昨日の朝10時前、夏の日差しカンカンのなか歩いていた。
頭のてっぺんが日差しで焼けるように痛い。
帽子をかぶるべきとは思うが、帽子をとった後少ない髪の毛ではあるがくしゃくしゃになることを想えば、やはり帽子無しを選択せざるを得ない。
帽子は似合わないとも思っている。
ビルの日陰を選びながら歩き続ける。
今日の「英会話レッスン」は車の駐車場がないので歩いている。
ドラッグストアの2階の会議室を借りている。
生徒の某おばばがこの辺の土地の地主で、安く会議室の週1度の使用ができている。
そして遭遇した。
自転車に乗った80代と思えるおばあさん。
ピンクに染めた髪と可愛げな帽子、サングラス、黄色とピンクの半そで上着、同じ色のミニスカート、痩せ切った腿、この太ももは直径5センチ程かもと一瞬思った。肉も脂肪も筋肉もほぼゼロ、殆ど骨の上に皮膚が張り付いている、茶色い皮膚の表面に黒紫色の静脈が太く這いまわっている。
まるで棒切れが自転車をこいでいるように見えた。
脚を動かすエネルギーはどこから出るのだろう。
「おおっ、頑張れっ、思い切り君の青春を謳歌しなはれ」
と声をかけてあげたくなった。