古典講座でこの時期いつも「桜」にちなんだ歌を紹介してくれる。
講師も西行が好きなのかいつもこの歌を紹介する。
願はくは花の下にて春死なん
そのきさらぎの望月の頃
「樹木葬」なんていうのも流行しているとか。
ところでこの歌の「そのきさらぎの」の「その」とは何を意味しているのか。
「きさらぎの望月の頃」
つまり旧暦2月の15夜の頃とは、仏教の釈迦が生まれた日だと言うことだ。
それを指して「その」と強調していると言うことだ。
その説明を聞いて隣に座っていた「おばあちゃま」が感心している。
そして話しかけてくる。
「吉野の西行庵、見に行かれたことがありますか、私生きました。とんでもない山奥で小さな粗末な庵でしたよ」
「私もこの歌好きなんですが、今日初めて『その』の意味するところが分かりましたよ」
「さすが西行さん、深いわ~」
私もなぜかスッキリしました。
ひとに自慢したくなります。
「お前、そのきさらぎの望月の頃、なんで『その』がつくか知ってるかあ」
と女房に言って説明したけど
「ふん」と言われただけだった。
講師も西行が好きなのかいつもこの歌を紹介する。
願はくは花の下にて春死なん
そのきさらぎの望月の頃
「樹木葬」なんていうのも流行しているとか。
ところでこの歌の「そのきさらぎの」の「その」とは何を意味しているのか。
「きさらぎの望月の頃」
つまり旧暦2月の15夜の頃とは、仏教の釈迦が生まれた日だと言うことだ。
それを指して「その」と強調していると言うことだ。
その説明を聞いて隣に座っていた「おばあちゃま」が感心している。
そして話しかけてくる。
「吉野の西行庵、見に行かれたことがありますか、私生きました。とんでもない山奥で小さな粗末な庵でしたよ」
「私もこの歌好きなんですが、今日初めて『その』の意味するところが分かりましたよ」
「さすが西行さん、深いわ~」
私もなぜかスッキリしました。
ひとに自慢したくなります。
「お前、そのきさらぎの望月の頃、なんで『その』がつくか知ってるかあ」
と女房に言って説明したけど
「ふん」と言われただけだった。