皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます!!
訪問着単衣の丸洗いを神奈川県からご依頼を受けましたが、検品すると
他店でしみ抜きをしてしみが落ちずにしみ抜きを行った箇所が使用した薬剤の
濯ぎ出しが悪くて経時変化で変色したので、再度しみ抜き後に色掛け
(色修正・染色補正)をして補正しました。
訪問着単衣
うぐいす色の訪問着単衣です。
訪問着単衣掛衿 経時変化による脱色
訪問着単衣掛衿 経時変化による脱色
訪問着単衣上前 経時変化による脱色
訪問着単衣上前 経時変化による脱色
他のしみ抜き店でお手入れをしたのですが、昔ながらのパッキンブラシで処理した為に
しようした石鹸やしみ抜き剤が十分に濯ぎ出せず残留した為に経時変化により脱色して
黄色くなっています。
訪問着単衣掛衿 しみ抜き・色掛け(色修正・染色補正)後
訪問着単衣上前 しみ抜き・色掛け(色修正・染色補正)後
訪問着単衣上前 しみ抜き・色掛け(色修正・染色補正)後
訪問着単衣胸 汗しみによる経時変化による脱色
汗の成分が残留して脱色しています。汗抜きをしていない為です。
訪問着単衣胸 しみ抜き・色掛け(色修正・染色補正)後
訪問着単衣袖 汗しみによる経時変化による脱色
訪問着単衣袖 しみ抜き・色掛け(色修正・染色補正)後
訪問着単衣胸 汗しみによる経時変化による脱色
訪問着単衣胸 しみ抜き・色掛け(色修正・染色補正)後
現在しみ抜き店で主流で使用しているスプレーガンや超音波しみ抜き機が普及し
初めたのは昭和47年頃と聞いた事があります。
廃液の出来る真空バキュームモーターが普及し出したのが平成に入ってからになります。
それ以前にパッキンブラシでしみ抜き技術を習得した方は機械に頼るよりも、
今までに習得したやり方で作業を続ける事に固執て中々新しい技術や機材導入に躊躇しています。
私自身は昭和55年(1980年)から昭和58年(1983年)に修業時代にスプレーガンとタオルで
しみ抜きを習得しましたし、師匠からしみ抜きによる経時変化をなにより嫌っていましたし
自分の仕事に責任を持つ事を自分の仕事の基礎になっています。
平成8年に現在の新型のシルクガンと真空バキュームモーターのしみ抜き台を導入して
自分の技術をバージョンアップした為に薬剤の残留による経時変化を防止しています。
パソコンもOS(オペレーションシステム)が次々とバージョンアップと共にどんどん進化して
います。我々しみ抜き業も機材ややり方薬剤もどんどん進化していかないと時代に取り残されて
消えていく運命をたどります。
訪問着袷 仕上げ後
綺麗に仕上がりました。
着物と洋服のお手入れは
厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる
山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。
〒062-0902
札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号
電話011-811-6926 FAX011-811-7126
営業時間 9:00~18:00
休日 日曜・祝日
メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp
ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp
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