急な気温の上昇で染井の吉野さんが散ってゆく。
なんで急に暑くなっちゃうんだよぉ…。
3月中旬の気温の狂いに燕が飛来し、桜が散るとともに躑躅咲いて、歩けば藤の花が7分ほど開花しているところもある。
3月は「去る」と言われるが秒速で過ぎたような3月だった。
そしてボクの目の前で染井の吉野さんが、たくさん散ってゆく。
大きな風がふぁーっと吹くとボクの前で演出してくれるが如く桜吹雪が舞う。
目を丸くして顎をあげ、思わず、わー!と叫けぶ。
こんな桜吹雪を体験したことがないのだ。
ー 桜、さくら、サクラ、sakura… ー
桜の花びらがボクの頭の何かの記憶に触れ何かを甦らそうとしている。
ハラハラ桜吹雪が落ち着き始める頃、目の前に文字がみえてくる。
ー思わずびっくりしたね、今からは八重も楽しみに営業中ー
木札が…!!銀河食堂…現る!?
「おぉ、おぉ、来なすったかい。まぁ座んない。」店主がとびきりの笑顔で案内してくれる。
ボクが来たわけじゃないのに…と呟き案内されるまま椅子に腰掛ける。
古い銀河食堂の店主だ。
「蕗がよ、とれてな。ツナっちいうもので炊いたのさ。揚げも入ってるけんどよ」
ツナと蕗の煮物なの?
「おぉ、アンタ煮物さ、そげに食べきらんやろうと思ってな。ツナで…グッシシシっ」
店主は新メニューを突然思いつき嬉しかったところにボクが現れたという。
へぇ、美味しそう。食べちゃうよ!?とボクは店主の顔をうかがい箸を手にとった。
「美味しかろう!!?」ボクが味の感想を発する前に店主が、もうきいてくる。
うん!ツナが強く主張せず、良い具合!!
うんうんと大きく笑顔で頷く店主は機嫌がとても良く感じ、ボクのあった限りでは最高の笑顔に思える。
その最高の笑顔は、さっき桜吹雪の中から思い出が蘇りそうだったボクの何かに触れた。
その笑顔、その笑顔だよ…桜、さくら、サクラ、sakura…そして咄嗟にでたボクの口から
ーおじいさん…ー
「ん?」驚いた様子の店主の前を風が流れ、再び染井の吉野さんの桜吹雪が舞う、いや乱舞する。
桜吹雪にボクの包まれ飲み込まれてゆく。見事に心地よく飲まれる。
「切な…」店主の小さく小さく呟くより小さい声が聞こえたが桜吹雪に包まれ消されてゆく。
飲み込まれてゆくがボクは店内へいることさえ分からない。
やがて、さぁーっと風が止み桜吹雪は消えてゆく。消えたあたりには桜はない。
…ボク…何してたんだっけ?…
そうそうボクは先日、ミモザ色のイヤリングをした子とお話をしたんだ(ふふっ)
あの子にまた会えるかな?
染井の吉野さんが葉桜になる頃、何かが甦りそうで切なくなるが今年は、なりそうにない♡
ツナ缶かな。
蕗。ふきは、よくとりに出かけたなぁ~
油揚げを入れたふき煮は、よく食べたが、「つな」いいね。
美味しいだろうなぁ~ (食べたい!!
葉桜も目に優しくていいとリードはおもっますぅ~
ツナ缶です^^
蕗って昔は皆よく採ってましたよね♡
スジをスーッと裂くのに手が茶色になりましたぁ☺️
ツナを思いきって入れてみました 笑
出汁の昆布が溜まっていたのも 笑
↑ ごった煮 ですね^^💦
目に優しい…私の小さな脳みそでは考えに至りませんでした(恥)
改めて、葉桜を感じてみよう♪
ありがとうございます🌸^^🌸