残雪に戸惑う
春の入り口は
雪解けの看板の汚れの黒ずみが意識している
我が街の展望
珈琲の煎る匂いの
流れ行く日々は
運の良し悪しも
まろよかな美空で
ひばりが大地を囀る
今朝も梢に止まり
群青の空を
みすずのポエムが珈琲を煎りにコールして来る
四月馬鹿
暁の息吹を吸い込むと
蒲公英の綿毛の芽生える
風の触れ合い
春野によく似合うスニーカー
ホップステップジャンプして走りだす
心は美空に置いた四月馬鹿
新しい日の出会いと出発
可能性を秘めた
四月の暦を捲るとミントの香り
考える人
朝の各駅停車の通勤列車
混み合っています
席を競い座ってみたが
向き合った者は
言葉も探せず
他人同士のぎこち無さ
仕方が無く
通路側に肩肘を付き
目を瞑る
目的地迄
私はポースを作り