陶芸教室 夢工房あすか

大分市内にある陶芸教室のブログです。
  大分市南春日町12の8
  電話 097‐545‐3581

陶器の弁当箱なども/9月の作品

2024-10-30 21:44:11 | オブジェ作品
 
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 ■ 陶器の弁当箱なども/9月の作品

男生徒の都甲さんの創作的な作品。
今回は陶器の弁当箱なども作つていた。
梅干しご飯を入れた写真も送ってくれたのでアップ。




 


小さな変形したものも作っていた。何だろう?!
この器を以前に作った花びらのお皿に置いた写真も送ってくれた。
素敵な花飾りに変身してる! 粋に活けた生け花のようにも見える!


 


真竹を二つに割ったような盛り鉢も作っていた。
裏面の色調もいいので、裏返した写真も撮ってみた。


 


来月初めに移転オープンする雑貨店 “一千笑” では、
カレーライスなども飲食できるようにする構想のようだ。
そのカレー皿も作っていた。今回は子供用のカレー皿を試作。
大人用も先週本焼きをしたので追ってブログにアップしよう。





大分市内にある数少ない 陶芸教室 「夢工房あすか」 です。
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こういう本があるといい。こういう本が欲しかった。
アマゾンの陶芸ベストセラーでNo.1 にランクされたこともある実用書。
アマゾンへは、こちら をクリック。定価は1,400円です。
第二版のリユース本には当時、5,000円のプレミアムが付きました!!
最近では、7,282円まで高騰しています。不朽の名著に・・・。

<補足> アマゾンで通信販売をしてる時に、クチコミに
嬉しいコメントをいただいていますので記載させていただきます。

「陶芸の最も基本的な所から、
比較的細かいポイントに焦点を合わせて紹介してあるので、
かゆい所に手が届くといった感覚で非常に役に立ちます。
少し学んだ経験がある人でも改めて得るものがあるのでは。
作品集もどれも素敵ですね。」


どなたか存じ上げませんが、ありがとうございます! 


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自費出版した 『生活にうるおいを与える食器づくり』 の
改訂版は完売しましたが、改訂前の初版の在庫も残り少なくなりました。
ほしい方がおられましたら出精価格でお分けします。

定価は @1,400円ですが、硬貨だとかさばるので、
お札で、送料込みで @1,000円にします。
初版ですが、ページ数は改訂版と変わりません。


手びねりからろくろ挽きまでの一貫した手法を
知りたい方には大変参考になる内容になっています。

陶芸の手法を文章だけで論理的に解説した国内唯一の作陶の入門書です。
ただ、作陶の手順を易しくかみ砕いて記述しましましたが、
文章だけの説明ですので初心者の方には理解しづらいかも知れません。
初心者の方は最初は市販の参考書などを見られる方がよいかも知れません。
写真や、絵、イラスト付きの素敵な作品が掲載された入門書です。
それらの市販の参考書にはお薦めするようなものもないですが、
陶芸とはどんなものなのかを知ることが出来ます。

陶芸をやってみて、ある程度分かってきて、
「何か違うなあ・・・」 とか、「基本から学び直したい」 とか、
「もう少しステップアップを図りたい」 「理に叶った陶芸をしたい」
と思われたら拙著を読んでみて下さい。目から鱗が落ちます。
ためになる役に立つ本格的な陶芸の作陶の手引書です。
基本となる手法を知ってもらうために書き下ろした教則本です。

毒舌な言い方になるが、市販の陶芸の入門書は
ためになることが一つか二つしかないように思うが、拙著には
八つや九つかそれ以上あるように思うのは買い被りであろうか。
一度は読んでみることです。それを生かすかどうかはあなた次第です。

ブログにも 「手びねりとろくろ挽きの作陶の基本」 を開示しましたが、
この本は、さらに詳しく論理的に解説した内容になっています。
ブログのカテゴリーの 「陶芸の基本」 の記事も閲覧者が大変多くなっています。
このカテゴリーはブログのベスト閲覧シリーズになっています。
粘土細工的でないオーソドックスな陶芸が普及することを願っています。

因みに、最初から形を作りながら成型するやり方を「手捏ね(てごね/てづくね)」といいます。
代表的なものに「楽茶碗」があります。伝統的な抹茶茶碗の作り方です。
このような作り方もありますが、現代の電動ろくろの手法とは異なります。
現代陶芸においては、電動ろくろと一貫する手びねり技法を学ぶようにしましょう。



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円形平皿に象徴するものは/9月の作品

2024-10-27 21:48:00 | 小皿、中皿、大皿
 
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 ■ 円形平皿に象徴するものは/9月の作品

男生徒の都甲さんの創作的な作品。
円形の平皿(付け高台あり)に地図を描いてる。
両サイドに立体的な置物を取り付けている。何だろう?!
場所は長崎県。この置物は「グラバー邸記念館」と「軍艦島」だそうだ。
こんな位置関係にあるのです。近いですね。
長崎に観光旅行の際はこのルートもよさそう!
以前には RC造りの「グラバー邸記念館」はなかったような。ネットで
検索してみたが見当たらない。「グラバー邸」の近くにできたのだろうか。
いずれにしても「グラバー邸」と「軍艦島(端島)」は世界遺産。

「記念館」は「軍艦島デジタルミュージアム」とのこと。
この記念館では、人口密度世界一の活気溢れる島の様子や、
上陸ツアーでは見ることのできない立入禁止区域などを
巨大スクリーンやプロジェクションマッピングで体感できるそうです。


  


この円形平皿をズームアップ。





その他に小さな豆鉢も作っていた。
都甲さんが開いた雑貨店 “一千笑” では
農園直送の「朝もぎイチゴ」も販売している。
この豆鉢に試食用に一粒のイチゴを入れて供するそうだ。
豆鉢の形もイチゴのような。「朝もぎイチゴ」は地産地消で人気沸騰!
可愛い手描きの雀の群れをみれば笑みが出る。イチゴの甘味も増すと言うもの!




 


雑貨店 “一千笑(いちえみ)” の移転オープンは再来週の11月11日(月)~。
プレオ-プンが11月9日(土)と10日(日)。手づくりパンや新鮮野菜なども販売するようだ。



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コーヒーカップにイッチン/9月の作品

2024-10-24 23:21:21 | 湯呑み、カップ、ポット
 
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 ■ コーヒーカップにイッチン/9月の作品

佐藤(恵)さんのろくろ作品。
佐藤さんもコーヒーカップの縁周りにイッチン掛け。
水玉のイッチン模様がコーヒーカップを際立たせています。
盛り上がった 1ミリ径の水玉模様が引き立て役に。
上品な素敵なコーヒーカップに仕上がってます。
取っ手もとってもいい。上手な作ってる。





次のコーヒーカップもイッチン掛けをしていますが、
白い釉薬を掛けたので線描きしたイッチン模様が隠れている。
白土ではなく赤土に施すと鮮明なコントラストが得られます。
次回は赤土の器にイッチンの線状模様を施してみましょう。





イッチン掛けとは、白化粧土をスポイトで絞り出して器に装飾する手法です。
器に細い線や水玉模様を入れる時は、スポイトの先端に口金を取り付けます。

イッチンとは、江戸時代に画家の久隅守景「一陳斎」が考案して
織物の友禅染の絵を描く時に使った糊付けの手法です。それが由来です。

佐藤さんは花器もろくろ挽きをしてました。
初めてのろくろ挽きの花器ですが上手に挽き上げてます。
写真ではよく分かりませんが、下部のカキベラの縦目の削り跡が
薄緑色の濃淡で上品に見えます。優しさを感じさせる花器になってます。





 ※ 生徒さんへ
先程、本焼きを始めました。
27日(日)の昼頃に窯出しをします。お楽しみに!



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イッチン模様のマグカップや取り鉢/9月の作品

2024-10-21 22:15:05 | 小鉢、中鉢、大鉢
 
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 ■ イッチン模様のマグカップや取り鉢/9月の作品

イッチン模様の器。川野さんの手びねりのマグカップや取り鉢。 
イッチンとは、口金を取り付けたスポイトで白化粧土を絞り出して
器に装飾する技法です。盛り上がった点描模様や線描模様です。

川野さんは非常に小さなドット模様を器の全体に施している。
小さな点文の粒径は 0.5㎜φ、中が1㎜φ、大が1.5㎜φくらい。
精緻な小さな小さな点描に感嘆! 上品な器に仕上がっている!


 


 


イッチン描きは、陶芸のゴム製のスポイトで白化粧土を押し出すので指が痛くなるが、
今回は市販のプラスチック容器の先端に口金を付けて行ってもらったら楽にできたそうだ。
陶芸家の中にはケーキ用の生クリームの絞り袋を使ってイッチン描きをする人もいる。

イッチンとは、江戸時代に画家の久隅守景「一陳斎(雅号)」が考案して
織物の友禅染の図柄を描く時に使った糊付けの手法に由来するそうだ。


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基礎コースの課程で/9月の作品

2024-10-18 21:30:00 | 小鉢、中鉢、大鉢
 
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 ■ 基礎コースの課程で/9月の作品

陶芸ブームが去って久しいが、それでも、
コロナ前までは女生徒さんが入会しよく通ってくれた。
若い女性から婦人まで幅広い女生徒さんが来て陶芸を楽しんでくれた。
コロナ禍になってからは新入会者も減って教室も一杯になることはない。
それでも、レギュラーの女生徒さんが続けてくれてるので細く長く今がある。

東京の教室は生徒さんも多く賑わっている所もあるようだが地方は閑散としている。
最近になりようやくだが、ぼちぼちと新たに入会してくれるようになってきた。

以前は女性の生徒さんが八割くらいと多かったが、
最近の新入会者は男性が多い。半数以上が男生徒さんという一日も。
男生徒の都甲さんに、橋本さんに、淋さんたちが熱心に通ってくれる。

電気窯は比較的に大きな容量なのでいつまでも焼成が続けられる。
陶芸経験者の人たちもいつでも作品づくりに気軽に来て下さい。
作品が少ないと作品を焼成する間隔が延びてしまう。
作品が多いと直ぐに焼ける。頻繁に焼成できる。
最近は作品が少ないので焼成の間隔も延びているが、
作品が少なくても毎月 1回は本焼きをするようにしている。

今回の作品は手びねりの基礎コースを学び始めた淋(そそぎ)さんの作品。
手びねりの課程では、最初に玉づくりで湯呑みとコーヒーカップを作る。
次に、玉づくりで小鉢、中鉢、中皿づくりへと進む。それぞれ二個ずつ作る。


 

 


同じ作品の写真かと思ったが別物です。一組は織部釉、もう一組は黒天目釉。
中鉢の次の課程では中皿を作るのだが、胴体が薄くなり広げられなかったのです。
お皿づくりでは、胴体を倒して広げて平らにするので胴体に厚みが必要なのですが、
胴体を高く薄く立ち上げてたのでお皿に展開できずに中鉢で終わってしまったのです。
次回にお皿づくりに再度トライしてもらいます。へたらない程度に平らに倒します。
手びねりの玉づくりでも、お皿が作れるのです。ろくろと同じ作り方です。

次の丸皿はタタラづくりです。板状にしてから成形します。
基礎コースなので円形にした板から縁を立ち上げて成形します。
直径が 13,5㎝と 16.5㎝の丸皿です。黒マット釉と黄瀬戸釉です。


 


タタラづくりもよく使う手法です。同寸同型のものがいくつも作れます。
タタラづくりでは、型に嵌め込んだり、かぶせたりして作ることが多い。
中級コースのカリキュラムでは、楕円の型に押し込んでカレー皿を作ります。

次の作品は仕事の関係で二ヶ月ほど休んでた男生徒の橋本さんの作。
復帰して手慣らしに手びねりの玉づくりでかなり小さめの小鉢を作っていた。
小さな小鉢も漬物や、煮物、和え物、酢の物を入れたり結構使う器ですね。



 

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