夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

日本の後進性・・・超いやあな日本の組織

2019年09月04日 15時45分01秒 | 日記
孫正義という人が日本は既に後進国だとの認識を持てと言っているそうだ。AIに関しての話と理解している。

AIに詳しくないからそこはよく分からないが【組織と集団】に関してなら【間違いなく後進国】である。その後進性とは【陰湿な苛めと諂い】である。

昔、父が入営していた時、同じ班かどうかは聴き忘れたが京都帝大卒の新兵が居たとのこと。その人を兵長だったか上等兵だったか、【事あるごとにいびった】その人はしかし黙々と辛抱していたとのこと。この経験からか父は下士官というものを狡くて意地悪と酷評して毛嫌いしていた。

私は家に伝わる古文書を見ると割と毛並みがいい。育った家庭も教育者や軍人・役人ばかりの家庭で祖父母両親は台北の植民地支配階級の町に居た。長年の内にその雰囲気が染みつき、次にオーラとなって発散される。悪童どもはすぐにそれを嗅ぎつけ【お前は目障りだ】と言葉と態度で示す。断っておくがこの悪童と言うのは家庭が貧しいかそうでないか、とは全く関係がない。鹿児島県薩摩郡の山村に住んだが、現金収入のない超貧窮の子供達が殆どった。真冬でも草履さえない、裸足で登校してくるのだ。だが、家庭の躾け、親の手本はしっかりしていて外来者をいびるような品の無い事はしなかった。

私が苛めにあったのは町の中学校に行ってからだった。親が拗ねものなら息子も拗ねものになる。拗ねものは事あるごとに例えばPTAで屁理屈を長々と述べる・・・居るではないか、その類が、今も、例えば【集落の氏神さんの祠が傷んで雨漏りするから修理しよう】と言うと【公費を宗教に使うのは憲法違反だ】などとぬかす【主義者】が。そのような家庭の息子に苛められた。

大学を出て大手の造船所に入った。私の顔が嫌いだと目の前にやって来て面前で言った奴が二人居た。それも別の部署の者で。『絵が上手なのが気に食わん』と言うのだ。もう一人は『大学院出がいけ好かん』と言った。『おまえは横着だ、お前の失敗を暴いてやるぞ!』と電話口で牛の吠えるような声で怒鳴った現場係長も居た・・・全く憶えのない事で。

要するにウゾームゾーにとっては優秀有能な者が自分たちに囲いに入って来るのが怖い、煩わしいのだ。その無意識の恐怖が態度や言葉に出る。

中手や田舎の会社も経験した。ここにはまた違った苛めがあった。非常に言葉が悪いが【社長や会長】の【キンタマ握って】何の能もないくせに【研究所長】だとか言うのや【おツボネ様】が居る、その類が田舎の零細企業には必ず居る。居て、たまたま入って来る【よそ者】を【陰湿に排除】する。こうしてその企業は発展は無論出来ない・・・有能・優秀な人材を見分ける能力がないから・・・大抵は先細りになってポシャるか底辺を這いまわる。

【おつぼね様】は田舎の私学にも居る。女の意地悪は心理的な塩酸みたいに被害者の心を蝕む。【とりまき】を形成して【面前】ではなく【風の便り】風に視線や聴こえよがしの雑談で【いたたまれなく】する。このような組織も沈滞する。十年一日のごとく・・・。

私は移民受け入れに必ずしも賛成ではないが一方で自己主張の強い異種の血が入ってくるべきだとも思っている。入って来て日本の長所であり短所でもある【おらが村】根性を破壊してくれたらと思う。いつまでも【●●は私らの都、よそ者、自分より優れた者は入れない】と言った【辛気くさく狭まっ苦しく陰険な】組織に縋っていては日本の発展飛躍は望めない。