幾竹めぐみさん、藤沢さん、二村さん

 <花の四期生:AHS411>
後藤さん、小嶋さん、三重野さん、古田さん(男)、古田さん(女)、恵良さん、
喜多川さん、武津春花さん、中村さん(男)、なかむら葉子さん、江島さん(男)

 <花の五期候補生(現在):AHS511>
桐木さん、衛藤さん、羽田さん、川野さん、佐藤(恵)さん、
都甲さん(男)、橋本さん(男)、淋さん(男)など


大分市内にある数少ない 陶芸教室 「夢工房あすか」 です。
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こういう本があるといい。こういう本が欲しかった。
アマゾンの陶芸ベストセラーでNo.1 にランクされたこともある実用書。
アマゾンへは、こちら をクリック。定価は1,400円です。
第二版のリユース本には当時、5,000円のプレミアムが付きました!!
最近では、7,282円まで高騰しています。不朽の名著に・・・。

<補足> アマゾンで通信販売をしてる時に、クチコミに
嬉しいコメントをいただいていますので記載させていただきます。

「陶芸の最も基本的な所から、
比較的細かいポイントに焦点を合わせて紹介してあるので、
かゆい所に手が届くといった感覚で非常に役に立ちます。
少し学んだ経験がある人でも改めて得るものがあるのでは。
作品集もどれも素敵ですね。」


どなたか存じ上げませんが、ありがとうございます! 


≪陶芸の基本シリーズ連載記念の特典≫
自費出版した 『生活にうるおいを与える食器づくり』 の
改訂版は完売しましたが、改訂前の初版の在庫も残り少なくなりました。
ほしい方がおられましたら出精価格でお分けします。

定価は @1,400円ですが、硬貨だとかさばるので、
お札で、送料込みで @1,000円にします。
初版ですが、ページ数は改訂版と変わりません。


手びねりからろくろ挽きまでの一貫した手法を
知りたい方には大変参考になる内容になっています。

陶芸の手法を文章だけで論理的に解説した国内唯一の作陶の入門書です。
ただ、作陶の手順を易しくかみ砕いて記述しましましたが、
文章だけの説明ですので初心者の方には理解しづらいかも知れません。
初心者の方は最初は市販の参考書などを見られる方がよいかも知れません。
写真や、絵、イラスト付きの素敵な作品が掲載された入門書です。
それらの市販の参考書にはお薦めするようなものもないですが、
陶芸とはどんなものなのかを知ることが出来ます。

陶芸をやってみて、ある程度分かってきて、
「何か違うなあ・・・」 とか、「基本から学び直したい」 とか、
「もう少しステップアップを図りたい」 「理に叶った陶芸をしたい」
と思われたら拙著を読んでみて下さい。目から鱗が落ちます。
ためになる役に立つ本格的な陶芸の作陶の手引書です。
基本となる手法を知ってもらうために書き下ろした教則本です。

毒舌な言い方になるが、市販の陶芸の入門書は
ためになることが一つか二つしかないように思うが、拙著には
八つや九つかそれ以上あるように思うのは買い被りであろうか。
一度は読んでみることです。それを生かすかどうかはあなた次第です。

ブログにも 「手びねりとろくろ挽きの作陶の基本」 を開示しましたが、
この本は、さらに詳しく論理的に解説した内容になっています。
ブログのカテゴリーの 「陶芸の基本」 の記事も閲覧者が大変多くなっています。
このカテゴリーはブログのベスト閲覧シリーズになっています。
粘土細工的でないオーソドックスな陶芸が普及することを願っています。

因みに、最初から形を作りながら成型するやり方を「手捏ね(てごね)」といいます。
代表的なものに「楽茶碗」があります。伝統的な抹茶茶碗の作り方です。
このような作り方もありますが、現代の電動ろくろの手法とは異なります。
現代陶芸においては、電動ろくろと一貫する手びねり技法を学ぶようにしましょう。



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淡紅色のご飯茶碗/作品回顧展 No.60

2024-08-28 21:47:25 | 作品回顧展 シリーズ
 
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 ■ 淡紅色のご飯茶碗/作品回顧展 No.60

新作も焼き上がってますが引き続き回顧展を続けます。
今回もアルバムの No.31/134の作品です。
今回の作品は、花の二期生の木本さんのご飯茶碗。
電動ろくろできりっと上手に挽き上げています。
フォルムも上品で淡紅色の色合いが素敵なご飯茶碗です。
高台が小さめなのですが、バチ高台にして座りをよくしています。
バチ高台とは、外に向かって広がっている形状が
三味線を叩くときのバチに似てるので付けられた名称です。


 

 


この飯碗の淡いピンクがすごくいいですね。
このピンクは狙って出るものではないだけに憧れます。
窯の中で変化した窯変です。黒土にわら灰釉をかけてます。
白いご飯が美味しく食べれますね。何杯もご飯お代わりです。

この他に口縁を少し反らした朝顔型のご飯茶碗も作ってます。
次の作品です。これは黒土に左側が無貫入透明釉、右がわら灰釉です。
全てのご飯茶碗をコテを使わずに両手の中指で挽き上げています。
指の痕が見えますね。ろくろ目といいます。これも見所になります。
コテを使うと形も整い、比較的に楽に成形ができるのですが、教室では
道具を使わずに、両手の中指で体全体を使って挽き上げるように指導しています。


 


木本さんは非常にセンスのいい女生徒さんでした。
これまでにも作品をブログに何度もアップしてますが、
ブログのカテゴリーの「陶芸の基本(ろくろ編)」欄には、
池坊華道展に出品した大鉢をろくろ挽きしてる写真もあります。
見つけました。これです。 これ 、見て下さい!!(追記しました)
本人がその気になれば若手の女流陶芸家にもなれるのではないかと思う
ほどでした。趣味が多彩でしたので、いろいろと愉しんでいるようでした。
長く通ってくれましたが、何年か前に結婚して来られなくなりましたが、
作品は二人の食卓を賑わしてるのではないだろうか。このご飯茶碗も使ってるかな・・・。


この頃は開校して 3、4年目くらいですが熱心な女生徒さんが多かった。
ろくろコースへ進級する女生徒さんが多く、3台のろくろがいつも一杯でした。
入会者も多かった頃。新入会者が年間に 20人を超えるほどでした。とは言っても
そんなにレギュラーの生徒さんが多い教室でもないので、少数精鋭の教室と謳っているのです。
花のメンバーは、長く通ってくれた生徒さんや記憶に残る生徒さんたちです。

 <花の一期生:AHS111>
佐藤真紀さん、石志嶺さん、倉山さん、伊藤さん、前田さん、
松本さん、村井さん、榊さん、安藤さん、野田さん、岩田さん

 <花の二期生:AHS211>
木本さん、足立さん、東田さん(現:稲岡さん)、赤崎さん、神屋さん、
萩原さん、三上さん(男)、遠藤さん(男)、菊地さん、藤原(美)さん、三代さん(男)

 <花の三期生:AHS311>
佐藤(朋)さん、首藤さん、大久保さん(男)、浅野さん(男)、佐々木さん(男)、
伊藤日向子ちゃん、高橋知佐さん、幾竹めぐみさん、藤沢さん、二村さん

 <花の四期生:AHS411>
後藤さん、小嶋さん、三重野さん、古田さん(男)、古田さん(女)、恵良さん、
喜多川さん、武津春花さん、中村さん(男)、なかむら葉子さん、江島さん(男)

 <花の五期候補生(現在):AHS511>
桐木さん、衛藤さん、羽田さん、川野さん、佐藤(恵)さん、
都甲さん(男)、橋本さん(男)、淋さん(男)など


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「陶芸の最も基本的な所から、
比較的細かいポイントに焦点を合わせて紹介してあるので、
かゆい所に手が届くといった感覚で非常に役に立ちます。
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作品集もどれも素敵ですね。」


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初版ですが、ページ数は改訂版と変わりません。


手びねりからろくろ挽きまでの一貫した手法を
知りたい方には大変参考になる内容になっています。

陶芸の手法を文章だけで論理的に解説した国内唯一の作陶の入門書です。
ただ、作陶の手順を易しくかみ砕いて記述しましましたが、
文章だけの説明ですので初心者の方には理解しづらいかも知れません。
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写真や、絵、イラスト付きの素敵な作品が掲載された入門書です。
それらの市販の参考書にはお薦めするようなものもないですが、
陶芸とはどんなものなのかを知ることが出来ます。

陶芸をやってみて、ある程度分かってきて、
「何か違うなあ・・・」 とか、「基本から学び直したい」 とか、
「もう少しステップアップを図りたい」 「理に叶った陶芸をしたい」
と思われたら拙著を読んでみて下さい。目から鱗が落ちます。
ためになる役に立つ本格的な陶芸の作陶の手引書です。
基本となる手法を知ってもらうために書き下ろした教則本です。

毒舌な言い方になるが、市販の陶芸の入門書は
ためになることが一つか二つしかないように思うが、拙著には
八つや九つかそれ以上あるように思うのは買い被りであろうか。
一度は読んでみることです。それを生かすかどうかはあなた次第です。

ブログにも 「手びねりとろくろ挽きの作陶の基本」 を開示しましたが、
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粘土細工的でないオーソドックスな陶芸が普及することを願っています。

因みに、最初から形を作りながら成型するやり方を「手捏ね(てごね)」といいます。
代表的なものに「楽茶碗」があります。伝統的な抹茶茶碗の作り方です。
このような作り方もありますが、現代の電動ろくろの手法とは異なります。
現代陶芸においては、電動ろくろと一貫する手びねり技法を学ぶようにしましょう。



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ろくろ挽きで中皿を/作品回顧展No.59

2024-08-25 22:12:33 | 作品回顧展 シリーズ
 
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 ■ ろくろ挽きで中皿を/作品回顧展No.59

新作も焼き上がってますが引き続き回顧展を続けます。
今回はろくろ挽きの中皿です。アルバムの No.31/134の作品です。

ろくろ挽きに慣れてくると自分好みの食器が作れます。
花の第一期生の伊藤さんは中皿を上手にろくろ挽きしています。
少し深みがあるので、汁ものも入れられます。中鉢としても使えます。
この中皿は並赤土にわら灰釉を薄くかけています。土味が感じられます。
縁のまわりを剥がし刷毛で少し剥がしてるので焼き物ぽさが出ています。




 


次も伊藤さんの少し小さめの中皿です。浅鉢になります。
柔らかな色合いです。辰砂釉を酸化焼成しています。
辰砂釉は、還元焼成で朱色になる釉薬ですが、
酸化焼成をするとこのような色合いになるのです。
青磁っぽい色合いが欲しくてこの釉薬を使ってます。
青磁の色は還元焼成でないと出せないのですが、
手間がかかるので教室では還元焼成はやっていません。


 


器のサイズが多少異なりますが、自由に楽しく作っています。
トンボという用具を使ってサイズ合わせをすると同寸同型の器ができる
ようになりますが、教室ではトンボを使う生徒さんはほとんどいません。
普段使いの食器ですからサイズ違いも変化があって愉しく使えます。

花の二期生の岩田さんも中皿を上手にろくろ挽きしてます。
特白土に鉄赤釉をかけてます。鮮やかな赤い色調がいいですね。


 


この頃は開校して 3、4年目くらいですが、
熱心な女生徒さんが多かった。入会者も多かった。
と言ってもそんなに生徒さんが多い教室でもないので、
少数精鋭の教室と謳っているのです。花のメンバーは、
長く通ってくれた生徒さんや記憶に残る生徒さんたちです。

 <花の一期生:AHS111>
佐藤真紀さん、石志嶺さん、倉山さん、伊藤さん、前田さん、
松本さん、村井さん、榊さん、安藤さん、野田さん、岩田さん

 <花の二期生:AHS211>
木本さん、足立さん、東田さん(現:稲岡さん)、赤崎さん、神屋さん、
萩原さん、三上さん(男)、遠藤さん(男)、菊地さん、藤原(美)さん、三代さん(男)

 <花の三期生:AHS311>
佐藤(朋)さん、首藤さん、大久保さん(男)、浅野さん(男)、佐々木さん(男)、
伊藤日向子ちゃん、高橋知佐さん、幾竹めぐみさん、藤沢さん、二村さん

 <花の四期生:AHS411>
後藤さん、小嶋さん、三重野さん、古田さん(男)、古田さん(女)、恵良さん、
喜多川さん、武津春花さん、中村さん(男)、なかむら葉子さん、江島さん(男)

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イッチン/作品回顧展 No.58

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 ■ イッチン模様の飯碗/作品回顧展 No.58

回顧展の作品も参考にして器づくりをして下さい。
同じ用途の器でも、一つとして同じものがありません。
十人十色です。それぞれに個性があります。素敵な器です。
手づくりの陶芸作品たちです。愉しめますよ。面白いですよ。

アルバムの No.32/133には、花の一期生、二期生の素敵な作品がいっぱい。
一期生の佐藤真紀ちゃんの作品はイッチン模様のご飯茶碗。ろくろ作品です。
「イッチン」とは、スポイトに白化粧泥を入れて絞り出して模様を描いたものです。
イッチン描きした模様の内側には下絵具を塗って明るくカラフルに装飾してます。
写真の最初の飯碗は左側が無貫入透明釉、右側の茶色ぼい器が普通の透明釉です。


 

 


「イッチン」用に使う白化粧土は、
水を加えてマヨネーズよりも少し垂れやすくしたものです。
マヨネーズよりもほんの少し薄くしたものは「刷毛塗り」用になります。
さらに薄くして釉薬と同じ液状にしたものは「粉引き」用として使います。
「粉引き(こひき)」とは、白化粧泥に生乾きの器を浸けて化粧のように白くしたものです。
教室にはこの三種類の白化粧泥があります。白化粧は赤土の器に施すのが一般的です。

真紀ちゃんは教室の最初の生徒さんです。
入会した時が 28歳だったと思います。その後、出産もあり、
子供さんも三人になりましたが、何度も教室に復帰してくれました。
ここ 1年ほど来てませんが、子供さんも小学生、中学生、高校生になり、
また、バイトにと多忙なのでしょう。また落ち着いたら復帰してくれるでしょう。
そうだ、子供さん三人とも次男の方の孫と同じ学年なのです。


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「もう少しステップアップを図りたい」 「理に叶った陶芸をしたい」
と思われたら拙著を読んでみて下さい。目から鱗が落ちます。
ためになる役に立つ本格的な陶芸の作陶の手引書です。
基本となる手法を知ってもらうために書き下ろした教則本です。

毒舌な言い方になるが、市販の陶芸の入門書は
ためになることが一つか二つしかないように思うが、拙著には
八つや九つかそれ以上あるように思うのは買い被りであろうか。
一度は読んでみることです。それを生かすかどうかはあなた次第です。

ブログにも 「手びねりとろくろ挽きの作陶の基本」 を開示しましたが、
この本は、さらに詳しく論理的に解説した内容になっています。
ブログのカテゴリーの 「陶芸の基本」 の記事も閲覧者が大変多くなっています。
このカテゴリーはブログのベスト閲覧シリーズになっています。
粘土細工的でないオーソドックスな陶芸が普及することを願っています。

因みに、最初から形を作りながら成型するやり方を「手捏ね(てごね)」といいます。
代表的なものに「楽茶碗」があります。伝統的な抹茶茶碗の作り方です。
このような作り方もありますが、現代の電動ろくろの手法とは異なります。
現代陶芸においては、電動ろくろと一貫する手びねり技法を学ぶようにしましょう。



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普段使いの器たち/作品回顧展 No.57

2024-08-19 22:10:11 | 作品回顧展 シリーズ
 
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■ 普段使いの器たち/作品回顧展 No.57

アルバムの No.31/133には花の一期生や二期生の作品が多い。
まずは、花の一期生の伊藤さんのろくろ挽きのお皿。
ろくろの上手な伊藤さん。前田さんと一緒に通っていた。
同じマンションでワンちゃんで仲良くなったようだ。
その後、伊藤さんはご主人の転勤で神戸に転居した。
思い切りのいい伊藤さんはろくろが上手。
丁寧で慎重な前田さんは手びねりが上手だった。
二人の素敵な作品はこれからもたくさん登場します。
今回の作品は電動ろくろでお皿を挽き始めた頃の作品。
最初の二枚はわら灰釉を、次の二枚は無貫入透明釉をかけている。
これらのお皿は今も神戸の食卓で活躍してるだろう。そんな手紙ももらっている。


 


次の作品も一期生の岩田さんのろくろ挽き作品。
ドンブリづくりの課程の作品です。これも使いやすそう。
左は織部釉に無貫入透明釉。右が白化粧泥に粉引き後に無貫入透明釉。





その後、15年くらい経っているが今も食卓で活躍してるだろう。
別府市から通っていたお孫さんもいる八千草薫のような女生徒さんだった。
岩田さんは大分市の県立の名門進学校、上野丘高校の出身だった。
高校野球の推薦枠かで甲子園で出ていたので記憶している。
前身の大分中は親父が、大分高女は叔母二人が出ている。

今年の高校野球は、島根県の大社高など公立高校が活躍しているが、
私の出身校の米子東高も以前は甲子園によく出場していた。春の大会では、
準優勝したこともある。今年の夏の地区予選でも準決勝まで進んでいたので、
花の三期生の佐藤(朋)さんの出身校の舞鶴高校との文武両道校の甲子園対決
なども見ものだと夢見ていたが、両校とも県大会の準決勝で無念にも敗れてしまった。
最近は、こんな実現しそうもない夢などを描いて楽しんでいるが、
NHKテレビの高校野球の解説者に米子東卒の人が出てるよと
長男からメールがあった。以前に慶応大の監督をしてたOBのようだ。
身近な親近感のある高校野球もいいものだ。子供や孫たちとも楽しめる。
(訂正:大分舞鶴高は決勝戦で明豊高に負けてました)

陶芸の話に戻そう。アルバムの No.31には、花の二期生の藤原さんの作品も。
今も教室に通っている手びねりを続けている女生徒さん。今は子供さんも二人。
手びねりがすごく上手なアート的な作品をつくる生徒さんだが、
このドンブリは、手びねりのカリキュラムの中級コースの作品か。
フォルムや五角形の高台やその加飾にもちょっとしたセンスの良さが垣間見える。
手びねりのカリキュラム修了後も手びねりを続けて、土器風の花瓶などを沢山作つている。
インテリア用の電気笠などは以前に「日日是好日」シリーズでアップしたかも。  


 




花の二期生メンバーではないが、三河尻さんの手びねりの器もある。
教室の最初の生徒さんの佐藤真紀ちゃんの短大時代の友人。
身長が 180㎝と高く、バレーボールでもやってたのと聞いたら、
運動は苦手ですとのこと。教室は天井のコンクリートの梁が低いので
彼女が動くたびに気遣っていたら、慣れてますからと言っていた。
不器用なのでと陶芸も途中でやめていた。何年後かに結婚して東京へ。
真紀ちゃんの友達は、何人も入会してくれた。当時は 30歳くらい。
花の一期生の松本さんや二期生の木本さんなどセンスのよい人が多かった。
真紀ちゃんは、教室でも同じ年の藤原さんとも仲良くなっていた。




花の各期生のメンバーは長く通ってくれた生徒さんや
記憶に残る生徒さんたち。少数精鋭の教室と謳ってます。

 <花の一期生:AHS111>
佐藤真紀さん、石志嶺さん、倉山さん、伊藤さん、前田さん、
松本さん、村井さん、榊さん、安藤さん、野田さん、岩田さん

 <花の二期生:AHS211>
木本さん、足立さん、東田さん(現:稲岡さん)、赤崎さん、神屋さん、
萩原さん、三上さん(男)、遠藤さん(男)、菊地さん、藤原(美)さん、三代さん(男)

 <花の三期生:AHS311>
佐藤(朋)さん、首藤さん、大久保さん(男)、浅野さん(男)、佐々木さん(男)、
伊藤日向子ちゃん、高橋知佐さん、幾竹めぐみさん、藤沢さん、二村さん

 <花の四期生:AHS411>
後藤さん、小嶋さん、三重野さん、古田さん(男)、古田さん(女)、恵良さん、
喜多川さん、武津春花さん、中村さん(男)、なかむら葉子さん、江島さん(男)

 <花の五期候補生(現在):AHS511>
桐木さん、衛藤さん、羽田さん、川野さん、佐藤(恵)さん、
都甲さん(男)、橋本さん(男)、淋さん(男)など


大分市内にある数少ない 陶芸教室 「夢工房あすか」 です。
下記の教室案内をクリックしてご覧下さい。


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最近では、7,282円まで高騰しています。不朽の名著に・・・。

<補足> アマゾンで通信販売をしてる時に、クチコミに
嬉しいコメントをいただいていますので記載させていただきます。

「陶芸の最も基本的な所から、
比較的細かいポイントに焦点を合わせて紹介してあるので、
かゆい所に手が届くといった感覚で非常に役に立ちます。
少し学んだ経験がある人でも改めて得るものがあるのでは。
作品集もどれも素敵ですね。」


どなたか存じ上げませんが、ありがとうございます! 


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お札で、送料込みで @1,000円にします。
初版ですが、ページ数は改訂版と変わりません。


手びねりからろくろ挽きまでの一貫した手法を
知りたい方には大変参考になる内容になっています。

陶芸の手法を文章だけで論理的に解説した国内唯一の作陶の入門書です。
ただ、作陶の手順を易しくかみ砕いて記述しましましたが、
文章だけの説明ですので初心者の方には理解しづらいかも知れません。
初心者の方は最初は市販の参考書などを見られる方がよいかも知れません。
写真や、絵、イラスト付きの素敵な作品が掲載された入門書です。
それらの市販の参考書にはお薦めするようなものもないですが、
陶芸とはどんなものなのかを知ることが出来ます。

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このような作り方もありますが、現代の電動ろくろの手法とは異なります。
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