皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
躍りのお師匠さんからの紹介で来店されたお客様です。
訪問着の衿と袖のしみ抜きとスレ直しと裄出しの依頼です。
訪問着袷 掛衿 Before
衿ヤケで変色していた所、自己処理をして、スレが出ています。
訪問着袷 掛衿右側 Before
訪問着袷 掛衿左側 Before
白っぽく見えるところがスレです。
訪問着袷 掛衿右側 Before
真上から見ると白っぽくみえますが、斜めから見ると粉が吹いた様に見えます。
この生地は緞子(どんす)と言い、スレが特に目立ちやすい生地です。
受付時に目立た無くはなりますが、完全には治らない事の了承は取っています。
訪問着袷 掛衿左側 Before
緞子の生地は裏表が有る事と訪問着と為仕立てで天地返しが出来ません、
色掛けによるスレ直ししか修正の選択肢が有りません。
訪問着袷 袖しみ Before
袖にも食べこぼしのしみがあります。
訪問着袷 裄出し前 Before
裄出しは、生地幅から生地の耳と縫い代を引いた分しか出ませんが
訪問着の場合は柄合わせの関係も有ります、今回は5分(2cm位)しか出ませんでした。
訪問着袷 袖 Before
袖付けを解い蒸気アイロンで筋とヘラの後を消します、。
訪問着袷 掛衿右側 スレ スレ直し 色掛け後 after
訪問着袷 掛衿左側 スレ スレ直し 色掛け後 after
真上から見ると綺麗に見えます。
訪問着袷 掛衿右側 スレ スレ直し 色掛け後 after
斜めから見るとやはり艶が違い違和感が有ります。
訪問着袷 掛衿左側 スレ スレ直し 色掛け後 after
斜めから見るとやはり艶が違い違和感が有りる他
ヤケて色が変わっている部分が少し青っぽく見えます。
スレが出ると、苦労して色掛けしても、見る角度により分かってしまうために
スレを出さない様に細心の注意を払います、なぜならスレは治らないからです。
訪問着袷 裄直し後 after
縫ってもらった袖をプレスして完成です。
化繊訪問着 裄出し前 Before
袖付けを解き筋消し前。
化繊訪問着 裄出し前 筋消し プレス後 Before
袖付けを解き筋消し後、家内に縫ってもらいました。
化繊訪 問着 裄出し後 after
こちらも、一杯裄を出しました。
今回はスレを出すと、プロでも完全に治らないので、ご自分での自己処理を十分お気をつけてください。
着物の裄出しとしみ抜きは、
厚生労働大臣認定一級染色補正技能士と
二級和裁技能士のいる
山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。
〒062-0902
札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号
電話011-811-6926 FAX011-811-7126
メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp
ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp
営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時
休日 日曜 祝日
お問い合わせの方は2016年2月1日の「お問い合わせについて」記事をご一読下さい。
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