皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
まずは、しみ抜き部門を立ち上げ、たくさんのしみぬきの仕事が集まりました。
着物は沢山売れていましたが、札幌では、しみ抜き業者が絶対数足りない状態でした。
毎日必死でしみ抜き作業を続けていました。昭和59年に入り店舗及び作業場の建て替えの話が出てきました。
建築業者の選定や建物の設計と金融機関との交渉と両親は大忙しでした。
店舗作業場の建て替えまでの間、ドライ機が無いため丸洗い(ドライクリーニング)の下洗いを
出入りのクリニング業者に頼んでいましたが段々と限界を感じ始めました。
当時ドライクリーニングも試行錯誤の段階でしたし、資材も現代ほど性能は高くありませんでした。
ある資材商が高名なクリーニング店の洗い方をしていました。
ドライクリーニングの洗浄力の強化の為の洗い方(高ソープ濃度と高水分と溶剤を弱アルカリ性にする)と
乾燥スペースの問題から乾燥機の使用していたの為着物の型崩れが発生しました。
型崩れとは裏の八掛(裾回し)が縮みバランスが崩れ(この状態を袋になると言います)
八掛が縮む 表地袋(だぶ)状態 悪い
表地が袋(表だぶ)袋状態 悪い
八掛が伸びる(裏だぶ)
表地が縮む
表地縮みなし (理想 )
八掛縮みなし (理想)
袋の状態(表だぶ)になるとプレス(アイロン仕上げ)もとても難しく
八掛が完全に伸びず、プレスで治らない場合は、仕立て屋さんの手を煩わせる事になります。
仕立て上がりは表地と八掛は縮の無い状態てす。
保管状態によっては袋になる事もありますが
丸洗いにより袋の状態になった場合は必ず元の状態に復元する必要があります。
この事から型崩れ防止の為にやはり自然乾燥のほうが良い事も再確認しました。
またソープ濃度が高い事でしみ抜き作業をしても残留ソープの為に発生した輪じみがぼかしきれずに
再洗いになりました。この洗い方は一般の洋服の洗いの方法では和服には不向きな事が分かりました。
師匠の所のドライクリーニングしか知らなかっ事と洋服の洗いとの違いが認識出来その後の 自分の
知識と仕事の巾が広がりました。
また修行時代の薬品ややり方に少しずつ限界を感じていました。
特に古い黄変のしみ抜きでした。
ほかのしみ抜きの講習会で学んだ事や高名の先生のしみ抜きの書物や
クリーニング業の諸先輩のアドバイス等も謙虚に耳を傾けました。
いろんな薬品をテストしたり道具を使い方を工夫し少しずつ自分のスタイルを確率していきました。
たくさんの人の技術を学び良い所も悪い所も少しずつ分かってきました。
店舗建て替えまでの期間に和服丸洗いの勉強と洗剤の選定、溶剤管理、前処理(下洗い)、洗浄時間等
研究を行ないました。
着物のお手入れでお困りな場合方は、
厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる
山三 三ツ屋染舗にご連絡下さい善処致します。
〒062-0902
札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号
電話011-811-6926 FAX011-811-7126
メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp
ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp
営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時
休日 日曜 祝日
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