アットア-スワン意識する彼岸の入り
春の入り口
陽はこの日を境にし春へと傾いて
名残り雪を見ながらも温かい背の温もりを感じ取る
窓際には娘が届けてくれた
桜の花が勇気を添えて咲いている
今日も新聞テレビは
あの日に戻って行く
切なく遣る瀬無さ
あの日はきっと満潮と引き潮の何時ものリズルが崩れ
隣家の夫婦喧嘩に巻き込まれたような
傷跡の崩壊を見ていると
そんな思いがよぎってきます
再び海は事も無げに水平を保っている
゛海山千里恋ふる春なのにどふして疑問符のさざ波の音゛
流氷が来た春への叫び
潮騒のはしゃぐ音
春の兆しは喜び
大切な海と人々は信じ切っていたのに
どうして、、、?
海には海の切羽詰まった
身内の事情
問題を抱え込んでしまったのか
誰も解からなかった事
海よ海、、、、怒らないでおくれ
゛彼岸きて春の出会いの鎮魂歌日本の国よ心勇めむ゛
自然界この出来事に
はっとして海を見つめ直してみる
゛がんばれ日本゛
゛鴎飛ぶ波打ち際に人々の食べし貝殻跡残す゛
あの日迄の平和な暮らし
砂浜に食べた貝殻が落ちている
゛喜びも悲しみも群青の空がんば日本見上げ呟く゛
不明者達は未だ見つからない
余裕も無いあれからの一週間に
嘘か本当か頬を抓ってみる
予想もしないアクシデント
私は今日も歌います鎮魂歌