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創業106周年きものと洋服のお手入れ専門店 一級染色技能士の仕事事例と日常生活

バッグ(A.P.C製)デニム生地からの移染(色移り) しみ抜き 綿素材

2024年08月24日 | バッグ・財布・毛皮

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます!!

リピーターのお客様の仙台在住の娘様が雨の日に新品のデニムを着用していて

バッグ(A.P.C製)にインディゴ染料が移染した為に染料を落とす事が

出来ないかのご相談にいらっしゃいました。

バッグ(A.P.C製)品質表示

<label class="item__tab-label" for="TAB-03">バッグの中に品質表示のタグは付いていませんでしたが、ネット検索すると</label>

<label class="item__tab-label" for="TAB-03">素材 </label>繊維部分 綿 100% 皮革部分 牛革.と思われます

バッグ(A.P.C製)前面

厚手のキャンパス生地が2枚張り合わせいます、間にボール紙が紙芯が入っている

可能性がありますし、革が縫い付けてある為に、ドライクリーニングで処理するにしても

水洗いを行う場合も革から色が出るリスクがありますし、紙芯を使用している

場合、水洗いを行うと、紙芯が溶けて型崩れが起きるリスクがあります。

本来バッグは洗う事を前提に作られていないので、洗濯表示が付いていないと思われます。

洋服などでは、薬剤を使用できますし、しみ抜き機で薬剤をゆすぎ出す事が出来るので

それほど難しくは無いですが、バッグの場合がしみ抜き機が使用出来ない為に使用出来る

薬剤が限られてくる為にお断りした方が良いかかなり迷いました。

バッグ(A.P.C製)後面 デニム染料の移染(色移り)

かなりインディゴ染料が付着しています。

バッグ(A.P.C製)デニム生地からの移染(色移り) しみ抜き後

テストを行い使用薬剤を厳選してしみ抜き作業を行いました。

革の近くが特に移染が酷かったですが、酷い部分が綺麗に除去出来て良かったです。

 

着物と洋服のお手入れは

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる 

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-0902

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

営業時間 9:00~18:00

休日 日曜・祝日

メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

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