思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

素人オーケストラ

2006年11月25日 | Weblog
今日は市が主催する「第9」のオーケストラとの音あわせ。
市民会館の大ホールに夜6時集合、初めてオーケストラのメンバーと一緒に練習した。
見た目にも分かる素人集団、高校生かと思える人もいればかなりお年を召した面々も見える。

皆さん大事そうに楽器をケースから出したりしている。
80名ほどの構成。
合唱する部隊とほぼ同じ人数だ。
ステージは人と楽器でぎゅうぎゅうの塊になる。
音は今ひとつの感じだが、どんな楽器にせよ一応オーケストラのメンバーとして皆と一緒に演奏できるということは、それだけでも楽器を扱えない人とは違う人生の楽しみの一つだ。

合唱との合わせなので、第4楽章のみの演奏だ。
素人とはいえ、第9を演奏できるのだから大したものなのだろう、と感心する。

中にトライアングル担当の人がいる。
たまにチンチンと音を出しているが、あれはあれで楽しいのかなと思う。
一応楽器なんだろうけど、殆ど出番はないがやはりオーケストラの一部の構成として必要不可欠なんだろう。
そういう人生もあるよね。


地方都市の財政破綻

2006年11月25日 | Weblog
人がどこに住むかは自由といえ、現実には今住んでいる場所から別の場所に移り住むのは相当な決心と財政的な裏づけが必要だ。

市が財政破綻して、来年から税金を上げます、福祉予算は大幅に削減します、といわれたら困り果てる。

北海道の旧炭鉱の街がいまそんな事態に直面している。
この街はかつての人口が10分の1に減少しているが、更に減少し老人ばかり残っている様子だ。
移り住む方策もないから更に条件の悪くなる同じ場所で暮らしていかなければならない。

なんか理屈に合わないものを感じる。
政治の貧困だろうか。

わが市も隣の市と比べるといろいろ劣ることが多い。
他人事ではすまなくなる。

播磨へバス旅行

2006年11月25日 | Weblog
朝8時25分、約束の集合場所へ付く頃、
「○○さ~ん、早く早くっ」と手招きしている。
「今、奥さんに電話したとこよっ」
何と気ぜわしい、約束の時間までにちゃんと来てるじゃないか、と思う。
なんと皆が集まっていて私だけをしばらく待っていたらしい。

バスの正面には「古典文学を学ぶ会」と貼り付けてある。
何とも大げさで気恥ずかしい。

行く先は加古川の鶴林寺、高砂神社、尾上神社、古典の古今集に出てくる由緒ある神社仏閣だそうだ。
多分自分から選んでいくことはないだろう。

まあ、楽しい旅行だった。
昼食のとき元教授の講師の夫妻と一緒のテーブルだった。
奥さんも国文学の先生だったことが分かった。
夫が病気で倒れたので退職したと言っていた。
車椅子の夫にいつもニコニコして付き添っていてとても感じがいい。

それでも亭主の行為に時々口をさしはさむ、それが気に入らないのか亭主は怒ったりする。
それを子供を扱うように受け流しているのも好感が持てる。

この旅行グループも男性が少ない。
総勢35名ほどの中に男性は6名ほど、しかも私が多分一番若い。
車椅子の講師の介添え役を仰せ付けられた。
「階段を上り下りするときに、男手で手伝ってあげてください」
ごもっとも、しっかりとお手伝いします。
とはいえ、この講師、リハビリも兼ねてますから自分でやります、と介助を拒否する。それもごもっとも。

更に、「○○さん、カメラお持ちですね、念のため集合写真も撮っておいてもらえます?」
何じゃ、わしゃ事務局じゃないぞ、それもまあいいか、お役に立てるなら。
おばさん事務局は人使いが荒い。

さて、
この講師、旅の最後に謡曲の「高砂」を歌ってくれた。
昔、謡曲を習っていたことがあるそうで見事だった。

帰着予定6時のところ、5時半には帰着した。
これもバス旅行にしては異例。
時間に遅れそうなので予定をひとつカットして帰ったのだ。
何と生真面目な。

おかげで夜の2時間のダンスレッスンには予定通り行くことが出来た。

そうそう、バスの車窓から見る播州の紅葉はとても美しかった。