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創業106周年きものお手入れと洋服のメンテナンス店一級染色技能士の仕事事例と日常生活

クリーニング店で落ちない黄変しみと酷い仕上げ 法衣・白御召袷(白衣)黄変しみ しみ抜き・仕上げ(プレス)正絹素材

2025年02月05日 | 着物(しみ抜き)

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

お寺から白御召生地の白衣の丸洗いの依頼があり、掛衿に黄変しみがあり自社工場では

黄変しみが落ちないので、しみ抜きをした欲しいとクリーニング店のご依頼です。

法衣・白御召袷(白衣)

御召無地袷の白衣です。

クリーニング店で何度も丸洗いしている品物です。

法衣・白御召袷(白衣)掛衿 黄変しみ

掛衿に黄変しみがあり、自社工場で丸洗い(ドライクリーニング)を何度しても黄変しみが

落ちないので、ご住職は取れないものだと諦めていたようです。

法衣・白御召袷(白衣)掛衿 アイロンで潰し

掛衿もアイロンでがっちり潰してせんべいの様になっていますしアタリも出ています。

着物の仕上げ(プレス)は仕立て上がりの状態に戻す事で整形する事が目的です。

この仕上りを見ると仕立て上がりの状態を知らずに作業している事が分かります。

たけのこ衿はアタリを出さずにもっとフワッとした感じに仕上げる事が大切です。

法衣・白御召袷(白衣)袖 アイロンによるしわ寄せ

袖に仕上げ(プレス)で付いたしわが付いています。

仕上している作業場が暗いのか、作業者が老眼で見えないのか、はたまた仕上げの仕方が

分かっていないのか、収縮した袖を伸ばしながら整形せずにしわを伸ばすだけでアイロンを

掛けているか理解不能です。

法衣・白御召袷(白衣)掛衿 しみ抜き・潰れ直し後

法衣・白御召袷(白衣)裾 アイロンで出来たしわ

アイロンで作ったしわです。

法衣・白御召袷(白衣)裾 仕上げ後

収縮している身頃を元の状態に補正して伸ばしてプレスすれは綺麗に仕上がりますが、

そのままの状態だアイロンを掛けるとどこかにしわが発生します。

法衣・白御召袷(白衣)仕上げ後

お客様から受け取った状態でしみの取らずに、逆にあちこちにアイロンしわを付けて

納品している状態でしたが、専門店のしみ抜きと仕上げ(プレス)をしてお返ししました。

 

着物のお手入れと洋服のメンテナンスは

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士と

クリーニング師のいる 

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-090

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

営業時間 9:00~18:00

休日 日曜・祝日

メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

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